ジェコ恩返し弾にサンチェス豪快弾のインテルがローマに完勝! ダービー敗戦払しょくで4強入り《コッパ・イタリア》
2022.02.09 07:06 Wed
コッパ・イタリア準々決勝、インテルvsローマが8日にジュゼッペ・メアッツァで行われ、2-0で勝利したインテルが準決勝進出を決めた。
一方、セリエB勢のレッチェを破って今ラウンドに進出したローマは、先週末に行われたセリエAで下位のジェノア相手に0-0のドローに終わり、公式戦連勝がストップ。対戦相手同様にバウンスバックを図るモウリーニョ率いるチームは先発2人を変更。メイトランド=ナイルズ、クリスタンテに代えてビーニャ、ヴェレトゥを起用した。
トレブルに導いたポルトガル人指揮官の古巣の本拠地凱旋となった一戦だが、開始早々にホームチームがいきなりゴールをこじ開ける。開始2分、サンチェスがヘディングで左サイドのスペースへ落としたボールに抜け出したペリシッチが左足で正確なクロスを入れると、これを良いタイミングでボックス中央に走り込んだジェコが右足のダイレクトボレーで合わせ、リーグ戦での前回対戦に続き古巣への強烈な恩返し弾とした。
幸先よく先制に成功したインテルは動揺が見えるローマに対して畳みかける攻めを見せると、6分にはバレッラがクロスバーを叩くミドルシュートでスタジアムを沸かす。
そして、19分にはビーニャの果敢なルーズボールへのチャレンジからショートカウンターに持ち込み、ボックス中央でエイブラハムのスルーパスに抜け出したザニオーロにビッグチャンス。だが、一度目のシュートはGKハンダノビッチの足を使った巧みなセーブに阻まれると、足元にこぼれた2度目のシュートチャンスはうまくミートできず。
以降はローマが盛り返していくが、カウンターチャンスでのサポートの遅れやパスの精度に難があり、ベテラン2トップも献身的にプレスバックを繰り返すなど、ネガティブトランジションで好対応を続けるインテルの守備を崩し切れない。
前半半ばから終盤にかけて膠着状態に陥った中、前半終了間際にインテルにアクシデント発生。ザニオーロと競り合った際の着地で右足首を強く捻ったバストーニがプレー続行不可能となり、デ・フライが緊急投入された。
インテルの1点リードで折り返した後半。ローマは前半に足を気にしていたイバニェスを下げて、この日が22歳のバースデーのクンブラをハーフタイム明けに投入した。
後半はより攻守両面でアグレッシブさを増したローマが、球際のバトルで互角以上に戦い優勢に試合を進めていく。そして、ボックス付近からヴェレトゥ、ザニオーロと良い形でフィニッシュまで持ち込むが、枠に飛ばすことができない。62分にはセルジオ・オリベイラのミドルシュートがブロゾビッチに当たって大きくコースが変わりゴールへ向かうが、これはGKハンダノビッチが見事な反応ではじき出した。
一方、後半はなかなか決定機を作れないインテルも、守護神のビッグセーブの直後にはバレッラが見事なミドルシュートを枠の右隅へ飛ばすが、今度はGKルイ・パトリシオがビッグセーブで凌いだ。
バレッラのこの試合2本目の見事なミドルシュートはゴールとはならずも、今度はサンチェスの右足が火を噴いた。68分、相手陣内中央でのボール奪取から中央で仕掛けたダルミアンからボールを引き取ったサンチェスがペナルティアーク手前で渾身のミドルシュートを放つと、これがゴール左上隅の完璧なコースに決まり、インテルに貴重な追加点をもたらした。
この2点目によって試合の大勢が決した中、一矢報いたいローマは負傷明けのペッレグリーニやエル・シャーラウィといった攻撃的なカードを切っていく。だが、完全に逃げ切り態勢に入ったインテルの守備に苦戦。試合終了間際にはエイブラハムが右ハムストリングを痛め、アフェナ=ギャンとの交代でピッチを退くアクシデントまで発生した。
一方、危なげなく試合を運ぶインテルは試合終盤に週末のナポリ戦を睨んだ交代策を行いながら、きっちりクリーンシートで試合をクローズした。
そして、リーグ戦に続きモウリーニョ率いるローマに完勝のインテルは、ダービー敗戦を払しょくする白星でコッパ準決勝進出一番乗りを果たし、ナポリ戦に弾みを付けている。
