レーティング:チェルシー 2-0 リール《CL》
2022.02.23 06:54 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の1stレグ、チェルシーvsリールが22日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが2-0で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽チェルシー採点

GK
16 メンディ 6.0
難しい枠内シュートはほぼなかったが、終始危なげない対応を続けた
DF
4 クリステンセン 6.0
自サイドを幾度か突かれる場面はあったが、堅実な守備対応で決定機までは持ち込ませなかった
6 チアゴ・シウバ 7.0
注目のデイビッドを完封。抜群のプレーリードと良好なフィジカルコンディションで再三の好守を披露。繋ぎの局面でも安定感が光った
2 リュディガー 6.0
攻撃面ではいつもほどの貢献はなかったが、守備ではことごとく相手との一対一を制した
28 アスピリクエタ 6.0
試合序盤は高い位置を取って攻撃の起点に。以降はリスク管理を意識しながらソリッドな守備を90分間継続
7 カンテ 7.0
プリシッチのゴールを演出。チアゴ・シウバと共に攻守両面で抜群の存在感を発揮
8 コバチッチ 6.0
チーム全体の動きが重かった中、カンテと共に攻守両面で多くのタスクをこなした。しかし、後半序盤に無念の負傷交代…
(→ロフタス=チーク 5.5)
スクランブル出場で中盤の底を担当。攻守に無難にまとめた
3 マルコス・アロンソ 5.5
試合序盤は良い形で攻撃に絡んだが、以降は攻守両面でなかなかリズムを掴めず。対面のレナト・サンチェス相手に苦戦
(→サール 5.5)
堅実な守備対応で逃げ切りに貢献
FW
22 ツィエク 6.0
先制点をアシスト。以降は要所で攻撃のアクセントとなったが、コバチッチ同様に後半の早い時間帯に負傷交代…
(→サウール 5.5)
すんなりと試合に入って味方と連携しながら中盤できっちり身体を張った
29 ハヴァーツ 6.5
良い試合への入りを見せて自身3度目の決定機で貴重な先制点を記録。以降も高い位置でのボール奪取やカウンターの局面で幾度か良いプレーがあった
10 プリシッチ 6.5
前半は窮屈なプレーを強いられたが、流れを大きく引き寄せるスタンフォード・ブリッジでのCL初ゴールを記録。相手のカウンターを決死のプレスバックで止める見事な守備もあった
(→ヴェルナー 5.5)
決定的な仕事には至らずも、攻守両面で精力的な動きを見せていた
監督
トゥヘル 6.0
2人の負傷者に加えて、全体的に躍動感を出せなかったが、ハーフタイムに中盤の陣形を変えて試合を落ち着けるなど、勝利に導く采配を振るった
▽リール採点

GK
30 レオ・ジャルディン 5.5
グルビッチの不振を受けてCLデビュー。2失点は喫したが、ハヴァーツの決定機を阻止するなど、上々のデビュー戦に
DF
2 チェリク 5.5
序盤は守備の局面で判断ミスが散見されたが、時間の経過と共に球際の勝負を含めてアジャスト。攻撃では比較的高い位置を取ったが、決定機創出までには至らず
6 フォンテ 5.0
相手のスピードを警戒して序盤はラインの押し上げができなかったが、失点後は味方を動かしながら全体をコンパクトに保って要所を締める守備を見せた。2失点目はボトマンとの連携がうまくいかず
4 ボトマン 5.5
ミランやニューカッスルらの関心を集める大器がそのポテンシャルの一端を見せたが、2失点目の対応はもったいなかった
3 ジャロ 5.5
本職センターバックも守備的なゲームプラン採用により左サイドバックでプレー。リスク管理を最優先にし、対人対応では安定感を見せた
(→グズムンドソン 5.5)
味方の負傷を受けての投入となったが、攻撃面でまずまず良さは出せた
MF
18 レナト・サンチェス 6.0
負傷明けを感じさせないキレのあるプレーで停滞する攻撃をけん引。決定的な仕事はできなかったが、最も相手の脅威に
(→ベン・アルファ 5.5)
らしい仕掛けを幾度か見せ、ピンチを救うプロフェッショナルファウルもあった
21 アンドレ 5.0
マイボール時はストレスを感じる場面が多かったが、守備では運動量と献身的なプレーで相手のチャンスの芽を摘んだ
24 オナナ 5.0
本職は守備的MFも195cmの長身とフィジカル能力を買われてトップ下でプレー。ただ、慣れないポジションでなかなか存在感を示せず
(→ブラク・ユルマズ 5.5)
ゴールを期待されての投入となったが、幾度か起点は作ったが、求められた仕事は果たせず
8 ゼカ 5.0
