ヴィニシウスのゴラッソで土壇場逆転の首位マドリーがセビージャ撃破でリーグ4連勝!《ラ・リーガ》
2021.11.29 07:04 Mon
ラ・リーガ第15節、レアル・マドリーvsセビージャが28日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが2-1で逆転勝利した。
前節、格下グラナダ相手に大量4ゴールを挙げて4-1の快勝を収めたマドリー(勝ち点30)は、レアル・ソシエダを抜き首位に浮上。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)では前回対戦で敗れたシェリフを相手に久々のクリーンシートを記録する3-0の完勝。インテルとの最終節を前に決勝トーナメント進出を決めた。難敵相手の上位対決ではシェリフ戦からロドリゴに代えてアセンシオを起用した以外、同じメンバーを継続した。
対する3位のセビージャ(勝ち点28)は前節、下位に沈むアラベス相手に2度のビハインドを背負う苦しい戦いを強いられたが、試合終了間際にラキティッチが決めた劇的同点ゴールによって辛くもドローに持ち込んだ。一方で、グループ最下位で臨んだCLではホームでヴォルフスブルクを相手に2-0の勝利を収め、今季CL初白星を挙げて最終節での逆転突破に望みを繋いでいる。ヴォルフスブルク戦からはムニルに代えてラファ・ミルを最前線で起用した以外、こちらも同じメンバーで臨んだ。
実力伯仲の両者の対戦は立ち上がりから主導権争いがしばらく続く。そういった流れの中でアウェイチームがファーストチャンスをモノにする。12分、左CKの場面でキッカーのアクーニャが左足アウトスウィングで入れたボールを、大外でフリーのラファ・ミルが左隅のコースを狙ったヘディングシュートで決め切った。
敵地で先制に成功して勢いづくセビージャは直後の14分にもカルバハルのビルドアップのミスを突きショートカウンターを発動。ボックス左で続けてシュートを放つが、DFアラバのゴールカバー、GKクルトワのビッグセーブに阻まれ、続けざまのゴールとはならない。
この直後にはオカンポスの見事な仕掛けからのコントロールシュートがクロスバーを叩くピンチを招いたが、30分過ぎにスコアをタイに戻す。32分、相手を一旦押し込んで高い位置を取っていたミリトンがボックス外から強烈な右足のミドルシュートを放つ。これに対して、GKブヌがボールをキャッチに行く判断をすると、うまくキャッチできずにポストを叩く。このこぼれ球にいち早く反応したベンゼマが難なく無人のゴールへ流し込んだ。
ベンゼマの公式戦2試合連続ゴールによって振り出しに戻った試合は、以降マドリーが押し気味に試合を運んでいく。前半終了間際の45分には左サイドのメンディのカットインの仕掛けからペナルティアーク付近でボールを受けたアセンシオが得意の左足を振り抜くが、このシュートはわずかにクロスバーの上を越えた。
互いにハーフタイムに修正を施した中で迎えた後半は、アウェイのセビージャがボールの主導権を握ってペースを掴む。だが、最初の決定機はマドリーに訪れる。58分、カウンターの形から相手陣内右サイドからドリブルで切り込んだアセンシオが左足のミドルシュートを狙うが、これは惜しくも枠の左へ外れる。
以降は互いに相手の集中した守備を前に攻めあぐねる膠着状態がしばらく続く。70分には相手セットプレーのロングカウンターからマドリーがベンゼマとヴィニシウスのコンビで相手陣内深い位置まで運ぶが、ヴィニシウスはうまく相手守備に押し出されてしまい、右足のシュートを大きくふかす。
勝ち点3奪取には変化が求められる中、セビージャはラキティッチに代えてデラネイ、マドリーはモドリッチとアセンシオに代えてカマヴィンガ、負傷明けのバルベルデと70分過ぎに最初の交代カードを切っていく。
この交代によって全体の運動量を増したホームチームは良い形で相手を押し込み始める。すると、87分には頼れる若武者が圧巻のゴラッソでチームを逆転に導く。左サイドに張ったヴィニシウスにミリトンから対角上のフィードが通ると、胸トラップからのカットインでオカンポス、モンティエルを振り切ったブラジル代表FWがペナルティアーク付近で右足を一閃。鋭いシュートがGKブヌの手を弾いてゴール右上隅の完璧なコースを射抜いた。
ベンゼマとヴィニシウス揃い踏みの活躍で試合を引っくり返したマドリーだが、セビージャはそう簡単に勝ち点3をプレゼントしてくれない。試合終了間際の93分に右CKを与えると、アクーニャの左足インスウィングのクロスをファーのデラネイに頭で合わせられる。だが、ここはGKクルトワが驚異的な反応ではじき出すと、攻撃参加していたGKブヌが押し込み切れなかったこともあり、何とか難を逃れた。
