なでしこジャパン、初戦のミャンマー戦で快勝! 猶本光ら3選手が代表初ゴール《AFC女子アジアカップ》

2022.01.21 18:52 Fri
©︎2022 AFC
なでしこジャパンは21日、AFC女子アジアカップのグループC第1節でミャンマー女子代表と対戦し、5-0で勝利した。

2023年のワールドカップ(W杯)アジア予選も兼ねたAFC女子アジアカップ。なでしこジャパンは、昨年10月の池田太監督の就任から、11月のオランダ遠征でアイスランド女子代表、オランダ女子代表とテストマッチを実施。しかし、帰国後は隔離期間を設けられたことから、12月のキャンプが中止となっていた。
インドで行われる今大会に向けて紅白戦などで調整を続けていた中、今月18日に岩渕の新型コロナウイルス感染が判明。アーセナル所属の岩渕はイングランドを出発する72時間以内に行われた検査では陰性だったが、インド到着直後の検査で陽性反応が確認された。

そのため、岩渕はチームへの合流はお預けとなり、このミャンマー戦はベンチ外に。スタメンについては、田中と植木が2トップを組む[4-4-2]の布陣が採用されている。

FIFAランク47位のミャンマーに対し、13位のなでしこジャパン。地力で劣る相手に立ち上がりから攻勢に出て、15分までに10本に迫るシュートを浴びせていく。その中で4分には、長谷川とのワンツーで右サイドを突破した清水のクロスから田中がヘディングシュート。これがクロスバーを叩く惜しいシーンに。
9分には味方とのパス交換で右サイドハーフの長谷川がカットインからシュートへ。安定したシュートシーンを演出していくなでしこジャパンが先制したのは22分のことだった。

自陣右サイドの深い位置からスローインで再開し、GK山下にボールが渡ると、正確なロングキックで右サイドに展開。これに反応した長谷川が深い位置からクロス。飛び込んだ植木がヘディングシュートを突き刺した。植木がこれが代表初ゴールとなった。

その後も攻勢を続ける中、40分過ぎに相手との接触で足首を負傷した林が続行不可能に。担架でピッチを後にし、代わりに猶本が出場した。その直後の42分には、右サイドバックの清水のクロスを長谷川が胸トラップからスムーズなシュートに繋げるが、ここもクロスバーを叩き、前半は1点にとどまった。

それでも後半立ち上がりに追加点が生まれた。47分、敵陣中央でパスを受けた宮澤が縦パスを入れると、ボックス手前の植木がポストプレーに入りワンタッチではたく。これでゴール前に抜け出した長谷川が難なくシュートを流し込んだ。

欲しかった2点目が生まれたなでしこジャパン。さらに53分には、ボックス手前左の位置から猶本が直接FKを叩きこみ3点目。猶本もこれが代表初ゴールとなった。

ハーフタイムで遠藤を下げて長野を投入していたなでしこジャパンは、70分手前にさらに宮澤と植木を下げて成宮と菅澤を投入。するとその直後、右サイドからパスを繋ぎ、ボックス手前の成宮にボールが渡ると、チェックが甘かったこともあり、迷うことなく左足を一閃。これがゴール左に突き刺さり、代表2試合目にして初ゴールを挙げた。

後半アディショナルタイムには、長谷川がダメ押しの5点目を決めて勝負あり。ミャンマーを全く寄せ付けないまま、なでしこジャパンが初戦快勝を収めた。

なでしこジャパン 5-0 ミャンマー女子代表
【日本】
植木理子(前22)
長谷川唯(後2)
猶本光(後8)
成宮唯(後26)
長谷川唯(後47)
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