レーティング:リバプール 0-1(AGG:2-1) インテル《CL》
2022.03.09 07:10 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の2ndレグ、リバプールvsインテルが8日にアンフィールドで行われ、アウェイのインテルが0-1で勝利した。しかし、2戦合計2-1としてリバプールが準々決勝進出を果たした。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽リバプール採点

GK
1 アリソン 5.5
失点はノーチャンス。前半のチャルハノールのFKを冷静に阻止するなど、いつも通りの安定した対応を見せた
DF
66 アレクサンダー=アーノルド 6.0
後半序盤は自身の背後を突かれるシーンも目立ったが、試合を通しては攻守に安定したパフォーマンスを見せた
32 マティプ 5.5
クロスバー直撃の惜しいヘディングシュートを放ったが、失点に繋がるパスミス。それ以外では攻守両面で的確な対応を続けた
4 ファン・ダイク 6.0
失点場面ではラウタロへの寄せが少し甘くなったが、的確なカバーリングに配球と質の高いパフォーマンスを披露
ダンフリースへの対応を意識してバランス重視のプレー。攻撃面で見せ場は少なかったが、守備のところではラウタロのシュートをブロックするなどきっちり身体を張った
MF
17 カーティス・ジョーンズ 6.0
交代まで強度の高い守備を継続。マイボール時は要所で相手を剥がすプレーを見せ、局面を打開した
(→ナビ・ケイタ 5.5)
相手の退場によって少しラクな状況での投入。前回対戦と同様に中盤にインテンシティをもたらした
3 ファビーニョ 6.0
前回対戦では悔しい途中交代も、この試合では中盤のフィルター役を完遂。ファン・ダイクらと共に相手のチャンスの芽をうまく摘んだ
6 チアゴ 6.0
負傷明けでいきなり難しい試合に先発出場。前回対戦で苦戦した球際で奮闘しつつ、的確な捌きでボールを落ち着かせた
(→ヘンダーソン 5.5)
試合の状況を冷静に見極めて見事なゲームコントロールで目標達成に貢献
FW
11 サラー 5.5
前回対戦同様にバストーニと拮抗したマッチアップを見せた。ポストを叩いた2度の決定機の内、一つは決め切りたかった
20 ジョタ 5.0
ルイス・ディアスを抑えてスタメン抜擢も攻撃面ではインパクトを残せず。ファーストディフェンダーとして奮闘も、相手守備陣に完封された
(→ルイス・ディアス 5.5)
疲弊気味の相手に対して、幾度か良い仕掛けを見せた
10 マネ 5.5
サラーの決定機を演出するなど、3トップでは最も良い出来だった。守備では持ち味の献身性が生きた
監督
クロップ 5.5
今季CL初黒星と共に公式戦16戦ぶりの敗戦。ジョタの起用は嵌らずも、まずまずの戦いでベスト8進出
▽インテル採点

GK
1 ハンダノビッチ 5.5
難しい対応は少なかったが、無難にビルドアップに絡みつつ勇気のある飛び出しでピンチも阻止
DF
37 シュクリニアル 6.5
3バックの右と中央でソリッドなパフォーマンスを90分間継続。1stレグに続き自身の評価を高める好守を幾度も見せた
6 デ・フライ 6.0
的確なカバーリングと身体を張った守備対応を見せた。前半にふくらはぎを痛めて無念の負傷交代
95 バストーニ 6.5
サラーへの対応という難しい役割をきっちりこなした。攻撃では普段に比べてなかなか高い位置を取れなかった
MF
2 ダンフリース 5.5
勤続疲労の影響か、初戦に比べてなかなか推進力を見せられなかった。それでも、最低限の仕事はこなした
(→ダルミアン 5.5)
精力的にプレーはしたが、攻撃面で見せ場を作れず
22 ビダル 6.5
魂のシュートブロックなど、バレッラの代役として攻守に見事な奮闘を見せた。要所で見せる守備面の潰しは効果的だった
77 ブロゾビッチ 6.5
後半半ばに無念の負傷交代となるまで攻守両面で質と量を兼ね備えた仕事を完遂。戦え、走れるレジスタとして見事なパフォーマンス
(→ガリアルディーニ 5.5)
気迫のこもったプレーを見せるも、クロアチア代表MFの代役は荷が重かった
20 チャルハノール 6.0
奮闘した中盤の中、攻撃面でアクセントを付けた
(→ベシーノ -)
14 ペリシッチ 6.0
