【足球日記】リーグ第三段階、ゴールを決めるための“メンタル"

2021.11.07 21:30 Sun
難しい環境下での中国でのサクセスストーリーを現地から届けてもらう連載企画『足球日記』。中国の地で奮闘する、日本と中国の血を引く男・夏達龍(なつたつりゅう)が現地の情報をお届けする。

第9回 リーグ第三段階〜大連での隔離生活〜

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こんにちは!夏です。
9月27日、大連で隔離生活をしながらリーグ戦を行なっています。今回は第三段階での様子を記事にしてみました。

大連での隔離生活
今回は9/4〜10/4で8試合が行われ、約4日に1試合という過密スケジュールです。試合以外は施設からの外出禁止で練習などは施設内にあるグランドで行います。
スーパーリーグの大連人職業というチームの施設に6チームが生活しています。プールやサウナなどもありとてもいい施設です。

念願のゴール<.b>
第二段階への準備期間で足首を負傷し、復帰したものの中々出場機会を得られずにいましたが、第16節今季2度目のスタメンに起用され、後半開始2分に念願のゴールを決めることができました!

こうしてやっとゴールの報告ができて本当に嬉しいです。

このゴールを機に自信を持ってプレーできるようになり現時点で3G 2Aと徐々に結果を残せるようになってきました。

メンタル
ゴールを機にプレーに余裕が生まれ、周りからの信頼も上がりボールが集まるようになり試合でのパフォーマンスも上がってきました。改めて“メンタルの重要性"に気付かされました。

決してこの短期間でサッカーが上手くなったから結果が出始めたのではなく、明らかに“メンタル"がプレーの質の向上に直結していると感じました。

第三段階でのゴール

第23節、今シーズン後半からの出場が多くこの試合では後半60分から途中出場しました。

0-0の情況でなんとか攻撃に勢いをつけたいと思ってピッチに入りました。そして後半80分、その日同時に途中出場したチームメイトのクロスにダイビングヘッドで合わせゴールを決めることができました!

試合はそのまま1-0で勝利し、今シーズン最もいい仕事が出来ました。

この試合の前日、僕はチームの分析スタッフの部屋であるデータを見せてもらいました。それは世界で活躍するストライカー達がどこでゴールを決めているかというデータでした。すると高い確率でゴールエリア付近でのシュートからゴールが生まれていました。

そして試合当日、同時に出場した選手にゴールエリアあたりにクロスを上げてくれとコミュニケーションを取り、結果ゴールを決めることができました。

ゴールを取るためのアプローチはピッチ上でのトレーニングだけじゃないと良い経験ができました。

最後に

リーグ戦は残り10節あります。より高みへ行くためにゴールを量産し、良い報告ができるよう頑張ります!

◆プロフィール
名前:夏達龍(なつ・たつりゅう)
生年月日:1993年6月27日
出身地:愛知県名古屋市
職業:プロサッカー選手
所属チーム:四川九牛足球俱乐部(中国プロサッカー2部)
Twitterアカウント:@TatsuryuX
Instagramアカウント:@natsu_dalong

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