久保建英が先発復帰のマジョルカ、レバンテに今季初白星献上でリーグ4戦未勝利…《ラ・リーガ》
2022.01.09 00:03 Sun
ラ・リーガ第20節、レバンテvsマジョルカが8日にシウダ・デ・バレンシアで行われ、ホームのレバンテが2-0で勝利した。なお、マジョルカのMF久保建英は先発フル出場した。
目下3戦未勝利で降格圏が徐々に近づいている15位のマジョルカ(勝ち点20)は、前半戦唯一未勝利となった最下位レバンテ(勝ち点8)との下位対決で2022年のリーグ戦初勝利を目指した。
前節のバルセロナ戦を含め公式戦2試合連続ベンチ外となっていた久保だが、この一戦ではスタメンに復帰して2022年初出場となった。
試合は[5-3-2]の後ろ重心の戦いを見せたホームチームに対して、マジョルカがトップ下に入る久保を起点に押し込んでいく立ち上がりに。4分にはジャブレスが左サイドでのカットインから右足のシュートを放ち、相手GKを脅かす。
以降はボールを保持して攻めるマジョルカ、カウンターからシンプルにサイドバックの背後を狙うレバンテという構図の下で拮抗した展開が続く。
ゴールレスで折り返した試合は、後半も引き続き拮抗した展開が予想されたが、ホームチームがワンチャンスを生かして先制に成功する。47分、中盤でボールを奪ったバルディが早いタイミングで背後を狙うソルダードへ絶妙なスルーパスを供給。これに抜け出したソルダードが冷静にGKとの一対一を制した。
ソルダードに加入後初のリーグ戦ゴールを献上してビハインドを負ったマジョルカはすぐさま反撃を開始。56分にはボックス手前の久保が左足を振っていくが、これは枠を捉え切れない。
この直後にはマフェオ、アントニオ・サンチェスを下げてアマト、オリバンを同時投入すると、この数分後に絶好の同点機が訪れる。65分、相手ボックス内で素早い切り替えを見せたフェル・ニーニョがボールを奪い、ロベル・ピエールに倒されてPKを獲得。だが、キッカーのオリバンが左を狙って蹴ったシュートはGKアイトールのパラドンに阻まれた。
痛恨のPK失敗によってチャンスを逸したマジョルカは、ここから攻撃がややトーンダウン。これを受け、74分にはバッタリア、ジャブレスを下げてホッペとセビージャを同時投入。この交代でホッペ、フェル・ニーニョのツインタワーを前線に並べた[4-4-2]に変更。久保は右サイドにポジションを移した。
すると、81分にはセビージャの高い位置でのパスカットからボックス内でパスを受けたフェル・ニーニョが細かいステップでシュートコースを作り、左足の強烈なシュートをゴールネットに突き刺す。だが、オンフィールドレビューの結果、セビージャのパスカットの場面でのハンドを取られてゴールは取り消しとなった。
以降も勝ち点を持ち帰るため懸命に攻めるマジョルカは、引いた相手に対して久保が個人技で局面の打開を図る。90分には左CKのショートコーナーから久保が利き足とは逆の右足のコントロールシュートでゴールネットを揺らしたが、その直前に主審がオフサイドの笛を吹いたことで同点ゴールとはならず。
その後、6分間が加えられた後半アディショナルタイムにも猛攻を仕掛けたマジョルカだったが、後半ラストプレーとなった97分には自分たちのセットプレーの流れからロングカウンターを浴びると、ホセ・モラレスに見事な個人技からの股抜きシュートでトドメの2点目を奪われて万事休す。
この結果、PK失敗や不運な判定が響いたマジョルカはレバンテに今季初白星を献上し、リーグ戦4試合未勝利となった。
目下3戦未勝利で降格圏が徐々に近づいている15位のマジョルカ(勝ち点20)は、前半戦唯一未勝利となった最下位レバンテ(勝ち点8)との下位対決で2022年のリーグ戦初勝利を目指した。
前節のバルセロナ戦を含め公式戦2試合連続ベンチ外となっていた久保だが、この一戦ではスタメンに復帰して2022年初出場となった。
以降はボールを保持して攻めるマジョルカ、カウンターからシンプルにサイドバックの背後を狙うレバンテという構図の下で拮抗した展開が続く。
その中でマジョルカは左サイドのジャブレスの積極的な仕掛け、最終ラインと中盤の間でボールを引き出す久保のパスを起点に攻め手を窺うが、決定機まではあと一歩という場面が目立つ。一方、レバンテも無失点を維持しつつ、サイドから2トップを狙った際どいクロスなどゴールを奪う姿勢を十分に示した。
ゴールレスで折り返した試合は、後半も引き続き拮抗した展開が予想されたが、ホームチームがワンチャンスを生かして先制に成功する。47分、中盤でボールを奪ったバルディが早いタイミングで背後を狙うソルダードへ絶妙なスルーパスを供給。これに抜け出したソルダードが冷静にGKとの一対一を制した。
ソルダードに加入後初のリーグ戦ゴールを献上してビハインドを負ったマジョルカはすぐさま反撃を開始。56分にはボックス手前の久保が左足を振っていくが、これは枠を捉え切れない。
この直後にはマフェオ、アントニオ・サンチェスを下げてアマト、オリバンを同時投入すると、この数分後に絶好の同点機が訪れる。65分、相手ボックス内で素早い切り替えを見せたフェル・ニーニョがボールを奪い、ロベル・ピエールに倒されてPKを獲得。だが、キッカーのオリバンが左を狙って蹴ったシュートはGKアイトールのパラドンに阻まれた。
痛恨のPK失敗によってチャンスを逸したマジョルカは、ここから攻撃がややトーンダウン。これを受け、74分にはバッタリア、ジャブレスを下げてホッペとセビージャを同時投入。この交代でホッペ、フェル・ニーニョのツインタワーを前線に並べた[4-4-2]に変更。久保は右サイドにポジションを移した。
すると、81分にはセビージャの高い位置でのパスカットからボックス内でパスを受けたフェル・ニーニョが細かいステップでシュートコースを作り、左足の強烈なシュートをゴールネットに突き刺す。だが、オンフィールドレビューの結果、セビージャのパスカットの場面でのハンドを取られてゴールは取り消しとなった。
以降も勝ち点を持ち帰るため懸命に攻めるマジョルカは、引いた相手に対して久保が個人技で局面の打開を図る。90分には左CKのショートコーナーから久保が利き足とは逆の右足のコントロールシュートでゴールネットを揺らしたが、その直前に主審がオフサイドの笛を吹いたことで同点ゴールとはならず。
その後、6分間が加えられた後半アディショナルタイムにも猛攻を仕掛けたマジョルカだったが、後半ラストプレーとなった97分には自分たちのセットプレーの流れからロングカウンターを浴びると、ホセ・モラレスに見事な個人技からの股抜きシュートでトドメの2点目を奪われて万事休す。
この結果、PK失敗や不運な判定が響いたマジョルカはレバンテに今季初白星を献上し、リーグ戦4試合未勝利となった。
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