アセンシオのスーペル・ゴラッソでマドリーが公式戦3試合ぶりの白星! 両エース不在の中で価値ある勝ち点3《ラ・リーガ》
2022.02.07 07:03 Mon
ラ・リーガ第23節、レアル・マドリーvsグラナダが6日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが1-0で勝利した。
ラ・リーガ優勝争いをけん引する首位のマドリー(勝ち点50)は、ホームで14位のグラナダ(勝ち点24)と対戦した。前節、エルチェ相手にミリトンの劇的同点ゴールによって辛くも勝ち点1を獲得したアンチェロッティ率いるチームだが、今週のミッドウィークに開催されたコパ・デル・レイ準々決勝ではアスレティック・ビルバオに後半アディショナルタイムの失点によって敗戦。近年苦手とする同大会でまたしても敗退を強いられることになった。
公式戦3試合ぶりの勝利でのバウンスバックを図る今回の一戦では負傷のベンゼマ、メンディに加え、胃腸炎のカゼミロとルーカス・バスケス、サスペンションのヴィニシウスと主力5選手が欠場。これを受けてマルセロ、カマヴィンガが代役を担い、前線はアセンシオ、イスコ、ロドリゴのトリデンテとなった。
イスコを“ファルソ・ヌエベ”に配したマドリーは、両サイドバックに高い位置で幅を取らせて内寄りの立ち位置を取るトリデンテがかなり流動的にポジションを入れ替えながら攻撃を展開していく。ただ、開始5分にはハイラインの背後をプエルタスに取られてボックス内まで抜け出されると、決定的なシュートを打たれる。だが、ここはGKクルトワのビッグセーブで事なきを得た。
その後は70%を超えるボール支配率で相手を押し込んでいくマドリー。前線と中盤のコンビネーションプレーを軸に攻撃の糸口を見いだそうとするが、相手の堅い守備を前になかなか良い形でフィニッシュまで持ち込めない。逆に、度々相手が狙う鋭いカウンターに晒されると、ウズニ、カルロス・ネバと相手の左サイドの選手にボックス内で立て続けに決定機を許すが、ここは相手のシュート精度に助けられて失点を免れる。
攻撃面でワンアクセントが必要なマドリーはカマヴィンガを下げてバルベルデをハーフタイム明けに投入。この交代でクロースがアンカーにポジションを移した。
この交代でバルベルデが積極的にボックス内へ侵入する動きを見せるなど、前半に比べて攻撃が活性化されたマドリー。61分にはセットプレーの二次攻撃からアセンシオがゴール右下隅を狙ったシュートを放つが、GKマクシミアーノの好守に阻まれる。
前半のように相手にカウンターチャンスを与えることなく完全に試合をコントロールしているものの、ゴールだけが遠いマドリーは65分に2枚替えを敢行。イスコとロドリゴを諦めてアザールヨビッチをピッチへ送り出した。
この交代によって、さらに攻勢を強めたマドリーは後半半ば過ぎに待望の先制点を奪う。74分、セットプレーの二次攻撃からミリトンのカウンタープレスでボールを奪い返すと、ボックス手前右で一瞬フリーとなったアセンシオが左足を一閃。無回転の低弾道のシュートがゴール左隅の完璧なコースに突き刺さった。
アセンシオのスーペル・ゴラッソで均衡を破ったホームチームは、前に出てきたグラナダの背後を突く形で以降も決定機を創出。先制点に気を良くしたアセンシオが果敢に左足を振ってドブレーテに迫るが、GKマクシミアーノの意地のファインセーブに阻まれて追加点を奪うことはできず。
それでも、マルセロとモドリッチを下げてナチョ、セバージョスの投入できっちり試合をクローズしたマドリーが、ベンゼマとヴィニシウスの両エースを含む多くの主力を欠いた中で公式戦3試合ぶりの白星を奪取。今節勝ち点1に留まった2位セビージャとの勝ち点差を6ポイントに広げた。
ラ・リーガ優勝争いをけん引する首位のマドリー(勝ち点50)は、ホームで14位のグラナダ(勝ち点24)と対戦した。前節、エルチェ相手にミリトンの劇的同点ゴールによって辛くも勝ち点1を獲得したアンチェロッティ率いるチームだが、今週のミッドウィークに開催されたコパ・デル・レイ準々決勝ではアスレティック・ビルバオに後半アディショナルタイムの失点によって敗戦。近年苦手とする同大会でまたしても敗退を強いられることになった。
公式戦3試合ぶりの勝利でのバウンスバックを図る今回の一戦では負傷のベンゼマ、メンディに加え、胃腸炎のカゼミロとルーカス・バスケス、サスペンションのヴィニシウスと主力5選手が欠場。これを受けてマルセロ、カマヴィンガが代役を担い、前線はアセンシオ、イスコ、ロドリゴのトリデンテとなった。
その後は70%を超えるボール支配率で相手を押し込んでいくマドリー。前線と中盤のコンビネーションプレーを軸に攻撃の糸口を見いだそうとするが、相手の堅い守備を前になかなか良い形でフィニッシュまで持ち込めない。逆に、度々相手が狙う鋭いカウンターに晒されると、ウズニ、カルロス・ネバと相手の左サイドの選手にボックス内で立て続けに決定機を許すが、ここは相手のシュート精度に助けられて失点を免れる。
前半終盤の43分にはアセンシオの強烈な左足のミドルシュート、イスコの難しい左足のダイレクトボレーでゴールへ迫ったが、いずれもGKマクシミアーノの正面を突いてしまい、前半のうちにゴールを奪うことはできなかった。
攻撃面でワンアクセントが必要なマドリーはカマヴィンガを下げてバルベルデをハーフタイム明けに投入。この交代でクロースがアンカーにポジションを移した。
この交代でバルベルデが積極的にボックス内へ侵入する動きを見せるなど、前半に比べて攻撃が活性化されたマドリー。61分にはセットプレーの二次攻撃からアセンシオがゴール右下隅を狙ったシュートを放つが、GKマクシミアーノの好守に阻まれる。
前半のように相手にカウンターチャンスを与えることなく完全に試合をコントロールしているものの、ゴールだけが遠いマドリーは65分に2枚替えを敢行。イスコとロドリゴを諦めてアザールヨビッチをピッチへ送り出した。
この交代によって、さらに攻勢を強めたマドリーは後半半ば過ぎに待望の先制点を奪う。74分、セットプレーの二次攻撃からミリトンのカウンタープレスでボールを奪い返すと、ボックス手前右で一瞬フリーとなったアセンシオが左足を一閃。無回転の低弾道のシュートがゴール左隅の完璧なコースに突き刺さった。
アセンシオのスーペル・ゴラッソで均衡を破ったホームチームは、前に出てきたグラナダの背後を突く形で以降も決定機を創出。先制点に気を良くしたアセンシオが果敢に左足を振ってドブレーテに迫るが、GKマクシミアーノの意地のファインセーブに阻まれて追加点を奪うことはできず。
それでも、マルセロとモドリッチを下げてナチョ、セバージョスの投入できっちり試合をクローズしたマドリーが、ベンゼマとヴィニシウスの両エースを含む多くの主力を欠いた中で公式戦3試合ぶりの白星を奪取。今節勝ち点1に留まった2位セビージャとの勝ち点差を6ポイントに広げた。
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