【プレミア注目プレビュー】C・ロナウド帰還で俄然盛り上がる今季最初のマンチェスター・ダービー!
2021.11.06 13:32 Sat
プレミアリーグ第11節、マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティによるマンチェスター・ダービーが、日本時間6日21:30にオールド・トラッフォードでキックオフされる。クリスティアーノ・ロナウド帰還で俄然盛り上がりを見せる今季最初のダービーマッチだ。現在、5位のユナイテッド(勝ち点17)は、ここ最近の成績不振によって解任危機を迎えたスールシャール監督が、背水の陣で臨んだトッテナムとの前節を3-0で快勝。ノルウェー人指揮官による[3-5-2]へのシステム変更、的確な交代策が完璧に嵌り、C・ロナウドとカバーニの2トップ揃い踏みに、公式戦11試合ぶりのクリーンシートという最高の内容でリーグ5戦ぶりの白星を手にした。
さらに、直近のチャンピオンズリーグ(CL)では難敵アタランタとのアウェイゲームにおいて2度のビハインドを背負う苦しい試合展開ながら、試合後に指揮官が「マイケル・ジョーダンのよう」と激賞した背番号7による前後半のアディショナルタイムに挙げた劇的2ゴールによって勝ち点1を持ち帰り、グループ首位キープに成功した。そのアタランタ戦全体の試合内容、新たなディフェンスリーダーのヴァランの離脱を考えると、ホームとはいえ厳しい戦いが想定されるが、ひとまず危機を脱して今季最初のダービーを迎えることになった。
一方、ユナイテッドと3ポイント差で3位に位置するシティ(勝ち点20)は、前節のホームゲームで格下クリスタル・パレス相手にまさかの0-2の敗戦。試合序盤のバックラインのミスで与えた先制点に、前半終了間際のDFラポルテの退場が響く形となった。また、その直前に行われたEFLカップではウェストハムにPK戦の末に敗れ、5連覇の夢が潰えている。
今季初の公式戦2試合連続の無得点という状況もあり、今回のダービーに向けて暗雲漂うも、直近のCLではクラブ・ブルージュを相手にホームで4-1の快勝。カンセロの圧巻の3アシストに、フォーデン、マフレズ、スターリング、ガブリエウ・ジェズスと攻撃陣が揃ってゴールと実りある内容での勝利となった。この試合では対戦相手のブルージュが[5-3-2]の守備的な布陣で戦っており、仮にユナイテッドがトッテナム戦と同じスタイルで戦う場合、レベルは異なるものの良い形で予習を行った形だ。
なお、今夏の移籍市場でシティ行きも報じられた中、古巣帰還を選んだ今回のダービーの主役であるC・ロナウドは、レアル・マドリー在籍時を含め対シティ通算14試合に出場し9勝2分け3敗。個人としては5ゴールを挙げており、自身最後のダービーとなった2008-09シーズンのリーグ戦では決勝点となる直接FKを決めて2-0の勝利に貢献している。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【5-3-2】
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン

GK:デ・ヘア
DF:ワン=ビサカ、バイリー、マグワイア、リンデロフ、ショー
MF:マクトミネイ、ブルーノ・フェルナンデス、フレッジ
FW:グリーンウッド、クリスティアーノ・ロナウド
負傷者:DFヴァラン、リンデロフ、FWカバーニ
出場停止者:MFポグバ(2/3)
3試合出場停止中のポグバが引き続き欠場。負傷者に関しては約1カ月の離脱となるヴァランの欠場が確定。また、それぞれ打撲と腱に問題を抱えるリンデロフとカバーニに関しては、前日夜に宿泊先に姿を現さなかったとの現地報道もあり、欠場の可能性がある。同じく宿泊先入りの際に姿が確認できなかったラッシュフォードに関してはプレー可能と言われている。
システムに関しては[5-3-2]、[4-2-3-1]の双方の可能性がある。その中でリンデロフが間に合うか否かがシステム選考のカギを握りそうだ。仮に間に合わない場合、シティの前線に高さがないことを考慮すれば、ショーを3バックの左に置き、テレスを左ウイングバックで起用する形も想定されるが、直近のアタランタ戦途中からの[4-2-3-1]を継続する可能性も十分にある。
スタメンに関してはシステム次第で人選に変更が加えられるが、[5-3-2]採用を予想して前述の11人を予想。カバーニとラッシュフォードが万全の状態の場合、いずれかがグリーンウッドに代わってC・ロナウドの相棒を担う。4バック採用時にはサンチョやリンガードにもチャンスがあるはずだ。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン

GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ストーンズ、ルベン・ディアス、カンセロ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、ベルナルド・シウバ
FW:ガブリエウ・ジェズス、フォーデン、グリーリッシュ
負傷者:DFウォーカー、FWフェラン・トーレス
出場停止者:DFラポルテ(1/1)
直近のパレス戦で退場したラポルテが欠場となる。負傷者に関しては長期離脱中のフェラン・トーレスの欠場が確定。ブルージュ戦で打撲を負ったウォーカーに関しても欠場の可能性がある。
スタメンに関しては前述の並びとメンバーを予想。ラポルテの代役にストーンズが入り、前線はガブリエウ・ジェズス、フォーデン、グリーリッシュの3トップが濃厚か。ただ、ウォーカーの状態次第ではジンチェンコかアケが左サイドバックに入り、カンセロが右サイドバックに回ることになる。また、中盤ではギュンドアン、前線ではスターリング、マフレズの起用も十分にあり得る。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:MFブルーノ・フェルナンデス

