カリアリ蹂躙のインテル、首位浮上《セリエA》

2021.12.13 06:37 Mon
Getty Images
インテルは12日、セリエA第17節でカリアリをホームに迎え、4-0で圧勝した。
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前節ローマ戦を3-0と快勝した2位インテル(勝ち点37)は5日前に行われたチャンピオンズリーグのレアル・マドリー戦では0-2で敗戦。そのマドリー戦のスタメンから2選手を変更。ジェコとダンブロージオに代えてサンチェスと負傷明けのデ・フライを起用した。18位カリアリ(勝ち点10)に対し、ラウタロとサンチェスの2トップで臨んだインテルが立ち上がりから攻勢に出る。
バレッラやシュクリニアルが自陣に引くカリアリをミドルシュートで牽制していくと、29分に押し切った。チャルハノールの右CKからニアサイドのラウタロがヘッドで押し込んだ。

その後も敵陣でプレーし続けたインテルは41分に追加点のチャンス。しかし、サンチェスのゴール至近距離からのシュートはGKクラーニョのセーブに阻まれた。
それでも43分にPKを獲得する。サンチェスのスルーパスに抜け出したダンフリースがボックス内に侵入。GKクラーニョに倒された。しかし、キッカーのラウタロが枠の左を狙ったシュートはGKクラーニョにセーブされた。

インテルが1点をリードして迎えた後半も一方的に攻め込むと、開始6分に追加点。バレッラの右クロスをサンチェスがボレーで綺麗に合わせた。

サンチェスの今季初弾が生まれたインテルは続く60分にもサンチェスがキレのある動きからGK強襲のシュートを浴びせてペースを握り続けると、66分にファインゴールで3点目。

左サイドからカットインしたチャルハノールがボックス手前から強烈なミドルシュートをゴール右上に突き刺した。止まらないインテルは2分後、ラウタロがバレッラのフィードを胸トラップで収めてそのままシュートを決めきり、4-0とした。

余裕のインテルはラウタロやブロゾビッチをお役御免としていった中、終盤にかけても5点目に迫り続けて圧勝。ミランをかわして首位に浮上している。


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