不用意なボールロストやパスミスも目立ったが、守備では90分間ハードワークを続けた
7 バンバ 5.5
持ち味の小回りの利く仕掛けや背後へのランニングで幾度か見せ場を作ったが、決定的な仕事には至らず
FW
9 デイビッド 4.5
オナナの周囲を衛星のような形で自由に動き回って相手の急所を突こうとしたが、持ち味の打開力を発揮できず。試合を通してチアゴ・シウバら老獪な守備陣に止められた
(→シェグロヴァ 5.5)
逃げ切り態勢に入った相手を前になかなか見せ場を作れず
監督
グーヴェネック 5.5
相手の出来もあって拮抗した戦いができたが、個々のクオリティの差を覆すことはできなかった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
カンテ(チェルシー)
チアゴ・シウバの活躍も光ったが、全体的に重さが目立ったチームの中で攻守に躍動感のあるプレーを見せ、流れを引き寄せる2点目のアシストを記録。母国クラブを相手に最も脅威を与えた。
チェルシー 2-0 リール
【チェルシー】
ハヴァーツ(前8)
プリシッチ(後18)
▽チェルシー採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
16 メンディ 6.0
難しい枠内シュートはほぼなかったが、終始危なげない対応を続けた
DF
4 クリステンセン 6.0
自サイドを幾度か突かれる場面はあったが、堅実な守備対応で決定機までは持ち込ませなかった
注目のデイビッドを完封。抜群のプレーリードと良好なフィジカルコンディションで再三の好守を披露。繋ぎの局面でも安定感が光った
2 リュディガー 6.0
攻撃面ではいつもほどの貢献はなかったが、守備ではことごとく相手との一対一を制した
MF
28 アスピリクエタ 6.0
試合序盤は高い位置を取って攻撃の起点に。以降はリスク管理を意識しながらソリッドな守備を90分間継続
7 カンテ 7.0
プリシッチのゴールを演出。チアゴ・シウバと共に攻守両面で抜群の存在感を発揮
8 コバチッチ 6.0
チーム全体の動きが重かった中、カンテと共に攻守両面で多くのタスクをこなした。しかし、後半序盤に無念の負傷交代…
(→ロフタス=チーク 5.5)
スクランブル出場で中盤の底を担当。攻守に無難にまとめた
3 マルコス・アロンソ 5.5
試合序盤は良い形で攻撃に絡んだが、以降は攻守両面でなかなかリズムを掴めず。対面のレナト・サンチェス相手に苦戦
(→サール 5.5)
堅実な守備対応で逃げ切りに貢献
FW
22 ツィエク 6.0
先制点をアシスト。以降は要所で攻撃のアクセントとなったが、コバチッチ同様に後半の早い時間帯に負傷交代…
(→サウール 5.5)
すんなりと試合に入って味方と連携しながら中盤できっちり身体を張った
29 ハヴァーツ 6.5
良い試合への入りを見せて自身3度目の決定機で貴重な先制点を記録。以降も高い位置でのボール奪取やカウンターの局面で幾度か良いプレーがあった
10 プリシッチ 6.5
前半は窮屈なプレーを強いられたが、流れを大きく引き寄せるスタンフォード・ブリッジでのCL初ゴールを記録。相手のカウンターを決死のプレスバックで止める見事な守備もあった
(→ヴェルナー 5.5)
決定的な仕事には至らずも、攻守両面で精力的な動きを見せていた
監督
トゥヘル 6.0
2人の負傷者に加えて、全体的に躍動感を出せなかったが、ハーフタイムに中盤の陣形を変えて試合を落ち着けるなど、勝利に導く采配を振るった
▽リール採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
30 レオ・ジャルディン 5.5
グルビッチの不振を受けてCLデビュー。2失点は喫したが、ハヴァーツの決定機を阻止するなど、上々のデビュー戦に
DF
2 チェリク 5.5
序盤は守備の局面で判断ミスが散見されたが、時間の経過と共に球際の勝負を含めてアジャスト。攻撃では比較的高い位置を取ったが、決定機創出までには至らず
6 フォンテ 5.0
相手のスピードを警戒して序盤はラインの押し上げができなかったが、失点後は味方を動かしながら全体をコンパクトに保って要所を締める守備を見せた。2失点目はボトマンとの連携がうまくいかず
4 ボトマン 5.5
ミランやニューカッスルらの関心を集める大器がそのポテンシャルの一端を見せたが、2失点目の対応はもったいなかった
3 ジャロ 5.5
本職センターバックも守備的なゲームプラン採用により左サイドバックでプレー。リスク管理を最優先にし、対人対応では安定感を見せた
(→グズムンドソン 5.5)
味方の負傷を受けての投入となったが、攻撃面でまずまず良さは出せた
MF
