【J1補強分析|FC東京】最注目は指揮官のアルベル監督、充実補強に加えルーキー松木玖生にも期待【評価:A】

2022.02.18 12:15 Fri
©超ワールドサッカー
18日、いよいよ2022シーズンの明治安田生命J1リーグが開幕を迎える。

コロナ禍で変則的だったシーズンが、2年間続いた中、今シーズンも引き続き新型コロナウイルスと戦うシーズンに。さらに、4年に1度のワールドカップが初めて冬に開催。その影響もあり、シーズン全てが前倒しで行われるなど、違った形で変則的なシーズンとなる。

リーグ戦の注目は川崎フロンターレの3連覇が達成されるかどうかに注目が集まる。取り巻く包囲網は年々厳しいものになり、今シーズンは一層警戒される状況。虎視眈々と首を狙うクラブもあり、優勝戦線がどうなるかは予想が難しい。
そんなシーズン開幕を前に、超ワールドサッカー編集部が各クラブの補強動向を整理。各クラブのポイントを分析する。

《補強診断:A》(評価:S〜E)
【IN】
GKヤクブ・スウォビィク(30)←ベガルタ仙台/完全移籍
DF木本恭生(28)←名古屋グランパス/完全移籍
DFエンリケ・トレヴィザン(25)←エストリル(ポルトガル)/完全移籍
DF岡庭愁人(22)←明治大学/新加入
MF平川怜(21)←松本山雅/期限付き移籍満了
MF梶浦勇輝(18)←FC東京ユース/昇格
MF安田虎士朗(18)←FC東京ユース/昇格
MF松木玖生(18)←青森山田高校/新加入
FW山下敬大(25)←サガン鳥栖/完全移籍
FW野澤零温(18)←FC東京ユース/昇格

【OUT】
GK阿部伸行(37)→いわてグルージャ盛岡/完全移籍
GK野澤大志ブランドン(19)→いわてグルージャ盛岡/期限付き移籍延長
DFジョアン・オマリ(33)→未定
DF渡辺剛(25)→コルトレイク(ベルギー)/完全移籍
DF中村拓海(20)→横浜FC/完全移籍
DF大森理生(19)→FC琉球/期限付き移籍
DF木村誠二(20)→モンテディオ山形/期限付き移籍
DF山田将之(27)→大宮アルディージャ/完全移籍
MFアルトゥール・シルバ(26)→カターレ富山/期限付き移籍
MF鈴木喜丈(23)→水戸ホーリーホック/完全移籍
MF宮崎幾笑(24)→ファジアーノ岡山/完全移籍
FW野澤零温(18)→SC相模原/期限付き移籍
FW田川亨介(23)→サンタ・クララ(ポルトガル)/期限付き移籍

4シーズン率いた長谷川健太監督が昨季終盤に退任し、今季からアルベル・プッチ・オルトネダ監督を新たに迎えたFC東京。1番の目玉は監督と言って良いだろう。

バルセロナの下部組織で若手育成を手がけ、久保建英らを見出したアルベル監督は、2020年にアルビレックス新潟で監督に就任。自身初の監督となった。

2シーズン新潟を率い、ポジショナルプレーをチームに植え付けた中、J1に初挑戦。FC東京でもモダンサッカーを植え付け、チームを改革すると強く語っており、どのようにチームを改革していくのかが注目だ。

戦力では、DF渡辺剛(→コルトレイク/ベルギー)、FW田川亨介(→サンタ・クララ/ポルトガル)が海外挑戦のため退団。シーズン終盤にDFラインを支えたDFジョアン・オマリ(→未定)、右サイドバックのDF中村拓海(→横浜FC)らも退団したが、主軸の流出は避けた。

一方で、ベガルタ仙台の守護神であったGKヤクブ・スウォビィク、名古屋グランパスのDF木本恭生(28)、大分トリニータでプレーしたDFエンリケ・トレヴィザン(25)とCBも確保。さらに、サガン鳥栖で結果を残したFW山下敬大(25)も獲得し、抜けた穴をしっかりと埋めている。

また、なんと言っても目玉は青森山田高校で全国制覇、3冠を達成したMF松木玖生。次世代の日本代表を担うことが期待されている松木の加入は大きな話題を呼び、新たなファンの獲得にも貢献。若手育成に長けるアルベル監督の下でどう化けるのか注目だ。

【開幕戦情報】
2022明治安田生命J1リーグ開幕戦
川崎フロンターレ vsFC東京
(等々力陸上競技場)

2022年2月18日(金)
19時キックオフ
DAZNにて独占ライブ配信

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