内容拮抗も堅守と勝負強さ発揮の前回王者チェルシーが仏王者リールに先勝!《CL》

2022.02.23 06:53 Wed
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チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の1stレグ、チェルシーvsリールが22日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが2-0で先勝した。

前回大会王者のチェルシーは、ユベントスとの一騎打ちとなったグループHを2位突破した。今月にUAEで行われたFIFAクラブ・ワールドカップを制して悲願の初優勝を達成し、世界王者として凱旋した先週末のリーグ戦ではクリスタル・パレス相手に大苦戦を強いられながらも、ツィエクの劇的ゴールで勝ち切って公式戦5連勝を達成した。

今週末にリバプールとのEFLカップ決勝を控える中、トゥヘル監督はパレス戦から先発3人を変更。サール、ジョルジーニョ、ルカクに代えて負傷明けのアスピリクエタ、マルコス・アロンソ、コバチッチを起用。最前線にハヴァーツ、2シャドーにツィエク、プリシッチを置く[3-4-3]を採用した。
一方、本命不在となったグループGでザルツブルク、セビージャ、ヴォルフスブルクを退けて首位通過を決めたフランス王者のリール。ただ、昨季の主力や指揮官交代によって安定感を欠くリーグ・アンでは連覇はおろかボトムハーフの11位に低迷する苦境が続く。ディフェンディングチャンピオンのホームに乗り込んだこの初戦では、0-0のドローに終わった直近のメス戦から先発3人を変更。グズムンドソン、アンヘル・ゴメス、ブラク・ユルマズに代えてチェリク、オナナ、前節戦列に復帰したばかりのレナト・サンチェスがスタメン復帰した。

アウェイのリールが前からボールを奪いに行くアグレッシブな姿勢を見せたが、それを難なくいなすチェルシーが立ち上がりから決定機を作り出していく。開始4分には右サイド深くに侵攻したアスピリクエタから絶妙な高速クロスが入るが、ゴール前に飛び込んだハヴァーツの左足シュートは枠を外れる。さらに、直後の7分には鮮やかな中央での繋ぎからプリシッチのパスをボックス右で受けたハヴァーツが左足に持ち替えてシュートを枠に飛ばすが、今度はGKレオ・ジャルディンの好守に遭う。
それでも、いきなり2度の決定機に絡んだハヴァーツが3度目のシュートをゴールに結びつけた。8分、左CKの場面でキッカーのツィエクがゴール前に入れた正確なクロスをゴール前にタイミング良く入り込んできたハヴァーツが頭で合わせた。

いきなり地力の差を見せつけられる苦しい入りとなったリールだったが、大きく戦い方を変えることなく前から圧力をかけ続ける。さらに、ボールを奪っては縦に速い攻めでホームチームを押し返していく。10分過ぎには右サイドで違いを生むレナト・サンチェスを起点に幾つか良い形の攻めを仕掛けると、続けて得たセットプレーからゴール前の混戦を生み出し、フィニッシュに繋げる。だが、早い時間帯の同点ゴールには至らず。

以降はコンディションの問題か、チェルシーが直近のパレス戦のように全体的な運動量が上がらず、リールがボールを握って攻め手を窺う意外な展開に。リールのアタッキングサードのプレー精度に救われ、危険な場面こそ少ないものの、立ち上がり以降は相手のミス絡みのカウンターを除いてほとんど攻撃に出られなくなる。

前半半ばから終盤にかけて試合は完全に膠着状態に陥る。リールはバンバとレナト・サンチェスのサイドを入れ替えた他、中盤の立ち位置に修正を施して攻守両面で相手にアジャストするが、チアゴ・シウバを中心に堅牢なチェルシーの守備を崩し切るまでには至らず。内容はほぼイーブンもホームチームの1点リードで後半へと折り返した。

互いにハーフタイムの修正を施して臨んだ後半はチェルシーが勢いを持って試合に入ったが、時間の経過と共に前半同様の膠着状態に陥る。

そういった中、ホームチームに続けてアクシデントが発生。共に足を痛めたコバチッチとツィエクがプレー続行不可能となり、50分にロフタス=チーク、60分にサウールと思わぬ形で2枚の交代カードを切ることになった。