18 レナト・サンチェス 6.0
負傷明けを感じさせないキレのあるプレーで停滞する攻撃をけん引。決定的な仕事はできなかったが、最も相手の脅威に
(→ベン・アルファ 5.5)
らしい仕掛けを幾度か見せ、ピンチを救うプロフェッショナルファウルもあった
21 アンドレ 5.0
マイボール時はストレスを感じる場面が多かったが、守備では運動量と献身的なプレーで相手のチャンスの芽を摘んだ
24 オナナ 5.0
本職は守備的MFも195cmの長身とフィジカル能力を買われてトップ下でプレー。ただ、慣れないポジションでなかなか存在感を示せず
(→ブラク・ユルマズ 5.5)
ゴールを期待されての投入となったが、幾度か起点は作ったが、求められた仕事は果たせず
8 ゼカ 5.0
不用意なボールロストやパスミスも目立ったが、守備では90分間ハードワークを続けた
7 バンバ 5.5
持ち味の小回りの利く仕掛けや背後へのランニングで幾度か見せ場を作ったが、決定的な仕事には至らず
FW
9 デイビッド 4.5
オナナの周囲を衛星のような形で自由に動き回って相手の急所を突こうとしたが、持ち味の打開力を発揮できず。試合を通してチアゴ・シウバら老獪な守備陣に止められた
(→シェグロヴァ 5.5)
逃げ切り態勢に入った相手を前になかなか見せ場を作れず
監督
グーヴェネック 5.5
相手の出来もあって拮抗した戦いができたが、個々のクオリティの差を覆すことはできなかった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
カンテ(チェルシー)
チアゴ・シウバの活躍も光ったが、全体的に重さが目立ったチームの中で攻守に躍動感のあるプレーを見せ、流れを引き寄せる2点目のアシストを記録。母国クラブを相手に最も脅威を与えた。
チェルシー 2-0 リール
【チェルシー】
ハヴァーツ(前8)
プリシッチ(後18)
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トーレス氏、リバプールからチェルシーに移籍した理由を告白「私には時間がなかった」
元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス氏が、かつてリバプールからチェルシーに移籍した理由をイギリス『talkSPORT』のインタビューで説明した。 プロデビューしたアトレティコ・マドリーで名を馳せ、2007年にリバプールに加入したトーレス氏。リバプールには3年半在籍し、公式戦142試合で81ゴールを挙げる活躍を披露した。 しかし、全盛期を過ごしていた中で2011年1月にチェルシーに電撃移籍。トーレス氏はインタビューで当時を振り返り、リバプールで幸せだったこと、移籍せざるを得ない状況にあったことを赤裸々に告白した。 「リバプールで本当に幸せだった。だけどクラブが売却に動いていると知ったら状況はとても困難になる」 「彼らは全ての主力選手を売却した。ハビエル・マスチェラーノにシャビ・アロンソ、ラファエル・ベニテスもそうだ。代わりに若い選手たちを獲得し始めていた」 「彼らは6年から7年かけて勝てるチームを作ろうとしていた。だが私にはそれを待つ余裕なんてなかった。アトレティコというホームから出たのはトロフィーを勝ち取るためだったからね」 「残念なことに、当時のリバプールのオーナーには嘘が多かったから最終的に自分の道を見つける必要があった。それがチェルシーだった。チェルシーは私にトロフィーを獲得するチャンスを与えてくれるクラブだと思ったんだ」 そのチェルシーではチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ、FAカップなど、渇望していたトロフィーを獲得した。しかし、決して大活躍だったとは言い難く、加入から初ゴールまでに903分間も要したことは、華々しいキャリアにおいて誇れるものではなかった。 「順応に時間がかかったのは私のせいかもしれない。本当に素晴らしい時間を過ごしたが、一貫したものではなかった。そうなるとチェルシーのようなビッグクラブでは誰か別の選手がやってきて自分のポジションを奪っていくんだ」 「スター選手がいっぱいの中でシーズン途中の加入だったから適応するのは本当に苦労したよ。もしかしたらリバプールでのようなパートナシップは築けていなかったかもしれない。でもそれは自分のせいだと常に言ってきた。その解決策を見つけるのに十分なキャリアを積んでいたけど出来なかったんだ」 「でも幸せだよ。望んでいたトロフィーを手にすることが出来たし、素晴らしいフットボールをすることが出来たからね」 2020.09.16 18:06 Wed4
