ベンゼマ&アセンシオ弾でレアルがダービー完勝! 公式戦10連勝と共にアンチェロッティはリーグ戦でアトレティコ初撃破《ラ・リーガ》
2021.12.13 06:59 Mon
ラ・リーガ第17節、レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーによるマドリード・ダービーが、12日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのレアルが2-0で勝利した。
現在、2位以下に8ポイント差を付けて首位を快走するレアル・マドリー(勝ち点39)は前節、難敵レアル・ソシエダを2-0のスコアで撃破。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)のグループ最終節ではインテルとの首位攻防戦を同じく2-0で制して公式戦9連勝でのグループ首位通過を決めた。
そして、絶好調のエルブランコは、久々のサンティアゴ・ベルナベウでの有観客でのダービーで昨季プリメーラ王者相手に10連勝を狙った。アンチェロッティ監督は今季初のダービーに向けインテル戦から先発2人を変更。ヨビッチに代えて負傷明けのエースFWベンゼマ、ロドリゴに代えてアセンシオを起用した。
一方、4位のアトレティコ(勝ち点29)は前節、昇格組マジョルカ相手のホームゲームで痛恨の逆転負け。それでも、ポルト、ミランとの三つ巴の2位争いとなったCLでは敵地でポルトを相手に3-1の会心の勝利を挙げた結果、グループ最下位からの見事な逆転突破。敵地でのダービーに向けて大きな弾みを付けた。
シメオネ監督はラ・リーガで11戦ぶりの勝利を目指す宿敵相手の一戦でポルト戦から先発3人を変更。負傷のヴルサリコに代えてフェリペ、レマルとルイス・スアレスに代えてアンヘル・コレアとマテウス・クーニャを起用し、[3-5-2]から[4-4-2]に変更した。
16分、ハーフウェイライン付近でコケの縦パスをモドリッチが引っかけると、カゼミロ、ベンゼマ、アセンシオと繋いで右サイドのスペースに中央から斜めのランニングで走り込むヴィニシウスにボールが渡る。ヴィニシウスは冷静にDFを引き付けて浮き球のクロスをボックス中央へ送ると、ベンゼマが抑えの利いた見事な右足のダイレクトボレーシュートをゴールネットへ突き刺した。
幸先よく先制に成功したレアルは、より前から圧力をかけ始めたアトレティコのプレスを自慢の中盤を起点にいなしながら、左サイドのヴィニシウスとメンディのコンビが攻撃時に高めの位置を取るマルコス・ジョレンテの背後を意識した攻めで追加点を狙っていく。
一方、勝ち点差を考えれば、勝ち点1ではなく勝ち点3がほしいアトレティコは前半の内に同点に追いつきたいところだが、なかなか良い形でボールを奪えず、得意のカウンターを仕掛けることができず。また、遅い攻撃の場面ではコンパクトな相手の守備を揺さぶり切れず、パスコースを限定されて仕掛けの縦パスをことごとく引っかけられる。
それでも、35分にはスローインの流れからクーニャがボックス手前右の好位置でFKを獲得。キッカーのグリーズマンがオープンサイドのゴール左上隅へ向かう見事な左足のシュートを飛ばすが、これはGKクルトワのビッグセーブに遭う。
以降はレアルが余裕を持ってゲームをコントロールしながら、38分にカゼミロのショートスルーパスに抜け出したヴィニシウスがゴール左角度のないところからのシュートでGKオブラクを脅かすなど、1-0のスコア以上の力の差を見せつける形で前半を終えた。
迎えた後半に両ベンチが動く。ビハインドを負うアトレティコはグリーズマンとカラスコを下げてフェリックスとレマルを投入。この交代で[3-4-2-1]の布陣に変更した。対するレアルはコンディションの問題か、先制点を挙げたベンゼマを下げてヨビッチを投入した。
