劣勢ビジャレアルが終盤の3発でユベントス撃破、13大会ぶりベスト8《CL》

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、ユベントスvsビジャレアルが16日に行われ、ビジャレアルが0-3で勝利した。この結果、2戦合計スコアを1-4としたビジャレアルが準々決勝に進出した。

先月22日に行われた1stレグではCLデビューとなるヴラホビッチに電光石火弾が生まれたものの、後半に盛り返したビジャレアルが引き分けとしていた一戦。

ユベントスは1stレグ同様に[3-5-2]で臨み、ヴラホビッチとモラタの2トップで挑んだ。そしてベンチには負傷明けのディバラとキエッリーニが戻った。
一方、ビジャレアルは1stレグのスタメンから両サイドを変更。チュクウェゼと長期離脱となったA・モレノに代えてジェレミ・ピノとトリゲロスを起用した。

積極的な入りを見せたユベントスが好機を生み出す展開で立ち上がっていく。まずは11分、クアドラードの右クロスからモラタがヘディングシュートでゴールに迫れば、20分にはヴラホビッチが枠内シュートで牽制。そして21分にはデ・シリオの左クロスからヴラホビッチがバー直撃のシュートを浴びせた。劣勢のビジャレアルは22分、ロ・チェルソのコントロールシュートがわずかに枠を外れるチャンスを創出。

しかし、前半半ば以降もユベントスのペースで試合が進むと、36分にはCKの流れからゴール至近距離のヴラホビッチがヘディングシュート。だが、GKルジのセーブに阻まれた。そして44分には左CKからニアのモラタがヘディングで合わせたシュートもGKルジの正面を突きゴールレスで前半を終えた。

迎えた後半もユベントスが主導権を握ると、58分にラビオがミドルシュートでGKルジを強襲。劣勢のビジャレアルは両サイドを変更。コクランとチュクウェゼを投入した。

その後もユベントスが押し込むも、ビジャレアルが76分にPKを獲得する。ボックス内に侵入したコクランがルガーニに倒されると、VARの末にPK判定となった。

これをジェラール・モレノに決められて失点したユベントスは、ディバラ、ベルナルデスキとアタッカーを投入。しかし85分、ビジャレアルに決定的な2点目が生まれる。右CKからパウ・トーレスが押し込んだ。

そして90分、ダンジュマのシュートをボックス内のデ・リフトがハンドで止めてPKを獲得したビジャレアルは、ダンジュマ自ら決めて3-0で勝利。13大会ぶりに準々決勝に進出した。

一方、ユベントスは3大会連続ベスト16敗退となった。