「平和」を試合前に訴えるも…ボトルがGKの頭部直撃で後半ATに強制終了

2022.03.06 20:25 Sun
Getty Images
オランダのエールディビジで、ファンの愚行によって強制終了される事件が起きた。5日、エールディビジ第25節のフィテッセvsスパルタ・ロッテルダムの一戦が行われた。

試合前には、ロシアからの軍事侵攻を受けたウクライナを支援するために両チームの選手たちが平和を願うメッセージを送ってスタートしたが、残念な結末を迎えた。
試合は前半にスパルタ・ロッテルダムが先制してリードしていた中、事件は後半アディショナルタイムに起きた。

スパルタ・ロッテルダムの勝利が近づいた中、後半アディショナルタイムにスパルタ・ロッテルダムのGKマドゥカ・オコエが自陣ゴール脇でボトルととろうとしたところ、ゴール裏からペットボトルが投げ込まれて頭部を直撃。フィテッセサポーターによる愚行で主審は試合を強制的に終了させた。
スパルタ・ロッテルダムは、1971年以来となるフィテッセの本拠地でのエールディビジでの勝利となるところだったが、まさかの事態で阻止された。

この件はオランダサッカー協会(KNVB)が調査することに。このまま0-1でスパルタ・ロッテルダムの勝利にするか、中止された時点からの再試合、または90分間やり直す可能性があるようだ。

オコエはピッチに乱入したファンを追い返すなど、この試合ではプレー以外の面でも活躍していたが、フィテッセファンの反感を買うことになったのだろうか。

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