チェルシー、アブラモビッチ氏がクラブの管理・運営を委譲…ロシアのウクライナ侵攻の影響
2022.02.27 06:30 Sun
チェルシーのオーナーであるロシア人実業家のロマン・アブラモビッチ氏が、クラブの管理・運営をチェルシーの慈善団体の理事に委ねることを明かした。
2003年にチェルシーを買収したアブラモビッチ氏は、その潤沢な資金を惜しみなくクラブに注ぎ込み、自身の在任期間に5度のプレミアリーグ制覇、2度のチャンピオンズリーグ制覇、5度のFAカップ制覇、3度のEFLカップ制覇を経験。さらに、今月行われたFIFAクラブ・ワールドカップでは2度目の挑戦でクラブ史上初のトロフィーを獲得していた。
また、フットボールへの情熱に加え、近年は資金は出すが、物言わぬオーナーとしてチ―ムのファンからも愛されていた。
しかし、以前からロシアのウラジーミル・プーチン大統領と近しい関係が知られていた同氏は、イギリス政府とロシア政府の関係悪化によって2018年のビザ失効後は再発行が認められず、長らくプレミアリーグ観戦をできずにいた。
そういった状況を受け、アブラモビッチ氏は翌日にEFLカップ決勝のリバプール戦を控える中、クラブ公式サイトを通じて声明を発表。クラブ経営から身を引くことを明かした。
「チェルシーFCのオーナーとなってから20年間、私は常に自分自身がクラブの管理責任者であり、今日のような成功を収めること、未来を築き上げること、そして私たちのコミュニティーにおいてポジティブな役割を果たすことを念頭に置いてきました」
「これまでの決定はすべてクラブの利益を第一に考えたものです。私はこのような価値観を持ち続けます。だからこそ、今日、チェルシーの慈善団体の理事にチェルシーFCの管理・運営を委ねることを決めました」
「現在、彼らはクラブ、選手、スタッフ、そしてファンの利益を守るために最適な立場にあると信じています」
イギリス『BBC』が伝えるところによれば、現時点でチェルシーは売却対象となっていないが、今後のウクライナ情勢次第では何らかの動きが出てくるかもしれない。
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アブラモビッチ氏は今後もクラブのオーナーであり続けるものの、クラブ経営から身を引くことになる。また、フットボールへの情熱に加え、近年は資金は出すが、物言わぬオーナーとしてチ―ムのファンからも愛されていた。
しかし、以前からロシアのウラジーミル・プーチン大統領と近しい関係が知られていた同氏は、イギリス政府とロシア政府の関係悪化によって2018年のビザ失効後は再発行が認められず、長らくプレミアリーグ観戦をできずにいた。
さらに、ロシアのウクライナ侵攻を受け、世界各国でのロシアに対する様々な形での制裁の可能性が報じられる中、イギリス政府はアブラモビッチ氏に対してイギリス国内での経済活動の禁止やオーナー権のはく奪、資産の差し押さえに動く可能性が取り沙汰されていた。
そういった状況を受け、アブラモビッチ氏は翌日にEFLカップ決勝のリバプール戦を控える中、クラブ公式サイトを通じて声明を発表。クラブ経営から身を引くことを明かした。
「チェルシーFCのオーナーとなってから20年間、私は常に自分自身がクラブの管理責任者であり、今日のような成功を収めること、未来を築き上げること、そして私たちのコミュニティーにおいてポジティブな役割を果たすことを念頭に置いてきました」
「これまでの決定はすべてクラブの利益を第一に考えたものです。私はこのような価値観を持ち続けます。だからこそ、今日、チェルシーの慈善団体の理事にチェルシーFCの管理・運営を委ねることを決めました」
「現在、彼らはクラブ、選手、スタッフ、そしてファンの利益を守るために最適な立場にあると信じています」
イギリス『BBC』が伝えるところによれば、現時点でチェルシーは売却対象となっていないが、今後のウクライナ情勢次第では何らかの動きが出てくるかもしれない。
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