120分間の激闘制したチェルシーが悲願の初優勝! パウメイラス撃破でブラジル勢相手に9年前の雪辱果たす《クラブ・ワールドカップ》

2022.02.13 04:25 Sun
Getty Images
FIFAクラブ・ワールドカップ2021決勝、チェルシーvsパウメイラスが12日にUAEのムハンマド・ビン・ザーイド・スタジアムで行われ、延長戦までもつれ込んだ激闘を2-1で制したチェルシーが初優勝を果たした。

昨シーズンのヨーロッパ王者のチェルシー(イングランド)は、アジア王者のアル・ヒラル(サウジアラビア)と対戦した準決勝をルカクのゴールによって1-0のスコアで競り勝ち、コリンチャンス(ブラジル)に敗れて準優勝に終わった2012年以来の決勝進出を果たした。

新型コロナウイルス感染から回復した指揮官トゥヘルがベンチに復帰した中、悲願のCWC初制覇を狙った。3日前の準決勝からは先発4人を変更。GKをケパから守護神メンディに戻した他、マルコス・アロンソ、ジョルジーニョ、ツィエクに代わって、ハドソン=オドイ、カンテ、マウントが起用された。
一方、南米王者のパウメイラス(ブラジル)は、アフリカ王者のアル・アハリ(エジプト)と対戦した準決勝をヴェイガ、ドゥドゥのゴールによって2-0の完勝。昨季敗れた因縁の相手にリベンジを果たすと共に、CWC初勝利を収めて決勝へと駒を進めた。

対戦相手同様に大会初優勝を目指すブラジル屈指の名門は4日前の一戦と全く同じスタメンを採用。しかし、対戦相手を意識してか、並びを[4-2-3-1]から[3-4-2-1]に変更した。
互いに試合の入りは積極的に前から圧力をかける展開となったが、時間の経過と共にチェルシーがボールを握り、パウメイラスがカウンターで応戦する形に落ち着く。

守備時に[5-3-2]の形でチアゴ・シウバを除くフィールドプレーヤーをきっちり抑える形の対応を取った南米王者に対して、窮屈なプレーを強いられるチェルシーはなかなか危険なエリアにボールを差し込むことができず、攻撃が停滞。幾度かボックス付近で得たFKからチャンスを窺うが、相手の集中した守備に撥ね返される。

一方、割り切って守備的な戦い方を見せたパウメイラスは、攻撃になかなか人数をかけられないが、要所で良いボールの奪い方ができた際にはホニやドゥドゥが相手のハイラインの背後へ抜け出し、フィニッシュまで持ち込んでいく。

相手の予想外の戦い方、長距離移動からの連戦というコンディション面もあってか、思い通りの戦い方を見せられずにいるチェルシーは、アクシデントにも見舞われる。病み上がりのマウントがプレー続行不可能となり、31分にプリシッチをスクランブル投入した。

その後、前半終盤にかけては攻勢を強めた欧州王者はチアゴ・シウバが強烈なミドルシュートで同胞GKヴェヴェルトンにファインセーブを強いるなど、続けてフィニッシュへ持ち込んだが、前半のうちにゴールをこじ開けることはできなかった。

互いに選手交代なしで臨んだ後半もクローズな展開が続く。だが、準決勝に続きチェルシーの9番が重要な仕事を果たす。55分、左サイド深くで仕掛けたハドソン=オドイが左足で上げたクロスを、ゴール前でDFルアンに競り勝ったルカクが枠の左隅へヘディングシュートを突き刺した。

ルカクの2試合連続ゴールで先制に成功したチェルシーは前に出始めた相手の出ばなを挫こうと、積極的な攻めで牽制。左サイドのハドソン=オドイを起点に際どいシーンを作り出す。

一方、60分にゼ・ラファエウを下げてジャイウソンを投入し、反撃を目指すパウメイラスは徐々に相手陣内でのプレーを増やしていく。すると、64分にはセットプレーの競り合いの場面でチェルシーDFチアゴ・シウバにハンドがあったとの判定でPKを獲得。これをキッカーのヴェイガがきっちり決め、ルカクに続き2試合連続ゴールとした。

1-1のイーブンに戻った試合はパウメイラスが勢いづいて攻め立てるが、チェルシーもプリシッチが際どいシュートを放つなど応戦を見せる。そういった中、75分過ぎにはチェルシーがルカク、ハドソン=オドイと先制点に絡んだ2選手を下げてヴェルナー、サウールを投入。パウメイラスもゴールスコアラーのヴェイガとホニを下げてウェズレイ、アトゥエスタをピッチへ送り込んだ。

後半終盤にかけては再びチェルシーが押し込む形を作り出すが、割り切って堅守速攻を狙うパウメイラスの守備を崩し切ることができず。共に初優勝を懸けた一戦は延長戦へ突入した。

トゥヘル監督は延長戦に入って足が攣っていたクリステンセン、コバチッチに代えてサール、ツィエクを同時投入。この交代でハヴァーツを最前線に置いた[4-2-3-1]に並びを変更した。この変化によってうまく目先を変えることに成功した欧州王者はサイドを起点にボックス内へ侵入する場面を作り出すが、最後のところで集中した南米王者の守備を崩し切れない。

それでも、より延長戦での決着を目指すチェルシーが土壇場で絶好のチャンスを迎える。セットプレーの流れからボックス中央でアスピリクエタが放ったジャンピングボレーがDFルアンの腕付近に直撃。オンフィールドレビューの結果、このプレーがハンドと判断されて117分にPKを獲得。名手ジョルジーニョがベンチに座る中、プレッシャーがかかるPKキッカーを務めたのはハヴァーツ。冷静にGKのタイミングを外して左隅へ決め切った。

その後、決死の猛攻を見せたパウメイラスだが、試合終了間際にはハヴァーツの決定機をファウルで阻止したルアンにレッドカードが掲示され万事休す。

9年前に敗れたコリンチャンスと同じブラジル勢に今度は勝ち切った欧州王者のチェルシーが悲願のクラブ・ワールドカップ初制覇を成し遂げた。

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