ローマが昇格組ヴェネツィアに金星献上…システム変更も実らず今季初のリーグ連敗に《セリエA》
2021.11.07 22:32 Sun
セリエA第12節、ヴェネツィアvsローマが7日にスタディオ・ピエル・ルイジ・ペンツォで行われ、ホームのヴェネツィアが3-2で勝利した。
その不甲斐ないホーム2戦からのバウンスバックを期して臨んだ今節は昇格組の16位ヴェネツィアのホームに乗り込んだ。ボデ/グリムト戦からは先発3人を変更。ダルボエ、ムヒタリアン、ザニオーロに代えてクンブラ、ペッレグリーニ、ショムロドフを起用し、[4-2-3-1]からカルスドルプ、エル・シャーラウィをウイングバックに配した[3-5-2]へ布陣を変更した。
システム変更に注目が集まったローマだが、その変化を見極める前に早くも失点を喫する。3分、自陣右サイドで与えたFKの場面でキッカーのアラムがゴール前に入れた浮き球のボールをカルダーラに右足で左隅へ流し込まれた。
いきなり出ばなをくじかれたローマは、直後の7分にボックス内でルーズボールに反応したエイブラハムがDFハプスに足をかけられてPKを獲得。だが、その起点となったペッレグリーニの抜け出しの場面でオフサイドを取られて判定が覆った。
一連の攻勢をキッカケに流れを掴んだローマは、徐々にプレスが効き始めて相手陣内でのボール奪取の機会を増やすと、ウイングバックの攻撃参加を軸に幅を使った攻めでチャンスを創出。27分にはボックス内での混戦からショムロドフが潰れたところを引き取ったエイブラハムが右足を振り抜くが、これは左ポストを叩く。
カウンターから幾度かピンチを招いたものの、引き続き相手を押し込むアウェイチームは前半終了間際に2トップが魅せる。まずは43分、左サイドのエル・シャーラウィが浮き球で入れたクロスをDFに競り勝ったエイブラハムが味方に落とす。ペッレグリーニはシュートまで持ち込めなかったが、こぼれ球に詰めたショムロドフが冷静に右足で蹴り込み、待望の加入後初となるリーグ戦ゴールを挙げた。
さらに、前半アディショナルタイム2分には左サイドに流れたショムロドフが浮き球で上げた右足インスウィングのクロスを、ボックス中央で胸トラップしたエイブラハムがDFを腕でブロックしながら左足の反転シュートを流し込み、リーグ戦7試合ぶりとなる今季3点目とした。
2トップの活躍によって前半のうちに試合を引っくり返したローマは、早い時間帯に試合を決めようと後半も積極的に追加点を目指す。立ち上がりの48分にはセットプレーの波状攻撃からイバニェスのヘディングシュートがゴールに向かうが、ここはDFハプスにゴールライン上でのアクロバティックなクリアでかき出される。
以降も幾度か決定機を作りながらも相手を突き離せないローマは65分、ボックス内での競り合いの際にクリスタンテがカルダーラへのアフターチャージを取られて痛恨のPK献上。これをキッカーのアラムに決められて同点に追いつかれる。
この失点直後にクンブラを下げてカルレス・ペレスを投入したローマは前がかって攻めるが、エイブラハムが2度の決定機をモノにできない。すると、74分にはアンパドゥのスルーパスでハイラインの背後を取られると、オケレケにGKとの一対一を決められて勝ち越しを許した。
これで厳しくなったモウリーニョ監督はすでに投入していたザニオーロに加え、マジョラル、ザレフスキをピッチに送り込んでゴールをこじ開けにかかる。
守護神パトリシオの2度のビッグセーブやアンリのシュートがクロスバーを叩くなど、何とか1点差を維持して試合最終盤を迎えたローマは、決死のパワープレーを敢行。後半アディショナルタイムにはボックス内でクリスタンテ、カルレス・ペレスと決定機が訪れるが、いずれのシュートも相手DFの身体を張ったブロックに阻まれて万事休す。
この結果、システム変更も実らず昇格組相手に敗れたローマは今季初のリーグ連敗でトップ4圏外から転落した。