前半のようにレアルが対応する前に追いつきたいアトレティコは、選手交代と布陣変更によるアドバンテージを生かして攻め立てる。50分、左サイド深くに抜け出したレマルからの折り返しをボックス内のコレアがマイナスに落としてフェリックスが右足ダイレクトシュートを放つ。さらに、その1分後にはフェリックスのラストパスに反応したクーニャがボックス左からシュートを狙うが、いずれもGKクルトワの好守に遭う。
早い時間帯のゴールとはならなかったものの、アトレティコの攻撃の活性化によってここからアウェイチームの時間が続いていくかに思われたが、試合巧者のレアルが後半も先にゴールを奪う。
57分、最後尾のミリトンからのロングフィードをクロースが頭でフリックしたボールが最前線のヨビッチに繋がる。うまくDFコンドグビアと入れ替わったヨビッチは左を並走するヴィニシウスにスルーパスを通すと、数的同数のカウンターの形からカルバハルのニアへの斜めのランニングをオトリに、その背後でドフリーのアセンシオにヴィニシウスのラストパスが出ると、アセンシオはうまく身体を倒しながら得意の左足のダイレクトシュートをゴール左隅へ流し込んだ。
追い上げムードの中で痛恨の2失点目を喫したアトレティコは失点直後の60分にコレアとクーニャを下げて切り札のスアレスとロージを同時投入。さらに、69分には疲れの見えたデ・パウルを下げてエクトル・エレーラを最後のカードとして切り、並びを[4-4-2]の形に戻した。
だが、一連の交代策によって再び攻撃を活性化させることはできず、流れの中ではなかなか決定機まで持ち込めない。その中でレマルの直接FKから相手ゴールを脅かすが、そこにレアルの守護神クルトワが立ちはだかる。
その後も盤石の試合運びを見せるレアルは80分を過ぎてカルバハル、アセンシオ、ヴィニシウスを下げてナチョ、バルベルデ、ロドリゴの投入で完全に試合を締めにかかる。
そして、試合終盤のフェリックスの決定機をGKクルトワのビッグセーブで凌いだレアルは、アウェイチームに一矢報いることも許さずに今季最初のダービーに完勝。公式戦10連勝を達成すると共に、アンチェロッティ監督にとってはラ・リーガでのダービー初勝利となった。
一方、サビッチやホセ・ヒメネスなど最終ラインの負傷者というエクスキューズはあったものの、結果的に完敗となったアトレティコはリーグ戦2連敗で早くも連覇に黄色信号が灯っている。
現在、2位以下に8ポイント差を付けて首位を快走するレアル・マドリー(勝ち点39)は前節、難敵レアル・ソシエダを2-0のスコアで撃破。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)のグループ最終節ではインテルとの首位攻防戦を同じく2-0で制して公式戦9連勝でのグループ首位通過を決めた。
そして、絶好調のエルブランコは、久々のサンティアゴ・ベルナベウでの有観客でのダービーで昨季プリメーラ王者相手に10連勝を狙った。アンチェロッティ監督は今季初のダービーに向けインテル戦から先発2人を変更。ヨビッチに代えて負傷明けのエースFWベンゼマ、ロドリゴに代えてアセンシオを起用した。
シメオネ監督はラ・リーガで11戦ぶりの勝利を目指す宿敵相手の一戦でポルト戦から先発3人を変更。負傷のヴルサリコに代えてフェリペ、レマルとルイス・スアレスに代えてアンヘル・コレアとマテウス・クーニャを起用し、[3-5-2]から[4-4-2]に変更した。
ホームのレアルが相手の並びや出方を窺ったことで、立ち上がり数分はアウェイチームがやや優勢な入りを見せる。だが、時間の経過と共に相手のやり方に順応すると、絶好調のアタッカーコンビが両チームを通じて最初の決定機をゴールに結びつける。
16分、ハーフウェイライン付近でコケの縦パスをモドリッチが引っかけると、カゼミロ、ベンゼマ、アセンシオと繋いで右サイドのスペースに中央から斜めのランニングで走り込むヴィニシウスにボールが渡る。ヴィニシウスは冷静にDFを引き付けて浮き球のクロスをボックス中央へ送ると、ベンゼマが抑えの利いた見事な右足のダイレクトボレーシュートをゴールネットへ突き刺した。
