チェルシー売却にも支障…イギリス政府がアブラモビッチ氏に資産凍結などの制裁
2022.03.10 20:05 Thu
ロシア人の実業家で、チェルシーのオーナーを務めてきたロマン・アブラモビッチ氏の資産が凍結された。
イギリス『BBC』によると、制裁対象となったのはアブラモビッチ氏ら政治的影響力を有するオリガルヒ(ロシアの新興財閥)の7名だという。
ボリス・ジョンソン首相は武力行使を支持する者に「安全な避難所などあり得ない」と厳しいスタンスとともに、ウクライナに連帯を示した。
「本日の制裁はイギリスがウクライナ国民に揺るぎない支援をするための新たなステップ。我々は民間人の殺害や病院の破壊、主権国家である同盟国を不法占拠する者たちを冷酷に追及していく」
一方で、試合開催や給与の支払い、シーズンチケットホルダーの観戦などは政府が新たに発行する特別ライセンスで引き続き可能なようだ。
ただ、クラブはこれから先、チケットの販売やクラブのグッズショップも閉鎖。新たな選手の獲得や所属選手との契約更新もできない。
アブラモビッチ氏は2003年からチェルシーのオーナーに。以降、資金力を生かしてチーム力を高め、19年間で国内外の複数タイトルを手にした。
今月15日までを入札期限とするチェルシーの売却を巡ってはすでに複数の資産家が関心を示すが、その動きにも支障をきたすことになった。
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イギリス政府は10日、ウクライナに軍事侵攻のロシアに対する制裁として、アブラモビッチ氏に資産凍結や渡航禁止措置などを科すと発表した。ボリス・ジョンソン首相は武力行使を支持する者に「安全な避難所などあり得ない」と厳しいスタンスとともに、ウクライナに連帯を示した。
「本日の制裁はイギリスがウクライナ国民に揺るぎない支援をするための新たなステップ。我々は民間人の殺害や病院の破壊、主権国家である同盟国を不法占拠する者たちを冷酷に追及していく」
先月にチェルシーのオーナーから身を引く旨を表明したアブラモビッチ氏だが、クラブ売却は資産の差し押さえにより、保留となったという。
一方で、試合開催や給与の支払い、シーズンチケットホルダーの観戦などは政府が新たに発行する特別ライセンスで引き続き可能なようだ。
ただ、クラブはこれから先、チケットの販売やクラブのグッズショップも閉鎖。新たな選手の獲得や所属選手との契約更新もできない。
アブラモビッチ氏は2003年からチェルシーのオーナーに。以降、資金力を生かしてチーム力を高め、19年間で国内外の複数タイトルを手にした。
今月15日までを入札期限とするチェルシーの売却を巡ってはすでに複数の資産家が関心を示すが、その動きにも支障をきたすことになった。
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