横浜FCが甲府下し首位キープ!大宮vs岡山ではGK2人負傷交代の珍事発生でJデビューのMF栗本広輝が急造GKに【明治安田J2第6節】

26日、明治安田生命J2リーグ第6節の9試合が各地で行われた。

ここまで4勝1分で首位に立つ横浜FCはヴァンフォーレ甲府とのアウェイ戦に臨んだ。

試合は20分にアウェイチームが先手を取る。敵陣左サイドにドリブルで切り込んだ長谷川がボックス左手前から右足でクロスを供給。中央の小川が頭で合わせ、ゴール左に叩き込んだ。42分にはフェリペ・ヴィゼウがボックス右手前でボールを奪い、バイタルエリアにパスを供給。走り込んだ齊藤が右足ダイレクトでミドルシュートを放つと、見事な軌道でゴール左に決まった。
ここまで押し込まれ続けている甲府。しかし、67分に敵陣左サイド深い位置から須貝がグラウンダーの速いボールを中央へ送ると、ゴール前に走り込んだ長谷川が右足アウトサイドで合わせて1点を返す。

しかし、ホームチームの反撃はここまで。以降は大きなチャンスを作らせなかった横浜FCが逃げ切りに成功。開幕6戦無敗で首位をキープした。NACK5スタジアム大宮で行われた大宮アルディージャvsファジアーノ岡山では非常に珍しいシーンが見られた。

試合は13分に大宮が先制。敵陣左サイド深い位置でボールを奪った柴山のクロスにファーサイドの矢島がダイビングヘッドで合わせ、ゴールに押し込んだ。

今季初勝利に向けて幸先良く先手を取った大宮だったが、後半開始のタイミングで正GKの南が負傷交代。控えGKの上田が代わりにゴールマウスを守ることとなる。しかし、その上田も62分に右ヒザを痛めプレー不可能に。起用できるGKがいなくなってしまい、この試合がJリーグデビュー戦だった栗本が急遽ゴールマウスに立つことになった。

急造GKの栗本の守るゴールにシュートを打たせまいと必死のディフェンスを見せるホームチーム。しかし、後半アディショナルタイムに岡山がついに追いつく。敵陣左サイド浅い位置から小野がふわりとした弾道のアーリークロスを上げると、ボックス内の競り合いからボールがこぼれ、途中出場のステファン・ムークの足元へ。オーストラリア人MFは右足ダイレクトで強烈なシュートを叩き込み、加入後初得点を記録した。

土壇場で追いつかれた大宮は待望の今季初白星を眼前で逃す結果に。一方の岡山はアウェイで貴重な1ポイントを獲得した。

その他、ここまで無敗のベガルタ仙台はホームでFC町田ゼルビアにまさかの0-3で大敗。ジェフユナイテッド千葉をホームに迎えた栃木SCは、後半アディショナルタイムに新加入のカルロス・グティエレスが決勝点を決め、2-1で開幕戦以来の今季2勝目を挙げた。

◆明治安田生命J2リーグ第6節
▽3/23
徳島ヴォルティス 0-0 ブラウブリッツ秋田
大分トリニータ 4-1 FC琉球

▽3/26
いわてグルージャ盛岡 0-0 レノファ山口FC
大宮アルディージャ 1-1 ファジアーノ岡山
ベガルタ仙台 0-3 FC町田ゼルビア
モンテディオ山形 3-3 東京ヴェルディ
水戸ホーリーホック 2-0 ロアッソ熊本
栃木SC 2-1 ジェフユナイテッド千葉
ヴァンフォーレ甲府 1-2 横浜FC
アルビレックス新潟 3-2 ザスパクサツ群馬
V・ファーレン長崎 0-1 ツエーゲン金沢