先制点の起点に。前回対戦に比べて攻撃の起点とはなれなかったが、攻守両面でハードワークが光った
FW
7 サンチェス 5.5
不運な形で退場となったが、決勝点のアシストに加えて、献身的な守備やボールを引き出す役割で存在感。
10 ラウタロ・マルティネス 6.5
2戦を通して一線級の守備陣に苦戦を強いられたが、一矢報いる今季CL初ゴール。背後への抜け出しの感覚も悪くなかった
(→ホアキン・コレア 5.5)
負傷明けでまだまだコンディションが整わず、決定的な仕事に絡めなかった
監督
S・インザーギ 6.5
無念の敗退も退場がなければ少なくとも追いつく可能性はあった。2試合を通じて勇敢な戦いをみせ、グッドルーザーとして今大会を終える
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
シュクリニアル(インテル)
ビダル、ブロゾビッチの活躍も光ったが、相手の強力攻撃陣を見事に完封したディフェンスリーダーをMOMに選出。機動力、球際の強さに加え、的確な守備対応で再三の好守を見せた。
リバプール 0-1(AGG:2-1) インテル
【インテル】
ラウタロ・マルティネス(後17)
▽リバプール採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 アリソン 5.5
失点はノーチャンス。前半のチャルハノールのFKを冷静に阻止するなど、いつも通りの安定した対応を見せた
DF
66 アレクサンダー=アーノルド 6.0
後半序盤は自身の背後を突かれるシーンも目立ったが、試合を通しては攻守に安定したパフォーマンスを見せた
クロスバー直撃の惜しいヘディングシュートを放ったが、失点に繋がるパスミス。それ以外では攻守両面で的確な対応を続けた
4 ファン・ダイク 6.0
失点場面ではラウタロへの寄せが少し甘くなったが、的確なカバーリングに配球と質の高いパフォーマンスを披露
26 ロバートソン 5.5
ダンフリースへの対応を意識してバランス重視のプレー。攻撃面で見せ場は少なかったが、守備のところではラウタロのシュートをブロックするなどきっちり身体を張った
MF
17 カーティス・ジョーンズ 6.0
交代まで強度の高い守備を継続。マイボール時は要所で相手を剥がすプレーを見せ、局面を打開した
(→ナビ・ケイタ 5.5)
相手の退場によって少しラクな状況での投入。前回対戦と同様に中盤にインテンシティをもたらした
3 ファビーニョ 6.0
前回対戦では悔しい途中交代も、この試合では中盤のフィルター役を完遂。ファン・ダイクらと共に相手のチャンスの芽をうまく摘んだ
6 チアゴ 6.0
負傷明けでいきなり難しい試合に先発出場。前回対戦で苦戦した球際で奮闘しつつ、的確な捌きでボールを落ち着かせた
(→ヘンダーソン 5.5)
試合の状況を冷静に見極めて見事なゲームコントロールで目標達成に貢献
FW
11 サラー 5.5
前回対戦同様にバストーニと拮抗したマッチアップを見せた。ポストを叩いた2度の決定機の内、一つは決め切りたかった
20 ジョタ 5.0
ルイス・ディアスを抑えてスタメン抜擢も攻撃面ではインパクトを残せず。ファーストディフェンダーとして奮闘も、相手守備陣に完封された
(→ルイス・ディアス 5.5)
疲弊気味の相手に対して、幾度か良い仕掛けを見せた
10 マネ 5.5
サラーの決定機を演出するなど、3トップでは最も良い出来だった。守備では持ち味の献身性が生きた
監督
クロップ 5.5
今季CL初黒星と共に公式戦16戦ぶりの敗戦。ジョタの起用は嵌らずも、まずまずの戦いでベスト8進出
▽インテル採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ハンダノビッチ 5.5
難しい対応は少なかったが、無難にビルドアップに絡みつつ勇気のある飛び出しでピンチも阻止
DF
37 シュクリニアル 6.5
3バックの右と中央でソリッドなパフォーマンスを90分間継続。1stレグに続き自身の評価を高める好守を幾度も見せた
6 デ・フライ 6.0
的確なカバーリングと身体を張った守備対応を見せた。前半にふくらはぎを痛めて無念の負傷交代
95 バストーニ 6.5
サラーへの対応という難しい役割をきっちりこなした。攻撃では普段に比べてなかなか高い位置を取れなかった