ユナイテッドの注目プレーヤーは今シーズンもここまで公式戦全15試合に出場とフル稼働が続く27歳のポルトガル代表MF。加入3シーズン目を迎える絶対的司令塔は、今季プレミアリーグにおいて4ゴール3アシストと直近2シーズンに比べると、数字上のインパクトは少ないが、キーパスやチャンスクリエイトの数字は依然として高く攻撃面の貢献度は非常に高い。
さらに、今季は同胞C・ロナウドの加入によって守備面の負担が大きくなっている中、的確なポジショニング、イーブンボールに対する身体を張ったプレーで前線の守備破綻を一人で防いでいると言っても過言ではない。
直近のトッテナム戦、アタランタ戦では守備におけるハードワークもさることながら、絶妙なお膳立てからC・ロナウドの2ゴールを演出しており、勤続疲労による疲労感は漂うものの、パフォーマンス自体は良好だ。
リーグ戦におけるダービーでは自身の加入後2勝1分けと3戦無敗を継続しており、個人としても前回対戦でPKから決勝点を挙げており、悪い印象はない。今回の一戦に関してはより守勢が見込まれる中、守備ではロドリや相手のインサイドハーフに対する牽制、攻撃ではアンカー脇のスペースでボールを引き出しながら決定的なパスをC・ロナウドら前線の選手に届ける重要な役割を担う。
◆マンチェスター・シティ:MFフィル・フォーデン

シティの注目プレーヤーは生え抜きとしてダービー勝利に最も意気込む21歳の至宝。昨シーズンは左ウイングでの起用が目立ったフォーデンだが、今季は同胞MFグリーリッシュの加入やセンターフォワード不在のチーム事情もあり、最前線起用やインサイドハーフ起用とよりフレキシブルな起用法が続いている。その中でここまでは公式戦12試合5ゴール4アシストときっちり数字を残す。
とりわけ、今季は先日のリバプール戦での圧巻のパフォーマンスに代表されるように、ここ数シーズン、プレミアリーグで揉まれてきたことで、フィジカル面の成長が著しく体幹の強さやスピード感溢れるプレーでより個での局面打開が印象的。ここにペップ仕込みの優れた戦術眼が加わり、好調時のデ・ブライネ同様に手が付けられない領域に到達しつつある。
そして、心身ともに充実した状況で臨む今回のダービーでは初アシストや初ゴールといった主役級の働きが期待されるところだ。ここまでリーグ戦では通算3度ダービーを経験しているが、3-1でリードしている試合終盤に投入された最初の試合を除き、いずれも敗戦という結果に終わっている。そのため、リベンジに燃える気持ちは誰よりも強いはずだ。
さらに、直近のチャンピオンズリーグ(CL)では難敵アタランタとのアウェイゲームにおいて2度のビハインドを背負う苦しい試合展開ながら、試合後に指揮官が「マイケル・ジョーダンのよう」と激賞した背番号7による前後半のアディショナルタイムに挙げた劇的2ゴールによって勝ち点1を持ち帰り、グループ首位キープに成功した。そのアタランタ戦全体の試合内容、新たなディフェンスリーダーのヴァランの離脱を考えると、ホームとはいえ厳しい戦いが想定されるが、ひとまず危機を脱して今季最初のダービーを迎えることになった。
今季初の公式戦2試合連続の無得点という状況もあり、今回のダービーに向けて暗雲漂うも、直近のCLではクラブ・ブルージュを相手にホームで4-1の快勝。カンセロの圧巻の3アシストに、フォーデン、マフレズ、スターリング、ガブリエウ・ジェズスと攻撃陣が揃ってゴールと実りある内容での勝利となった。この試合では対戦相手のブルージュが[5-3-2]の守備的な布陣で戦っており、仮にユナイテッドがトッテナム戦と同じスタイルで戦う場合、レベルは異なるものの良い形で予習を行った形だ。
昨シーズンのプレミアリーグでの対戦成績はユナイテッドの1勝1分け。さらに、その前年はユナイテッドが10シーズンぶりのシーズンダブルを達成しており、目下4戦無敗を継続中だ。
なお、今夏の移籍市場でシティ行きも報じられた中、古巣帰還を選んだ今回のダービーの主役であるC・ロナウドは、レアル・マドリー在籍時を含め対シティ通算14試合に出場し9勝2分け3敗。個人としては5ゴールを挙げており、自身最後のダービーとなった2008-09シーズンのリーグ戦では決勝点となる直接FKを決めて2-0の勝利に貢献している。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【5-3-2】
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:デ・ヘア
DF:ワン=ビサカ、バイリー、マグワイア、リンデロフ、ショー
MF:マクトミネイ、ブルーノ・フェルナンデス、フレッジ
FW:グリーンウッド、クリスティアーノ・ロナウド
負傷者:DFヴァラン、リンデロフ、FWカバーニ
出場停止者:MFポグバ(2/3)
3試合出場停止中のポグバが引き続き欠場。負傷者に関しては約1カ月の離脱となるヴァランの欠場が確定。また、それぞれ打撲と腱に問題を抱えるリンデロフとカバーニに関しては、前日夜に宿泊先に姿を現さなかったとの現地報道もあり、欠場の可能性がある。同じく宿泊先入りの際に姿が確認できなかったラッシュフォードに関してはプレー可能と言われている。
システムに関しては[5-3-2]、[4-2-3-1]の双方の可能性がある。その中でリンデロフが間に合うか否かがシステム選考のカギを握りそうだ。仮に間に合わない場合、シティの前線に高さがないことを考慮すれば、ショーを3バックの左に置き、テレスを左ウイングバックで起用する形も想定されるが、直近のアタランタ戦途中からの[4-2-3-1]を継続する可能性も十分にある。
スタメンに関してはシステム次第で人選に変更が加えられるが、[5-3-2]採用を予想して前述の11人を予想。カバーニとラッシュフォードが万全の状態の場合、いずれかがグリーンウッドに代わってC・ロナウドの相棒を担う。4バック採用時にはサンチョやリンガードにもチャンスがあるはずだ。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ストーンズ、ルベン・ディアス、カンセロ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、ベルナルド・シウバ
FW:ガブリエウ・ジェズス、フォーデン、グリーリッシュ
負傷者:DFウォーカー、FWフェラン・トーレス
出場停止者:DFラポルテ(1/1)
直近のパレス戦で退場したラポルテが欠場となる。負傷者に関しては長期離脱中のフェラン・トーレスの欠場が確定。ブルージュ戦で打撲を負ったウォーカーに関しても欠場の可能性がある。
スタメンに関しては前述の並びとメンバーを予想。ラポルテの代役にストーンズが入り、前線はガブリエウ・ジェズス、フォーデン、グリーリッシュの3トップが濃厚か。ただ、ウォーカーの状態次第ではジンチェンコかアケが左サイドバックに入り、カンセロが右サイドバックに回ることになる。また、中盤ではギュンドアン、前線ではスターリング、マフレズの起用も十分にあり得る。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:MFブルーノ・フェルナンデス