リードこそあるものの、徐々に嫌な流れが漂い始めるスタンフォード・ブリッジだったが、その空気を百戦錬磨のダイナモが見事に払しょくした。63分、ハーフウェライン付近から豪快に縦へ持ち上がったカンテがペナルティアーク付近まで運び、複数のDFを引き付けて左を並走していたプリシッチにラストパス。プリシッチは体勢を崩しながらもチップキック気味の右足シュートをゴール右隅へ流し込み、試合運びを大きくラクにさせる2点目とした。

ここまで粘り強く戦いながらも一瞬の隙から突き放されたアウェイチームは、失点直後の65分にオナナを下げて切り札のブラク・ユルマズをピッチに送り出す。そして、生粋のセンターフォワードの投入でゴール前での迫力を出そうとする。

その後、ゲームを落ち着かせながら逃げ切り態勢に入るチェルシーは殊勲のプリシッチ、マルコス・アロンソに代えてヴェルナー、サールを最後の交代カードとして投入。対するリールは精彩を欠いたデイビッド、負傷明けのレナト・サンチェスを下げてベン・アルファ、シェグロヴァを同時投入した。

試合終盤にかけては何とか点差を縮めたいリールがよりリスクを冒して前に出ていくが、最後まで集中力を切らさないチェルシーの堅守をこじ開けることは叶わず。持ち味の安定した守備と王者の所以たる勝負強さを発揮したチェルシーが、ホームでの初戦を2-0で制した。

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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/CST33L6MLXq/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Natacha Tannous(@natachatannous)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2021.08.09 20:30 Mon
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【ECLリーグフェーズ第1節まとめ】ヘント渡辺剛がECL初ゴールもチェルシーが打ち合い制して白星発進!

3日、2024-25シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のリーグフェーズ第1節の16試合が欧州各地で行われた。 優勝候補筆頭のチェルシーは、ヘントとホーム対戦し4-2で勝利した。ヘントのMF伊藤敦樹、DF渡辺剛はフル出場、GKシュミット・ダニエルはベンチ入りも出場機会はなかった。 直近のブライトン戦から先発を全員変更して試合に臨んだチェルシーは、12分に先制する。デューズバリー=ホールのスルーパスでボックス右深くまで駆け上がったムドリクのダイレクトクロスをファーサイドに走り込んだヴェイガがヘディングシュートで流し込んだ。 先制を許したヘントは35分にチャンス。ダイアゴナルランを見せたアンドリ・グジョンセンが伊藤のパスからボックス右に侵入。右足を振り抜いたが、このシュートは枠の上に外れた。 迎えた後半、チェルシーは開始39秒で追加点を奪う。最終ラインのディザジが供給したロングパスからボックス右まで駆け上がったペドロ・ネトがカバーに戻ったDF渡辺のクリアミスを右足で合わせると、このシュートがニアサイドに突き刺さった。 リードを広げられたヘントだったが、すぐに1点を返す。50分、左CKから二次攻撃、三次攻撃を狙うと、A・グジョンセンの右クロスを渡辺がヘディングで流し込んだ。 1点を返されたチェルシーは63分、ショートコーナーの流れからフェリックスがクロスを入れると、ボックス内の混戦で生まれたルーズボールを走り込んだエンクンクが強烈なダイレクトシュートでゴールに突き刺した。さらに70分には、フェリックスのラストパスのこぼれ球をボックス中央に走り込んだデューズバリー=ホールが流し込み、試合を決定づける4点目を奪った。 その後、90分にガンデルマンのゴールで1点を返されたチェルシーだったが、そのまま4-2でタイムアップ。渡辺のECL初ゴールなどで一矢報いたヘントだったが、打ち合いを制したチェルシーが白星スタートを切っている。 また、昨季準優勝のフィオレンティーナは、ホームでザ・ニュー・セインツと対戦し2-0で勝利。試合は立ち上がりから地力で勝るフィオレンティーナが主導権を握るなか、後半にスコアが動く。65分、右サイドからボックス右まで切り込んだイコネの折り返しをクアメがスルー。後方から走り込んだアドリのシュートは一度ブロックされたが、こぼれ球を再び拾い、ゴール左隅にシュートを流し込んだ。 さらに69分には、右クロスのこぼれ球をペナルティアーク内に走り込んだモレノがダイレクトシュート。これはボックス内のDFデイビスにディフレクトするが、こぼれ球をゴール前のケアンがゴールに流し込んだ。 結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。21本のシュートを放つなど終始ザ・ニュー・セインツを圧倒したフィオレンティーナが白星発進を飾った。 その他、小田裕太郎の所属するハーツはディナモ・ミンスクとアウェイで対戦し2-1で勝利。田中亜土夢の所属するヘルシンキはルガーノとアウェイで対戦し0-3で敗戦。小杉啓太の所属するユールゴーデンはLASKリンツとアウェイで対戦し2-2の引き分けに終わった。 ◆リーグフェーズ第1節 結果 ▽10/3(木) チェルシー 4-2 ヘント 【チェルシー】 レナト・ヴェイガ(前12) ペドロ・ネト(後1) クリストファー・エンクンク(後18) キーナン・デューズバリー=ホール(後25) 【ヘント】 渡辺剛(後5) オムリ・ガンデルマン(後45) ハイデンハイム 2-1 オリンピア・リュブリャナ セルクル・ブルージュ 6-2 ザンクト・ガレン アスタナ 1-0 バチュカ・トポラ ディナモ・ミンスク 1-2 ハーツ FCノアー 2-0 ムラダー レギア・ワルシャワ 1-0 ベティス モルデ 3-0 ラーンFC オモニア・ニコシア 4-0 ヴィキングル・レイキャヴィーク フィオレンティーナ 2-0 ザ・ニュー・セインツ コペンハーゲン 1-2 ヤギエロニア ルガーノ 3-0 ヘルシンキ FCペトロクブ 1-4 パフォス ボラツ 1-1 パナシナイコス LASK 2-2 ユールゴーデン シャムロック・ローバーズ 1-1 アポエル ▽10/2(水) イスタンブールBBSK 1-2 ラピド・ウィーン ヴィトーリア・ギマランイス 3-1 NKツェリェ 2024.10.04 06:21 Fri
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【プレミアリーグ第7節プレビュー】2つの日本人対決に、崖っぷちユナイテッドはアストン・ビラ戦