幸先よく先制に成功したレアルは、より前から圧力をかけ始めたアトレティコのプレスを自慢の中盤を起点にいなしながら、左サイドのヴィニシウスとメンディのコンビが攻撃時に高めの位置を取るマルコス・ジョレンテの背後を意識した攻めで追加点を狙っていく。
一方、勝ち点差を考えれば、勝ち点1ではなく勝ち点3がほしいアトレティコは前半の内に同点に追いつきたいところだが、なかなか良い形でボールを奪えず、得意のカウンターを仕掛けることができず。また、遅い攻撃の場面ではコンパクトな相手の守備を揺さぶり切れず、パスコースを限定されて仕掛けの縦パスをことごとく引っかけられる。
それでも、35分にはスローインの流れからクーニャがボックス手前右の好位置でFKを獲得。キッカーのグリーズマンがオープンサイドのゴール左上隅へ向かう見事な左足のシュートを飛ばすが、これはGKクルトワのビッグセーブに遭う。
以降はレアルが余裕を持ってゲームをコントロールしながら、38分にカゼミロのショートスルーパスに抜け出したヴィニシウスがゴール左角度のないところからのシュートでGKオブラクを脅かすなど、1-0のスコア以上の力の差を見せつける形で前半を終えた。
迎えた後半に両ベンチが動く。ビハインドを負うアトレティコはグリーズマンとカラスコを下げてフェリックスとレマルを投入。この交代で[3-4-2-1]の布陣に変更した。対するレアルはコンディションの問題か、先制点を挙げたベンゼマを下げてヨビッチを投入した。
前半のようにレアルが対応する前に追いつきたいアトレティコは、選手交代と布陣変更によるアドバンテージを生かして攻め立てる。50分、左サイド深くに抜け出したレマルからの折り返しをボックス内のコレアがマイナスに落としてフェリックスが右足ダイレクトシュートを放つ。さらに、その1分後にはフェリックスのラストパスに反応したクーニャがボックス左からシュートを狙うが、いずれもGKクルトワの好守に遭う。
早い時間帯のゴールとはならなかったものの、アトレティコの攻撃の活性化によってここからアウェイチームの時間が続いていくかに思われたが、試合巧者のレアルが後半も先にゴールを奪う。
57分、最後尾のミリトンからのロングフィードをクロースが頭でフリックしたボールが最前線のヨビッチに繋がる。うまくDFコンドグビアと入れ替わったヨビッチは左を並走するヴィニシウスにスルーパスを通すと、数的同数のカウンターの形からカルバハルのニアへの斜めのランニングをオトリに、その背後でドフリーのアセンシオにヴィニシウスのラストパスが出ると、アセンシオはうまく身体を倒しながら得意の左足のダイレクトシュートをゴール左隅へ流し込んだ。
追い上げムードの中で痛恨の2失点目を喫したアトレティコは失点直後の60分にコレアとクーニャを下げて切り札のスアレスとロージを同時投入。さらに、69分には疲れの見えたデ・パウルを下げてエクトル・エレーラを最後のカードとして切り、並びを[4-4-2]の形に戻した。
だが、一連の交代策によって再び攻撃を活性化させることはできず、流れの中ではなかなか決定機まで持ち込めない。その中でレマルの直接FKから相手ゴールを脅かすが、そこにレアルの守護神クルトワが立ちはだかる。
その後も盤石の試合運びを見せるレアルは80分を過ぎてカルバハル、アセンシオ、ヴィニシウスを下げてナチョ、バルベルデ、ロドリゴの投入で完全に試合を締めにかかる。
そして、試合終盤のフェリックスの決定機をGKクルトワのビッグセーブで凌いだレアルは、アウェイチームに一矢報いることも許さずに今季最初のダービーに完勝。公式戦10連勝を達成すると共に、アンチェロッティ監督にとってはラ・リーガでのダービー初勝利となった。
一方、サビッチやホセ・ヒメネスなど最終ラインの負傷者というエクスキューズはあったものの、結果的に完敗となったアトレティコはリーグ戦2連敗で早くも連覇に黄色信号が灯っている。
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