アザールが11年ぶりにあの“ボールボーイ”と再会…問題児は現在高級ウォッカブランド経営の大富豪
昨シーズン限りで現役を引退した元ベルギー代表FWエデン・アザールが、11年ぶりにあの“ボールボーイ”と再会した。 リール、チェルシー、ベルギー代表で輝かしいキャリアを築いたアザール。2019年に加入したレアル・マドリーでは自身のコンディション管理の問題などもあり長らく負傷に悩まされた結果、最後まで全盛期の輝きを放てぬまま、昨シーズン限りで退団。その後、新天地でのキャリア続行の選択肢もあったが、昨年10月10日に32歳という若さで現役引退を決断した。 以降はフットボール界とやや距離を置き、新たな挑戦に向けて充電中の元ベルギー代表FWは、約10年前に大きな話題を集めた因縁のボールボーイとの再会を果たすことになった。 当時、チェルシーでプレーしていたアザールは、2013年1月24日に行われたキャピタル・ワン・カップ(現カラバオカップ)準決勝2ndレグのスウォンジー・シティ戦に先発出場。 ホームでの1stレグを0-2で落とし、2ndレグも0-0のまま試合終盤を迎えていたなか、スウォンジーのゴールキックとなった際に事件が発生した。 当時17歳だったボールボーイのチャーリー・モーガンはボールを拾いに行ったものの、時間稼ぎを目的にボールを戻さずにいると、アザールがボールを貰おうと駆け寄る。それでもモーガンがボールを離さずに覆い被さる形になり、これに激高したアザールがボールごとモーガンを蹴った結果、主審は同選手にレッドカードを掲示。結局、3試合の出場停止処分を科された。 それでも、当時アザールは「ボールボーイがドレッシングルームに来て、ちょっと話をした。僕も彼も互いに謝って、それで終わりになった」と、両者の関係が問題ないと説明していた。 そして、その言葉通りに事件から11年の時を経て両者は再会することになった。 アザールは24日、自身の公式X(旧ツイッター)に「引退後の嬉しいことは、昔の友人たちと再会できることだ。この11年間で長い道のりを歩んできた、友よ」というコメントと共に、モーガンとのツーショット写真を投稿した。 なお、アザールの行為が大人げないものだったとはいえ、事件当時は問題児とも指摘されたモーガンだが、現在はウォッカブランド『Au Vodka』を経営するやり手の実業家として知られている。 ホテル経営者で当時スウォンジーの幹部でもあった父親からの資金援助を受け、2016年に友人と立ち上げた事業が大成功し、2023年のイギリス『タイムズ』の報道では5500万ポンド(約103億円)の資産を持つ大富豪と紹介されていた。 <span class="paragraph-title">【写真】11年ぶりにアザールとモーガンが再会</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A nice thing about retirement is catching up with old friends. You have come a long in way in 11 years my friend <a href="https://twitter.com/charliem0rgan?ref_src=twsrc%5Etfw">@charliem0rgan</a> <a href="https://twitter.com/AuVodka?ref_src=twsrc%5Etfw">@auvodka</a> x <a href="https://twitter.com/hazardeden10?ref_src=twsrc%5Etfw">@hazardeden10</a> <a href="https://t.co/bPpp0LEefS">pic.twitter.com/bPpp0LEefS</a></p>— Eden Hazard (@hazardeden10) <a href="https://twitter.com/hazardeden10/status/1750205183898816763?ref_src=twsrc%5Etfw">January 24, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> <span class="paragraph-title">【動画】アザールがボールボーイのモーガンを蹴って一発退場となったシーン</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="sd38KUjmOho";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.01.25 07:00 Thu5