MF
2 ダンフリース 5.5
勤続疲労の影響か、初戦に比べてなかなか推進力を見せられなかった。それでも、最低限の仕事はこなした
(→ダルミアン 5.5)
精力的にプレーはしたが、攻撃面で見せ場を作れず
22 ビダル 6.5
魂のシュートブロックなど、バレッラの代役として攻守に見事な奮闘を見せた。要所で見せる守備面の潰しは効果的だった
77 ブロゾビッチ 6.5
後半半ばに無念の負傷交代となるまで攻守両面で質と量を兼ね備えた仕事を完遂。戦え、走れるレジスタとして見事なパフォーマンス
(→ガリアルディーニ 5.5)
気迫のこもったプレーを見せるも、クロアチア代表MFの代役は荷が重かった
20 チャルハノール 6.0
奮闘した中盤の中、攻撃面でアクセントを付けた
(→ベシーノ -)
14 ペリシッチ 6.0
先制点の起点に。前回対戦に比べて攻撃の起点とはなれなかったが、攻守両面でハードワークが光った
FW
7 サンチェス 5.5
不運な形で退場となったが、決勝点のアシストに加えて、献身的な守備やボールを引き出す役割で存在感。
10 ラウタロ・マルティネス 6.5
2戦を通して一線級の守備陣に苦戦を強いられたが、一矢報いる今季CL初ゴール。背後への抜け出しの感覚も悪くなかった
(→ホアキン・コレア 5.5)
負傷明けでまだまだコンディションが整わず、決定的な仕事に絡めなかった
監督
S・インザーギ 6.5
無念の敗退も退場がなければ少なくとも追いつく可能性はあった。2試合を通じて勇敢な戦いをみせ、グッドルーザーとして今大会を終える
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
シュクリニアル(インテル)
ビダル、ブロゾビッチの活躍も光ったが、相手の強力攻撃陣を見事に完封したディフェンスリーダーをMOMに選出。機動力、球際の強さに加え、的確な守備対応で再三の好守を見せた。
リバプール 0-1(AGG:2-1) インテル
【インテル】
ラウタロ・マルティネス(後17)
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サッカー界においてなかなか評価がされないのが守備的な選手。勝利に貢献する派手なゴールを決める攻撃的な選手はわかりやすい活躍の指標が存在するが、なかなかディフェンダーは評価が得にくい。 もちろん、これまでのサッカー界で高く評価されたディフェンダーは多々いるが、世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」では3人のみが受賞。元西ドイツ代表DFのフランツ・ベッケンバウアー氏と、元東ドイツ代表DFマティアス・ザマー氏、そして元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏の3人しかいない。 DFとして最後に受賞したのが2006年のカンナバーロ氏だが、ベッケンバウアー氏やザマー氏はリベロのポジションを務めており、中盤でのプレー機会も多かった選手たち。一方で、カンナバーロ氏は、純粋にセンターバックを務めており、DFとして最初の受賞者と言っても良い存在だ。 イタリア代表のキャプテンとしてドイツ・ワールドカップ(W杯)を優勝した功績が認められたカンナバーロ氏。現役時代のキャリアで多くのタイトルを獲得しているが、縁がなかったのがチャンピオンズリーグ(CL)だ。 <span class="paragraph-title">◆記録よりも記憶に残るプレーヤー</span> 現役時代はナポリでキャリアをスタートさせたカンナバーロだが、クラブの財政難により放出。パルマへと移籍する。 このパルマでは、GKジャンルイジ・ブッフォンやDFリリアン・テュラムらと強固な守備陣を形成。“ミラクル・パルマ“とも呼ばれ、カンナバーロも2度のコッパ・イタリア優勝や、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)での優勝を経験した。 中田英寿ともチームメイトとしてプレーした中、セリエAのスクデット獲得には至らずに2002年8月にインテルへと移籍。しかし、インテルでは監督との確執もあり出番が減り、2004年8月にユベントスへと完全移籍する。 