そして、この直後にタイムアップを迎え、白熱の上位対決を制したマドリーが、リーグ4連勝で首位キープに成功した。
前節、格下グラナダ相手に大量4ゴールを挙げて4-1の快勝を収めたマドリー(勝ち点30)は、レアル・ソシエダを抜き首位に浮上。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)では前回対戦で敗れたシェリフを相手に久々のクリーンシートを記録する3-0の完勝。インテルとの最終節を前に決勝トーナメント進出を決めた。難敵相手の上位対決ではシェリフ戦からロドリゴに代えてアセンシオを起用した以外、同じメンバーを継続した。
対する3位のセビージャ(勝ち点28)は前節、下位に沈むアラベス相手に2度のビハインドを背負う苦しい戦いを強いられたが、試合終了間際にラキティッチが決めた劇的同点ゴールによって辛くもドローに持ち込んだ。一方で、グループ最下位で臨んだCLではホームでヴォルフスブルクを相手に2-0の勝利を収め、今季CL初白星を挙げて最終節での逆転突破に望みを繋いでいる。ヴォルフスブルク戦からはムニルに代えてラファ・ミルを最前線で起用した以外、こちらも同じメンバーで臨んだ。
敵地で先制に成功して勢いづくセビージャは直後の14分にもカルバハルのビルドアップのミスを突きショートカウンターを発動。ボックス左で続けてシュートを放つが、DFアラバのゴールカバー、GKクルトワのビッグセーブに阻まれ、続けざまのゴールとはならない。
一方、早い時間帯に追いつきたいマドリーは相手のコンパクトな守備に手を焼き、なかなかベンゼマら前線の選手に良い形でボールを入れられない。それでも、前半半ば過ぎの27分にボックス内での細かいパス交換から中央のヴィニシウスが最初の枠内シュートを放つ。
この直後にはオカンポスの見事な仕掛けからのコントロールシュートがクロスバーを叩くピンチを招いたが、30分過ぎにスコアをタイに戻す。32分、相手を一旦押し込んで高い位置を取っていたミリトンがボックス外から強烈な右足のミドルシュートを放つ。これに対して、GKブヌがボールをキャッチに行く判断をすると、うまくキャッチできずにポストを叩く。このこぼれ球にいち早く反応したベンゼマが難なく無人のゴールへ流し込んだ。
ベンゼマの公式戦2試合連続ゴールによって振り出しに戻った試合は、以降マドリーが押し気味に試合を運んでいく。前半終了間際の45分には左サイドのメンディのカットインの仕掛けからペナルティアーク付近でボールを受けたアセンシオが得意の左足を振り抜くが、このシュートはわずかにクロスバーの上を越えた。
互いにハーフタイムに修正を施した中で迎えた後半は、アウェイのセビージャがボールの主導権を握ってペースを掴む。だが、最初の決定機はマドリーに訪れる。58分、カウンターの形から相手陣内右サイドからドリブルで切り込んだアセンシオが左足のミドルシュートを狙うが、これは惜しくも枠の左へ外れる。
以降は互いに相手の集中した守備を前に攻めあぐねる膠着状態がしばらく続く。70分には相手セットプレーのロングカウンターからマドリーがベンゼマとヴィニシウスのコンビで相手陣内深い位置まで運ぶが、ヴィニシウスはうまく相手守備に押し出されてしまい、右足のシュートを大きくふかす。
勝ち点3奪取には変化が求められる中、セビージャはラキティッチに代えてデラネイ、マドリーはモドリッチとアセンシオに代えてカマヴィンガ、負傷明けのバルベルデと70分過ぎに最初の交代カードを切っていく。
この交代によって全体の運動量を増したホームチームは良い形で相手を押し込み始める。すると、87分には頼れる若武者が圧巻のゴラッソでチームを逆転に導く。左サイドに張ったヴィニシウスにミリトンから対角上のフィードが通ると、胸トラップからのカットインでオカンポス、モンティエルを振り切ったブラジル代表FWがペナルティアーク付近で右足を一閃。鋭いシュートがGKブヌの手を弾いてゴール右上隅の完璧なコースを射抜いた。
ベンゼマとヴィニシウス揃い踏みの活躍で試合を引っくり返したマドリーだが、セビージャはそう簡単に勝ち点3をプレゼントしてくれない。試合終了間際の93分に右CKを与えると、アクーニャの左足インスウィングのクロスをファーのデラネイに頭で合わせられる。だが、ここはGKクルトワが驚異的な反応ではじき出すと、攻撃参加していたGKブヌが押し込み切れなかったこともあり、何とか難を逃れた。
そして、この直後にタイムアップを迎え、白熱の上位対決を制したマドリーが、リーグ4連勝で首位キープに成功した。
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