甲府快勝で京都のJ1昇格決まらず! 残留争いは相模原が18位浮上【明治安田J2第40節】

明治安田生命J2リーグ第40節の9試合が21日に行われた。

4位のヴァンフォーレ甲府は13位のブラウブリッツ秋田のホームに乗り込み、2-0で勝利。引き分け以下に終わると、2位滑り込みの可能性がなくなり、京都のJ1昇格が決まる甲府だったが、30分に左CKのこぼれ球を荒木が左足ボレーで叩き込み、先制する。

1点リードで折り返した甲府はその後も優位に試合を進めると、68分に62分から出場の長谷川が右足ミドルを突き刺して、勝負あり。3連勝を成し遂げた甲府は3位に順位を上げ、京都の今節昇格決定を阻止するとともに、逆転昇格の希望を繋いでいる。
一方、混沌の残留争いを強いられる最下位の松本山雅FCは14位のレノファ山口FCとホームで対戦。長くこう着状態が続いたが、他会場を含めた今節の結果次第で19位以下が決まる松本は74分に右からの折り返しをセルジーニョが右足で押し込み、先制する。

だが、山口も意地をみせ、86分に左CKを分厚い攻めに繋げると、最後はゴール前のこぼれ球を攻め残る渡部が押し込み、1-1で試合終了。手痛い結果に終わった松本は勝ち点33で最下位脱出に失敗し、残り2試合で逆転残留を目指すことになっている。20位のSC相模原は21位の愛媛FCとアウェイで対戦し、57分から出場の唐山に許した83分のゴールで先制点を献上。だが、89分にオウンゴールで追いつくと、後半アディショナルタイム6分に中山が勝ち越し弾を決め、4試合ぶりの白星を手にした。これで勝ち点を「37」に。残留圏の18位に浮上している。

そのほか、17位の大宮アルディージャ、18位のツエーゲン金沢、19位のギラヴァンツ北九州はそれぞれ黒星で足踏み。数字上、14位の山口まで9チームが降格の可能性を残し、17位の大宮から最下位の松本までの勝ち点5差に6チームがひしめく混戦ととなった。

◆第40節
▽11/21
ブラウブリッツ秋田 0-2 ヴァンフォーレ甲府
モンテディオ山形 3-5 FC町田ゼルビア
栃木SC 1-0 ツエーゲン金沢
ザスパクサツ群馬 0-0 アルビレックス新潟
大宮アルディージャ 1-3 水戸ホーリーホック
ジェフユナイテッド千葉 2-0 ギラヴァンツ北九州
東京ヴェルディ 1-1 FC琉球
松本山雅FC 1-1 レノファ山口FC
愛媛FC 1-2 SC相模原

▽11/20
ジュビロ磐田 2-2 V・ファーレン長崎
ファジアーノ岡山 0-0 京都サンガF.C.