ACL出場へ望みをかけた上位戦、鹿島が土居の先制弾で浦和を下す【明治安田J1第35節】
2021.11.07 16:30 Sun
明治安田生命J1リーグ第35節の鹿島アントラーズvs浦和レッズが6日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、ホームの鹿島が1-0で勝利した。
勝ち点「59」で並ぶ両チームによる、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を巡る一戦。前日に試合を消化した3位のヴィッセル神戸とは暫定で8ポイント差となっているものの、天皇杯の結果次第では4位まで出場圏が広がるため、勝った方が望みをつなぐことのできる重要な試合となる。
鹿島は前節4-1の快勝を収めたサンフレッチェ広島戦からスタメンの変更は無し。史上2人目の10代でシーズン2桁ゴールを挙げた荒木はベンチスタートとなっており、ボランチは安定感のある三竿とディエゴ・ピトゥカのコンビが務め、2トップには上田と土居が起用された。
一方の浦和は、劇的同点弾で引き分けとした前節の川崎フロンターレ戦からスタメンを2名変更。右サイドバックには前節同点ゴールを決めた酒井に替わって古巣対戦となる西を起用。ワントップを務めていた江坂がトップ下に入り、キャスパー・ユンカーがトップとして出場した。
浦和のキックオフで始まった試合だったが、直後にチャンスを迎えたのは鹿島だった。1分に土居がペナルティアークからシュートを放ち、こぼれ球をアルトゥール・カイキが畳み掛ける。7分には右CKを町田がヘディングで合わせ、21分にも左サイドの安西のクロスからファン・アラーノがヘディングシュートを放つなど、序盤から浦和ゴールを次々と脅かす。
その後も鹿島の優勢で試合が進み、前半終了時点で14本のシュートを放った鹿島に対し、浦和のシュート数は0本。後半に入っても攻勢を緩めない鹿島は、62分にボックス左でルーズボールを拾ったファン・アラーノがドリブルからシュートを放つなど継続してチャンスを作っているものの、追加点が奪えないまま時間が経過。
すると、浦和は70分に敵陣左中央の山中からボックス手前でフィードを受けた江坂がワントラップからシュート。少しずつ得点の匂いを漂わせる。
しかし、依然として試合の主導権を握る鹿島は、ゴールこそ割れないものの、豊富なシュートシーンで浦和を圧倒。守備からカウンターまで安定した試合運びを続け、浦和に決定機を作らせることなく時計の針を進めていく。88分にはファン・アラーノに代えて犬飼を投入し、守備の体制を強化した。
試合の流れを完全に支配された浦和は、一矢報いようと西に変えて槙野を前線に配置してロングボールでチャンスを窺うも万事休す。終始主導権を握られたまま敗戦を喫し、ACLの出場権が遠のく結果となった。一方、危なげない試合展開で勝ち点3を積み上げた鹿島は、同日にベガルタ仙台と引き分けた名古屋グランパスを得失点差で上回り、4位に浮上している。
鹿島アントラーズ 1-0 浦和レッズ
【鹿島】
土居聖真(前36)
勝ち点「59」で並ぶ両チームによる、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を巡る一戦。前日に試合を消化した3位のヴィッセル神戸とは暫定で8ポイント差となっているものの、天皇杯の結果次第では4位まで出場圏が広がるため、勝った方が望みをつなぐことのできる重要な試合となる。
一方の浦和は、劇的同点弾で引き分けとした前節の川崎フロンターレ戦からスタメンを2名変更。右サイドバックには前節同点ゴールを決めた酒井に替わって古巣対戦となる西を起用。ワントップを務めていた江坂がトップ下に入り、キャスパー・ユンカーがトップとして出場した。
浦和のキックオフで始まった試合だったが、直後にチャンスを迎えたのは鹿島だった。1分に土居がペナルティアークからシュートを放ち、こぼれ球をアルトゥール・カイキが畳み掛ける。7分には右CKを町田がヘディングで合わせ、21分にも左サイドの安西のクロスからファン・アラーノがヘディングシュートを放つなど、序盤から浦和ゴールを次々と脅かす。
すると、鹿島の攻勢が実り37分に押し切る。右CKでファン・アラーノが右足でクロスを入れると、町田が競ったこぼれ球をファーで拾った上田がシュートを放つ。これは上手くミートしなかったものの、ゴール正面の三竿が頭で逸らすと、関川の空振りを経て、最後は右側から詰めていた土居が押し込んだ。
その後も鹿島の優勢で試合が進み、前半終了時点で14本のシュートを放った鹿島に対し、浦和のシュート数は0本。後半に入っても攻勢を緩めない鹿島は、62分にボックス左でルーズボールを拾ったファン・アラーノがドリブルからシュートを放つなど継続してチャンスを作っているものの、追加点が奪えないまま時間が経過。
すると、浦和は70分に敵陣左中央の山中からボックス手前でフィードを受けた江坂がワントラップからシュート。少しずつ得点の匂いを漂わせる。
しかし、依然として試合の主導権を握る鹿島は、ゴールこそ割れないものの、豊富なシュートシーンで浦和を圧倒。守備からカウンターまで安定した試合運びを続け、浦和に決定機を作らせることなく時計の針を進めていく。88分にはファン・アラーノに代えて犬飼を投入し、守備の体制を強化した。
試合の流れを完全に支配された浦和は、一矢報いようと西に変えて槙野を前線に配置してロングボールでチャンスを窺うも万事休す。終始主導権を握られたまま敗戦を喫し、ACLの出場権が遠のく結果となった。一方、危なげない試合展開で勝ち点3を積み上げた鹿島は、同日にベガルタ仙台と引き分けた名古屋グランパスを得失点差で上回り、4位に浮上している。
鹿島アントラーズ 1-0 浦和レッズ
【鹿島】
土居聖真(前36)
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