Getty Images
ユナイテッドの注目プレーヤーは今シーズンもここまで公式戦全15試合に出場とフル稼働が続く27歳のポルトガル代表MF。加入3シーズン目を迎える絶対的司令塔は、今季プレミアリーグにおいて4ゴール3アシストと直近2シーズンに比べると、数字上のインパクトは少ないが、キーパスやチャンスクリエイトの数字は依然として高く攻撃面の貢献度は非常に高い。
さらに、今季は同胞C・ロナウドの加入によって守備面の負担が大きくなっている中、的確なポジショニング、イーブンボールに対する身体を張ったプレーで前線の守備破綻を一人で防いでいると言っても過言ではない。
直近のトッテナム戦、アタランタ戦では守備におけるハードワークもさることながら、絶妙なお膳立てからC・ロナウドの2ゴールを演出しており、勤続疲労による疲労感は漂うものの、パフォーマンス自体は良好だ。
リーグ戦におけるダービーでは自身の加入後2勝1分けと3戦無敗を継続しており、個人としても前回対戦でPKから決勝点を挙げており、悪い印象はない。今回の一戦に関してはより守勢が見込まれる中、守備ではロドリや相手のインサイドハーフに対する牽制、攻撃ではアンカー脇のスペースでボールを引き出しながら決定的なパスをC・ロナウドら前線の選手に届ける重要な役割を担う。
◆マンチェスター・シティ:MFフィル・フォーデン

Getty Images
シティの注目プレーヤーは生え抜きとしてダービー勝利に最も意気込む21歳の至宝。昨シーズンは左ウイングでの起用が目立ったフォーデンだが、今季は同胞MFグリーリッシュの加入やセンターフォワード不在のチーム事情もあり、最前線起用やインサイドハーフ起用とよりフレキシブルな起用法が続いている。その中でここまでは公式戦12試合5ゴール4アシストときっちり数字を残す。
とりわけ、今季は先日のリバプール戦での圧巻のパフォーマンスに代表されるように、ここ数シーズン、プレミアリーグで揉まれてきたことで、フィジカル面の成長が著しく体幹の強さやスピード感溢れるプレーでより個での局面打開が印象的。ここにペップ仕込みの優れた戦術眼が加わり、好調時のデ・ブライネ同様に手が付けられない領域に到達しつつある。
そして、心身ともに充実した状況で臨む今回のダービーでは初アシストや初ゴールといった主役級の働きが期待されるところだ。ここまでリーグ戦では通算3度ダービーを経験しているが、3-1でリードしている試合終盤に投入された最初の試合を除き、いずれも敗戦という結果に終わっている。そのため、リベンジに燃える気持ちは誰よりも強いはずだ。
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