長沢2発浴びるも大分凱旋のG大阪・片野坂監督は2度追いつきドロー、柏は升掛が鮮烈デビューも2点差守り切れず大逆転負け【ルヴァンカップGS第2節】

2022.03.02 21:55 Wed
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2日、JリーグYBCルヴァンカップ・グループステージ第2節の8試合が各地で行われた。

◆グループA/古巣対戦はドロー決着
打ち合いとなった初戦の”大阪ダービー”を制したC大阪は、鹿島とのアウェイゲームに臨んだ。12分、左タッチライン際からの斜めのパスを北野がボックス左で収めると、マーカーのキム・ミンテを反転してかわし、右足のフィニッシュをゴール右隅に突き刺して早々に先制点を奪取する。

第1節が延期となったためにこの日が初戦となった鹿島は、早めのベンチワークで前線をフレッシュにして反撃を試みるが、最後までネットを揺らすことはできず。C大阪が2連勝を飾っている。
古巣対決となる片野坂監督の手腕に注目が集まった大分vs G大阪の一戦は、こちらも古巣対戦となる長沢のヘディングで11分にCKから大分が先制点を奪う。43分に奥野に同点弾を許したものの、前半のアディショナルタイムに佐藤のハンドで得たPKを長沢が沈めて再びリードを奪った。

G大阪は後半の頭からパトリックらを投入すると、迫力の増した前線が63分にネットを揺らす。山見の浮き球にパトリックが頭で合わせ、再び試合を振り出しに戻した。直後には梅崎にあわやのボレーを浴びるもGK加藤のファインセーブで難を逃れると、互いにカウンターからチャンスを迎えるも新たなゴールを生まれずにタイムアップ。勝ち点1を分け合っている。
鹿島アントラーズ 0-1 セレッソ大阪
大分トリニータ 2-2 ガンバ大阪

◆グループB/緊急投入にも結果で応える
ホームに徳島を迎えた清水はバケンガにPKを落ち着いて沈められ、ビハインドで前半を終えた。だが、62分に怒涛の4枚替えで強引に流れを引き寄せると、敵陣中央でのFKを投入された神谷が直接沈めて70分に試合を振り出しに。試合はそのままタイムアップを迎え、ドローに終わっている。

初戦白星スタートの広島は、東の負傷により、24分からスクランブル出場となった満田が前半終了間際にプロ初得点を挙げる。川村が敵陣中央から左前方へパスを送ると、受けた満田はボックス左に侵入。細かいボールタッチからマーカー2人の間を抜いたシュートで、名手GKランゲラックからゴールを奪った。試合終了間際にも相手GKのコントロールミスをつき、ジュニオール・サントスが追加点を挙げて勝負あり。広島がカップ戦2連勝を飾っている。

清水エスパルス 1-1 徳島ヴォルティス
サンフレッチェ広島 2-0 名古屋グランパス

◆グループC/若手躍動
京都vs鳥栖の一戦は両者ともに若手が結果を残した。17分にカットインから左足を振り抜いた山田楓喜は、37分にも再び見せる。中盤でのパスカットから速攻に転じると、ボックス手前右から切れ込んでの左足でネットを揺らし、プロ初ゴールで京都に先制点をもたらした。

後半に入っても足の止まらない両チームはアグレッシブな姿勢を貫くなか、京都は75分に豊川がゴールを奪ってリードを広げる。鳥栖も狭い局面を崩し、途中出場・小野のスルーパスから同じく途中出場でプロデビュー戦となった荒木駿太がネットを揺らして1点差に。なおも攻勢を強める鳥栖だったが、GK若原の好セーブもあり京都が逃げ切り、カップ戦初勝利を収めている。

柏はプロ初先発となったルーキー升掛が鮮烈なデビューを飾った。裏を取っての一対一を制して19分に初ゴールをマークすると、5分後には鵜木のクロスに頭で合わせて追加点を奪取。柏が2点のリードで前半を終えた。

だが、後半に入ると札幌の攻勢を強め、57分に深井のゴールで1点を返す。さらに、72分からピッチに立った中島大嘉が大暴れ。85分には相手DFと競り合いながらもヘディングでゴールを奪うと、後半のアディショナルタイムにも再び頭でネットを揺らす。敵陣左サイドでFKを得ると、菅のクロスをドンピシャで合わせて逆転に成功。札幌が今季初勝利を手にしている。

京都サンガF.C. 2-1 サガン鳥栖
柏レイソル 2-3 北海道コンサドーレ札幌

◆グループD/互いに辛勝
1994年にJリーグ入りを果たした同期対決は、池田のゴールで43分に湘南が先制。後半立ち上がりにはジャーメインとの接触でGK富井がプレー続行不可能となるなどのアクシデントに見舞われたが、磐田の反撃をシャットアウトし、2連勝を飾っている。

今季まだ公式戦で勝利のない福岡は、22分にパスワークで左サイドを崩して輪湖がクロス。ゴール前に入り込んだ田中達也が落ち着いて流し込み、移籍後初ゴールで先制点を奪取すると、これが決勝点に。今季初勝利を手にしている。

ジュビロ磐田 0-1 湘南ベルマーレ
アビスパ福岡 1-0 FC東京

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