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現在、4位のローマは前節、ミランとの上位対決に1-2で競り負けて今季のホーム初黒星を喫した。また、ミッドウィーク開催のヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)では前回対戦で1-6の惨敗を喫したボデ/グリムト相手にホームで2-2のドローに留まり、リベンジに失敗した。システム変更に注目が集まったローマだが、その変化を見極める前に早くも失点を喫する。3分、自陣右サイドで与えたFKの場面でキッカーのアラムがゴール前に入れた浮き球のボールをカルダーラに右足で左隅へ流し込まれた。
いきなり出ばなをくじかれたローマは、直後の7分にボックス内でルーズボールに反応したエイブラハムがDFハプスに足をかけられてPKを獲得。だが、その起点となったペッレグリーニの抜け出しの場面でオフサイドを取られて判定が覆った。
早々の同点機を逸したローマは前から相手に圧力をかけていくが、要所でいなされて自陣深い位置まで運ばれる場面も散見。それでも、18分にボックス内へ抜け出したエイブラハム、直後の19分にはペッレグリーニの高い位置でのインターセプトからボックス手前中央のショムロドフが左足のコントロールシュートと際どいシーンを続けて作り出す。
一連の攻勢をキッカケに流れを掴んだローマは、徐々にプレスが効き始めて相手陣内でのボール奪取の機会を増やすと、ウイングバックの攻撃参加を軸に幅を使った攻めでチャンスを創出。27分にはボックス内での混戦からショムロドフが潰れたところを引き取ったエイブラハムが右足を振り抜くが、これは左ポストを叩く。
カウンターから幾度かピンチを招いたものの、引き続き相手を押し込むアウェイチームは前半終了間際に2トップが魅せる。まずは43分、左サイドのエル・シャーラウィが浮き球で入れたクロスをDFに競り勝ったエイブラハムが味方に落とす。ペッレグリーニはシュートまで持ち込めなかったが、こぼれ球に詰めたショムロドフが冷静に右足で蹴り込み、待望の加入後初となるリーグ戦ゴールを挙げた。
さらに、前半アディショナルタイム2分には左サイドに流れたショムロドフが浮き球で上げた右足インスウィングのクロスを、ボックス中央で胸トラップしたエイブラハムがDFを腕でブロックしながら左足の反転シュートを流し込み、リーグ戦7試合ぶりとなる今季3点目とした。
2トップの活躍によって前半のうちに試合を引っくり返したローマは、早い時間帯に試合を決めようと後半も積極的に追加点を目指す。立ち上がりの48分にはセットプレーの波状攻撃からイバニェスのヘディングシュートがゴールに向かうが、ここはDFハプスにゴールライン上でのアクロバティックなクリアでかき出される。
以降も幾度か決定機を作りながらも相手を突き離せないローマは65分、ボックス内での競り合いの際にクリスタンテがカルダーラへのアフターチャージを取られて痛恨のPK献上。これをキッカーのアラムに決められて同点に追いつかれる。
この失点直後にクンブラを下げてカルレス・ペレスを投入したローマは前がかって攻めるが、エイブラハムが2度の決定機をモノにできない。すると、74分にはアンパドゥのスルーパスでハイラインの背後を取られると、オケレケにGKとの一対一を決められて勝ち越しを許した。
これで厳しくなったモウリーニョ監督はすでに投入していたザニオーロに加え、マジョラル、ザレフスキをピッチに送り込んでゴールをこじ開けにかかる。
守護神パトリシオの2度のビッグセーブやアンリのシュートがクロスバーを叩くなど、何とか1点差を維持して試合最終盤を迎えたローマは、決死のパワープレーを敢行。後半アディショナルタイムにはボックス内でクリスタンテ、カルレス・ペレスと決定機が訪れるが、いずれのシュートも相手DFの身体を張ったブロックに阻まれて万事休す。
この結果、システム変更も実らず昇格組相手に敗れたローマは今季初のリーグ連敗でトップ4圏外から転落した。
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