先週末に行われた第6節は首位マンチェスター・シティが引き分けに終わったことで、連勝のリバプールが首位に浮上。ここにきて上位争いは混戦模様の様相を示している。 インターナショナルマッチウィーク前の第7節はMF鎌田大地とMF遠藤航、DF冨安健洋とDF菅原由勢の直接対決に、MF三笘薫を擁するブライトンとトッテナムという日本人選手所属クラブの戦いに注目が集まる。 クリスタル・パレスは前節、エバートンとの未勝利対決に1-2の逆転負けを喫し、開幕6戦未勝利に。鎌田はセントラルMFでスタメン出場したが、球際での攻防の劣勢や全体的なプレー精度の問題によって持ち味を発揮し切れず。チーム同様にリーグ戦においては厳しい戦いが続く。今節は首位チーム相手のホームゲームで守備的な戦いが見込まれる中、ベンチスタートが濃厚か。起用の際には難敵相手に爪痕を残し、チームの初勝利に貢献したいところだ。 一方、リバプールは前節、ウォルバーハンプトン相手に思わぬ苦戦を強いられたが、DFコナテのプレミア初ゴールにFWサラーのPK弾によって2-1の勝利。2連勝で首位に浮上した。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)のボローニャ戦もサラーの1ゴール1アシストの活躍で2-0の快勝を収め、公式戦連勝を継続している。首位キープを狙うイーグルスとの一戦に向けて死角はないが、遠藤に関しては鎌田同様にベンチスタートが濃厚。過密日程の中でクローザー役として出番を得たいところだ。 王者シティと共に開幕から無敗を継続するアーセナルは前節、レスター・シティ相手に一時2点差を追いつかれるまずい試合運びとなったが、後半アディショナルタイムにオウンゴールとFWハヴァーツの連続ゴールによって4-2の劇的勝利。しぶとく勝ち切ってリーグタイトルレースのメインキャストを演じている。また、CLではパリ・サンジェルマン相手に完成度の差を見せつけて2-0の勝利、欧州の舞台でも今季初勝利を挙げて好調を維持する。降格圏に沈む昇格組をホームで迎え撃つ一戦に向けてはPSG戦で新天地デビューを飾ったMFメリーノに加え、DFティンバーやDFホワイトと共に全体練習に復帰した冨安らの活躍に期待したい。 前節はボーンマスに1-3と完敗し、開幕から1分け5敗の19位と1年ぶりのプレミアリーグで厳しい戦いが続くサウサンプトン。菅原は右のウイングバック、サイドバックで奮闘を見せているが、なかなかチームの結果に繋がらない。この成績不振によってラッセル・マーティン監督の解任が取り沙汰されており、今回の一戦では難敵相手のアウェイゲームとはいえども、何とか勝ち点を持ち帰りたい。 ブライトンは前節、チェルシー相手に新体制初黒星を喫した。元守護神ロベルト・サンチェスの2つのミスを突いて2ゴールは奪ったものの、再三のビルドアップのミスとハイラインの背後を突かれ続けて4失点。今季ワーストに近い内容で惨敗した。今回の対戦相手はチェルシー同様に前線に快足アタッカーを揃え、後方からの繋ぎも得意としている相手だけにヒュルツェラー監督の修正力が試される。また、チェルシー戦で不完全燃焼に終わった三笘にはDFペドロ・ポロやDFロメロというタフな相手とのマッチアップで違いを生む仕事を見せたい。 一方、トッテナムは前節マンチェスター・ユナイテッド相手にFWブレナン・ジョンソンとFWソランケのリーグ連発の活躍などで3-0の快勝。