ロシア人オーナーのチェルシー、「ウクライナの状況は恐ろしく、壊滅的」と声明
2022.02.27 21:04 Sun
チェルシーは27日、クラブとしてロシアのウクライナへの軍事侵攻に対する声明を発表した。
ロシア軍の侵攻は進み、チェルノブイリ原発を掌握するなどしながら首都のキエフへと接近している状況。アメリカや日本、ヨーロッパ諸国は制裁を拡大するなどし、この侵攻を止めようとしている。
チェルシーは27日に声明を発表。「ウクライナの状況は恐ろしく、壊滅的です。チェルシーの考えは、ウクライナの全ての人と共にあります。クラブの全員が、平和を祈っています」とクラブ公式サイトを通じて訴えている。
チェルシーのオーナーは言わずと知れたロマン・アブラモビッチ氏。ロシア人実業家であり、チェルシーをビッグクラブにまで押し上げた張本人でもある。
しかし、以前からロシアのウラジーミル・プーチン大統領と近しい関係が知られていたアブラモビッチ氏は、イギリス政府とロシア政府の関係悪化によって2018年のビザ失効後は再発行が認められず、入国できずに長らくプレミアリーグ観戦をできずにいた。
さらに、ロシアのウクライナ侵攻を受け、世界各国でのロシアに対する様々な形での制裁の可能性が報じられる中、イギリス政府はアブラモビッチ氏に対してイギリス国内での経済活動の禁止やオーナー権のはく奪、資産の差し押さえに動く可能性が報道。クラブを通じて声明を発表し、オーナーではあるものの、経営から身を引くという声明を発表していた。
アブラモビッチ氏は祖国のウクライナ侵攻については触れていなかったが、クラブが改めて態度を示し、ロシアへの反対を訴えることとなった。
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24日早朝、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナへの軍事侵攻を決断。ウクライナ東部に対して軍を派遣したほか、ベラルーシとの国境である北部、そして黒海のあるクリミア半島の南部からも侵攻している。チェルシーは27日に声明を発表。「ウクライナの状況は恐ろしく、壊滅的です。チェルシーの考えは、ウクライナの全ての人と共にあります。クラブの全員が、平和を祈っています」とクラブ公式サイトを通じて訴えている。
チェルシーのオーナーは言わずと知れたロマン・アブラモビッチ氏。ロシア人実業家であり、チェルシーをビッグクラブにまで押し上げた張本人でもある。
2003年にチェルシーを買収したアブラモビッチ氏は、その潤沢な資金を惜しみなくクラブに注ぎ込み、在任期間に5度のプレミアリーグ制覇、2度のチャンピオンズリーグ制覇、5度のFAカップ制覇、3度のEFLカップ制覇を経験していた。
しかし、以前からロシアのウラジーミル・プーチン大統領と近しい関係が知られていたアブラモビッチ氏は、イギリス政府とロシア政府の関係悪化によって2018年のビザ失効後は再発行が認められず、入国できずに長らくプレミアリーグ観戦をできずにいた。
さらに、ロシアのウクライナ侵攻を受け、世界各国でのロシアに対する様々な形での制裁の可能性が報じられる中、イギリス政府はアブラモビッチ氏に対してイギリス国内での経済活動の禁止やオーナー権のはく奪、資産の差し押さえに動く可能性が報道。クラブを通じて声明を発表し、オーナーではあるものの、経営から身を引くという声明を発表していた。
アブラモビッチ氏は祖国のウクライナ侵攻については触れていなかったが、クラブが改めて態度を示し、ロシアへの反対を訴えることとなった。
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