すると、パルマ時代の同僚であったブッフォンとテュラムと再びチームメイトに。2004-05シーズンに見事スクデットを獲得する。しかし、このスクデットは2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルといわれた一連の八百長事件の影響で剥奪に。結果、カンナバーロはスクデットも獲得していないこととなった。 チームはセリエBに降格処分となり、カンナバーロはレアル・マドリーへと完全移籍。そこでも本領を発揮すると、難しい中で行われたドイツW杯で優勝。前述のバロンドールも受賞することとなると、FIFA年間最優秀選手賞も受賞した。 マドリーではラ・リーガ連覇を果たすなどしたが、再びユベントスに復帰。その後は、アジアでプレーし引退した。 ビッグクラブに在籍を続けていたカンナバーロだったが、実はタイトル獲得数は多くない。クラブキャリアではわずか7個。そこにW杯が加わり8つと、イメージよりは少ないのではないだろうか。 <span class="paragraph-title">◆縁がないチャンピオンズリーグ優勝</span> そのカンナバーロだが、ことCLとなるとより縁遠くなる。インテル移籍後は毎シーズン出場はしていたが、チームとしての成績は良くなく、最高がベスト4止まりだった。 今でこそ、マドリーやユベントスはタイトルを多く獲得し、マドリーは近年CLを何度も制しているが、ちょうど“銀河系“を形成していたカンナバーロが在籍していた時代は過渡期。2000年から2010年まではラ・リーガも4度の優勝に留まっており、CLも2001-02シーズンを最後に11年間獲れなかった。 最もビッグイヤーに近づいたのは、インテル在籍時の2002-03シーズン。準決勝に駒を進めると、決勝進出を懸けた相手はライバルのミラン。2試合とも引き分けに終わったが、アウェイゴール差で僅かに敗れて敗退した。 その後は、ユベントス時代に2度ベスト8、マドリー時代に2度ベスト16まで勝ち上がっているが、それ以上は進めず。ビッグイヤーを掲げていないどころか、決勝の舞台にすら立ったことがなく、最も意外な選手の1人と言っても良い。 <span class="paragraph-title">◆タイトルは少なくとも才能は抜群</span> 目に見えたタイトルというものにはあまり恵まれていないキャリアのカンナバーロ。そのため、ワールドカップの優勝とバロンドール受賞が輝いて見える。 ただ、ピッチ上で見せるパフォーマンスの評価、そして持ち合わせた才能は世界屈指と言われている。 なんといっても、センターバックとしては身長175cmと小柄。体格に勝るヨーロッパではもちろんのこと、日本で考えても175cmのセンターバックはあまりいないタイプだ。 しかし、持って生まれた強靭な肉体が身長のハンデを埋めることに。まず一対一の守備力が抜きん出ており、相手との競り合いに負けないほか、身長を補う高いジャンプ力を武器としていた。 どんなストライカー相手でも、空中でも地上でも抜かせないという守備力は一級品だが、カンナバーロの真骨頂は守備をする前のパフォーマンスだ。 最も優れているとされたのがポジショニング。相手との競り合いに負けないフィジカルも素晴らしいが、相手よりも優位なポジションを先読みして取ることで、そもそも勝負の前に勝っているのだ。 一対一の勝負もさることながら、簡単にボールを奪い切る能力は抜きん出ている。 そしてもう1つが抜きん出た統率力。センターバックとして周りの選手にコーチングして相手を追い込んだり、優位なポジションを取ったりすることができる。これは、「カテナチオ」と言われるイタリアの堅い守備には欠かせず、ドイツW杯を制した際にもこの点は非常に評価された。チームのパフォーマンスを引っ張り上げる彼の力は、タイトルの数に関係なく、最後まで高く評価され続けた。 日本人と変わらない体格で世界と渡り合ったカンナバーロ。お手本とすべき選手の1人とも言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> <span class="paragraph-title">【動画】相手を封殺!カンナバーロの闘志溢れるユベントス時代のディフェンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJsdGt2Y1FHSiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div id=“cws_ad”><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> 2022.07.13 21:30 Wed4