今季のリーグ戦初の連勝を飾った。さらに、10代4選手を抜擢したヨーロッパリーグ(EL)もフェレンツヴァーロシュとのアウェイゲームに2-1の勝利。公式戦5連勝を達成した。ターンオーバーを行ったものの、日程面ではディスアドバンテージを負うが、公式戦5試合連発と絶好調のジョンソンら好調の攻撃陣の力で相手のウィークを突いて勝ち切りたい。 今節の最注目カードはアストン・ビラvsマンチェスター・ユナイテッド。テン・ハグ監督の就任3年目で今夏は積極補強を敢行した中、開幕から低空飛行が続く赤い悪魔にとっては序盤の正念場だ。 ユナイテッドは前節、トッテナムに0-3の惨敗を喫すると、ELのポルト戦も3-3のドロー。MFブルーノ・フェルナンデスが公式戦2試合連続退場となる窮地に見舞われたが、後半最終盤にDFマグワイアがセットプレーで決めた劇的同点ゴールによって辛くも敗戦を回避した。ただ、試合全体を通しては2点リードを引っくり返される失態も演じており、弾みを付ける結果とはならなかった。ブルーノの3試合停止は取り消されたが、MFメイヌーやMFマウントらのコンディションの問題に加え、準備期間が1日少ない状況でのアウェイゲームで底力を示せるか。 アストン・ビラは前節、昇格組イプスウィッチ相手に2-2のドローという痛恨の取りこぼしとなった。ただ、CLでは格上バイエルンとのホームゲームをFWデュランの見事なロングシュートと守護神マルティネスの好守によって勝ち切ってバウンスバックを果たした。現状のフォームを鑑みれば、ユナイテッド相手に圧倒的優位と言えるが、対ユナイテッドは直近のリーグ戦3連敗中と分が悪い。油断することなく不調の相手を叩きのめしたい。 直近のリーグ戦2試合連続ドローとMFロドリの不在も感じる失速傾向にある王者シティ。今節は2連勝中の曲者フルアムとのホームゲームで3試合ぶりの白星を目指す。1-1のドローに終わったニューカッスル戦は決定力を含め微妙な内容に終わったが、4-0で圧勝したCLのスロバン・ブラチスラヴァ戦ではMFフォーデンがようやく本領発揮の構えを見せており、この試合では昨季MVPと好調のFWハーランドの2選手を軸に押し切りたい。 リーグ戦3連勝に加え、直近の公式戦4試合では全試合で3ゴール以上を挙げるなど攻撃が好調のチェルシーは、ノッティンガム・フォレストとホームで対戦。リバプールに今季初黒星を与えた侮れない相手に対しては、FWジャクソンとMFパーマーの好調コンビを軸にソリッドな相手の守備をこじ開けたい。 《プレミアリーグ第7節》 ▽10/5(土) 《20:30》 クリスタル・パレス vs リバプール 《23:00》 アーセナル vs サウサンプトン ブレントフォード vs ウォルバーハンプトン レスター・シティ vs ボーンマス マンチェスター・シティ vs フルアム ウェストハム vs イプスウィッチ 《25:30》 エバートン vs ニューカッスル ▽10/6(日) 《22:00》 アストン・ビラ vs マンチェスター・ユナイテッド チェルシー vs ノッティンガム・フォレスト 《24:30》 ブライトン・ホーヴ・アルビオン vs トッテナム 2024.10.05 12:00 Sat

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