“キング・カズ”加入のJFL鈴鹿、不適切な金銭のやり取りで「Jリーグ百年構想クラブ」の資格を解除条件付きで停止に
2022.02.28 18:52 Mon
Jリーグは28日、鈴鹿ポイントゲッターズに関して、「Jリーグ百年構想クラブ」の資格を解除条件付き資格停止とすると発表した。
鈴鹿はクラブとして声明を発表。塩見氏から金銭を要求されていることを明かし、「5000万円の支払いと代表取締役・吉田雅一の辞任、この2つが実行されない場合、不正を公表する」と要求されているとし、金銭の要求は今回が2度目と明かした。
また、「塩見氏が指摘する不正行為の内容は、複数あり、趣旨が判然としない指摘も多数を占めておりました。弊社としては、塩見氏が指摘するような不正行為は存在しないものと認識しておりましたが、塩見氏からの執拗な金銭要求に畏怖を覚えてしまい、また塩見氏が一方的に事実を捻じ曲げて、あたかも弊社に不正が存在するかのような虚偽の情報を拡散することを恐れ、2500万円を支払い、関係を断ち切るという選択をしてしまいました」と金銭を支払った事実を公表。「その後再度、塩見氏より金銭要求を受けるようになったのは、約3週間前の11月27日です。この金銭要求は本日まで、合計80回以上に渡り行われております。この合計7500万円の金銭要求に関しましては、弁護士と共に所轄の鈴鹿警察署に相談済みであり、鈴鹿市・三重県・JFL等関係各所にも一部情報を共有させていただいております」としていた。
Jリーグは、この件を受けて「Jリーグ百年構想クラブ」資格について決定。「適切ではないと考えられる金銭のやり取りが存在していたことなど、クラブのガバナンス体制に不備があると判断しうる複数の事情が認められた」とし、「Jリーグ百年構想クラブ規程第7条第1項第1号に定める「Jリーグの目的に反する行為」と判断すべきとの結論に至ったため、資格を停止することとした」と発表した。
なお、クラブがガバナンス体制を改善する意思があり、2022年6月のJ3ライセンス申請期限までに入会を認め得る状況に改善する可能性があることを前提に、解除条件を付すとしている。
解除条件は2つ。1つは「ガバナンス体制の改善」、もう1つは「ステークホルダーからの支援継続」となっている。
フットボール面ではカズの加入で大きな注目を集めている中、ピッチ外の問題が大きくなってしまった。
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今シーズンは、横浜FCから先日55歳になった三浦知良を迎えるなどし、大きな注目を集めている鈴鹿。しかし、昨年12月にクラブ内での内部告発が行われていた。ことの発端は、元執行役員である塩見大輔氏が自身のツイッターを通じてクラブを内部告発。八百長を持ちかけられたことなどを赤裸々に綴っていた。また、「塩見氏が指摘する不正行為の内容は、複数あり、趣旨が判然としない指摘も多数を占めておりました。弊社としては、塩見氏が指摘するような不正行為は存在しないものと認識しておりましたが、塩見氏からの執拗な金銭要求に畏怖を覚えてしまい、また塩見氏が一方的に事実を捻じ曲げて、あたかも弊社に不正が存在するかのような虚偽の情報を拡散することを恐れ、2500万円を支払い、関係を断ち切るという選択をしてしまいました」と金銭を支払った事実を公表。「その後再度、塩見氏より金銭要求を受けるようになったのは、約3週間前の11月27日です。この金銭要求は本日まで、合計80回以上に渡り行われております。この合計7500万円の金銭要求に関しましては、弁護士と共に所轄の鈴鹿警察署に相談済みであり、鈴鹿市・三重県・JFL等関係各所にも一部情報を共有させていただいております」としていた。
この件を受けて、鈴鹿が所属するJFLが規律委員会による調査を実施。28日に、懲罰の対象となりうる行為が発覚したと公表。懲罰処分については既に報告し、最終処分決定は日本サッカー協会(JFA)に委ねるとしていた。
Jリーグは、この件を受けて「Jリーグ百年構想クラブ」資格について決定。「適切ではないと考えられる金銭のやり取りが存在していたことなど、クラブのガバナンス体制に不備があると判断しうる複数の事情が認められた」とし、「Jリーグ百年構想クラブ規程第7条第1項第1号に定める「Jリーグの目的に反する行為」と判断すべきとの結論に至ったため、資格を停止することとした」と発表した。
なお、クラブがガバナンス体制を改善する意思があり、2022年6月のJ3ライセンス申請期限までに入会を認め得る状況に改善する可能性があることを前提に、解除条件を付すとしている。
解除条件は2つ。1つは「ガバナンス体制の改善」、もう1つは「ステークホルダーからの支援継続」となっている。
フットボール面ではカズの加入で大きな注目を集めている中、ピッチ外の問題が大きくなってしまった。
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