長友の元同僚グアリン、自殺未遂と現在の生活を明かす「飛び降りれば解放される」
かつてインテルなどで活躍した元コロンビア代表MFフレディ・グアリン氏(38)は現在、リハビリ施設で生活しているのだという。 かつてポルトやインテル、またボカ・ジュニアーズや上海申花などに在籍したグアリン氏。インテル時代は同い年の日本代表DF長友佑都と共にプレーし、コロンビア代表としては、2014年W杯の日本戦にフル出場した経験を持つ。 氏は母国クラブに在籍していた2021年4月、泥酔状態で家族に暴行を加えたとして逮捕。7月にクラブを退団して以降は引退状態となり、翌年にはアルコール依存症を公表した。 ブラジル時代の2020年初頭に待ち受けていた妻との別居により、人生の歯車が狂ってしまった…と打ち明けているなか、このたびコロンビア『Radio Caracol』では、同時期に自殺を図ったことも明らかにしている。 「ファヴェーラ(スラム街)へ行き、避妊具なしにあらゆる女性と関係を持った。丸10日間、酒に酔っている状態だったと言える。リスクを自ら探し、アドレナリン、武器を見つけようと本気だったんだ。自分自身を図るものさしは持ち合わせていなかった」 そんななか、世界はコロナパンデミックへ。 「そして、リオデジャネイロで住んでいたアパートの17階だけが居場所となり、そこ以外の全てから切り離された人生になってしまった。飛び降りれば解放される…とね」 「けっきょく、飛び降りた。幸い、バルコニーには透明な転落防止スクリーンが付いていたことを、その時初めて知ったんだ」 2024年現在、グアリンはコロンビアのリハビリテーションクリニックで生活中。アルコール依存症治療の一環として、馬の世話などをしているという。また、アスリート向けのメンタルヘルスキャンペーンの米国大使に就任することも決定しているそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】懐かしきグアリン砲</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="und" dir="ltr">Fredy Guarín! <br><br> <a href="https://twitter.com/hashtag/OTD?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#OTD</a> in 2012, Guarín joined <a href="https://twitter.com/Inter?ref_src=twsrc%5Etfw">@Inter</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/UEL?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UEL</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/FlashbackFriday?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#FlashbackFriday</a> <a href="https://t.co/O2tgVla9yq">pic.twitter.com/O2tgVla9yq</a></p>— UEFA Europa League (@EuropaLeague) <a href="https://twitter.com/EuropaLeague/status/1223211112038129667?ref_src=twsrc%5Etfw">January 31, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.19 13:35 Tue5