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5回戦でエンポリを延長戦の末に退け、8強入りを果たしたインテル。先週末のセリエAでミランとのダービーに1-2で逆転負けを喫したインザーギ率いるチームは、今週末にナポリとのビッグマッチを控える中、難敵相手に仕切り直しの白星奪取を目指した。ダービーからは先発4人を変更。ダンフリース、デ・フライ、チャルハノール、ラウタロ・マルティネスに代えてダンブロージオ、ダルミアン、ビダル、サンチェスを起用した。トレブルに導いたポルトガル人指揮官の古巣の本拠地凱旋となった一戦だが、開始早々にホームチームがいきなりゴールをこじ開ける。開始2分、サンチェスがヘディングで左サイドのスペースへ落としたボールに抜け出したペリシッチが左足で正確なクロスを入れると、これを良いタイミングでボックス中央に走り込んだジェコが右足のダイレクトボレーで合わせ、リーグ戦での前回対戦に続き古巣への強烈な恩返し弾とした。
幸先よく先制に成功したインテルは動揺が見えるローマに対して畳みかける攻めを見せると、6分にはバレッラがクロスバーを叩くミドルシュートでスタジアムを沸かす。
一方、キックオフから終始劣勢を強いられたローマだが、10分を過ぎた辺りからようやく相手陣内でのプレーを増やしていく。
そして、19分にはビーニャの果敢なルーズボールへのチャレンジからショートカウンターに持ち込み、ボックス中央でエイブラハムのスルーパスに抜け出したザニオーロにビッグチャンス。だが、一度目のシュートはGKハンダノビッチの足を使った巧みなセーブに阻まれると、足元にこぼれた2度目のシュートチャンスはうまくミートできず。
以降はローマが盛り返していくが、カウンターチャンスでのサポートの遅れやパスの精度に難があり、ベテラン2トップも献身的にプレスバックを繰り返すなど、ネガティブトランジションで好対応を続けるインテルの守備を崩し切れない。
前半半ばから終盤にかけて膠着状態に陥った中、前半終了間際にインテルにアクシデント発生。ザニオーロと競り合った際の着地で右足首を強く捻ったバストーニがプレー続行不可能となり、デ・フライが緊急投入された。
インテルの1点リードで折り返した後半。ローマは前半に足を気にしていたイバニェスを下げて、この日が22歳のバースデーのクンブラをハーフタイム明けに投入した。
後半はより攻守両面でアグレッシブさを増したローマが、球際のバトルで互角以上に戦い優勢に試合を進めていく。そして、ボックス付近からヴェレトゥ、ザニオーロと良い形でフィニッシュまで持ち込むが、枠に飛ばすことができない。62分にはセルジオ・オリベイラのミドルシュートがブロゾビッチに当たって大きくコースが変わりゴールへ向かうが、これはGKハンダノビッチが見事な反応ではじき出した。
一方、後半はなかなか決定機を作れないインテルも、守護神のビッグセーブの直後にはバレッラが見事なミドルシュートを枠の右隅へ飛ばすが、今度はGKルイ・パトリシオがビッグセーブで凌いだ。
バレッラのこの試合2本目の見事なミドルシュートはゴールとはならずも、今度はサンチェスの右足が火を噴いた。68分、相手陣内中央でのボール奪取から中央で仕掛けたダルミアンからボールを引き取ったサンチェスがペナルティアーク手前で渾身のミドルシュートを放つと、これがゴール左上隅の完璧なコースに決まり、インテルに貴重な追加点をもたらした。
この2点目によって試合の大勢が決した中、一矢報いたいローマは負傷明けのペッレグリーニやエル・シャーラウィといった攻撃的なカードを切っていく。だが、完全に逃げ切り態勢に入ったインテルの守備に苦戦。試合終了間際にはエイブラハムが右ハムストリングを痛め、アフェナ=ギャンとの交代でピッチを退くアクシデントまで発生した。
一方、危なげなく試合を運ぶインテルは試合終盤に週末のナポリ戦を睨んだ交代策を行いながら、きっちりクリーンシートで試合をクローズした。
そして、リーグ戦に続きモウリーニョ率いるローマに完勝のインテルは、ダービー敗戦を払しょくする白星でコッパ準決勝進出一番乗りを果たし、ナポリ戦に弾みを付けている。
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