【ブンデス第24節プレビュー】鎌田&長谷部フランクフルトvs首位バイエルン

2022.02.25 18:00 Fri
Getty Images
前節行われた日本人対決ではビーレフェルトがMF奥川の決勝ゴールによりMF遠藤途中出場のウニオン・ベルリンに勝利。シュツットガルトvsボーフムはドローという結果となった。上位争いでは首位バイエルンがグロイター・フュルトに、2位ドルトムントがボルシアMGにそれぞれ完勝し、6ポイント差に変動はなかった。迎える第24節、MF鎌田&DF長谷部の10位フランクフルト(勝ち点31)が首位バイエルン(勝ち点55)と対戦する。

フランクフルトは前節、ケルンにシャットアウト負け、2連敗となった。後半から出場した鎌田は決定的なシーンでの判断ミスを始め、不調に陥っている様子。後半から出場したものの試合終了間際に交代を命じられてしまったが、バイエルン戦で挽回のチャンスを得られるか。前節、大事を取ったDF長谷部は先発予想となっている。

対するバイエルンは前節、後半の4発でグロイター・フュルトに快勝。低調な前半を払拭する後半の見事な戦いぶりだった。ただ、MFミュラーが新型コロナ感染で欠場が決定。代わって負傷明けのMFコマン、コロナ明けのミュージアラらの活躍が求められる。
2位ドルトムント(勝ち点49)は16位アウグスブルク(勝ち点22)とのアウェイ戦に臨む。ドルトムントは前節、ロイスが2ゴール3アシストと大活躍し、ボルシアMGを粉砕。しかし、ベストメンバーで臨んだヨーロッパリーグのレンジャーズ戦は2-2の引き分けに持ち込まれ、敗退が決まった。リーグ戦一本となった中、切り替えてリーグ戦連勝3連勝を狙いたい。

奥川の14位ビーレフェルト(勝ち点25)は3位レバークーゼン(勝ち点41)とのアウェイ戦に臨む。互角の展開で推移した後半序盤に奥川の今季8ゴール目が生まれた前節ウニオン戦。3試合ぶりの勝利に貢献した奥川はオープンな展開を好むレバークーゼン相手に連発となるか。
8試合勝利のない17位シュツットガルト(勝ち点19)は、金曜に5位ホッフェンハイム(勝ち点37)とのアウェイ戦に臨む。長いトンネルから抜け出せずにいるシュツットガルトだが、主将を務めるMF遠藤はチームを勝利に導けるか。前節16試合ぶりにスタメンを外れたDF伊藤は今節もベンチスタート予想となっている。

また、2試合連続ベンチスタートとなったFW浅野の11位ボーフム(勝ち点29)は4位ライプツィヒ(勝ち点37)とのホーム戦を戦うが、スタメン予想。結果を残したい。

最後にMF遠藤とMF原口の9位ウニオン(勝ち点34)は8位マインツ(勝ち点34)との中位対決に挑む。引き続き2選手共にベンチスタート予想となっている。

◆ブンデスリーガ第24節
▽2/25(金)
《26:30》
ホッフェンハイムvsシュツットガルト

▽2/26(土)
《23:30》
フランクフルトvsバイエルン
ボルシアMGvsヴォルフスブルク
ウニオン・ベルリンvsマインツ
レバークーゼンvsビーレフェルト
フライブルクvsヘルタ・ベルリン
《26:30》
グロイター・フュルトvsケルン

▽2/27(日)
《23:30》
ボーフムvsライプツィヒ
《25:30》
アウグスブルクvsドルトムント

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