CL勝利でGS突破王手に満足のトゥヘル監督「我々は仕事を成し遂げることができた」

チェルシーのトーマス・トゥヘル監督がチャンピオンズリーグ(CL)での勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。チェルシーは2日に行われたCLグループH第4節でマルメと対戦した。立ち上がりから押し込む展開が続いたものの、相手チームの粘り強い守備をなかなか崩せず、無得点のまま前半終了。後半も同様の展開が続いたが、56分にMFハキム・ツィエクのゴールでようやく先制すると、その後は相手の反撃を許さず、1-0で勝利した。この結果、グループ首位のユベントスが勝利したため順位は2位から動かなかったものの、チェルシーにとってグループステージ突破に大きく近づく1勝となっている。
試合後のインタビューに応じたトゥヘル監督も結果の重要性を強調。パフォーマンス的にも当然の勝利だと語った。

「我々は仕事を成し遂げることができた。結果を求め、必要とし、期待していたが、それを実現できたね」「前半に多くのシュートを放ち、相手陣地で多くのタッチがあったが得点はなかった。だから後半はインテンシティのレベルを少し上げ、ゴールに迫りたかったんだ。その結果、もっともプレッシャーのかかる瞬間を正確に使い、得点に必要なプレーができた」

「支配権は我々の側にあった。自分たちのボックス内で困難な状況に陥ることはなく、厄介な状況を許さず、集中力を失わなかった」

「接戦にはなったが、当然の勝利だと思う。悪いピッチの状態、アウェイ2連戦で多かった移動時間、負傷した選手の存在など、今日苦しんだ理由はたくさんあるが、仕事はやり遂げたのだから言い訳を探す必要はない」

また、トゥヘル監督はこの試合で決勝ゴールを記録したツィエクに言及。負傷もあり、思うような出場時間を確保できていない選手のこれからに期待している。

「我々はいつも彼の仕事量やカウンタープレス時の強さ、正しい意識を頼りにしている。ただ、彼には判断力やピッチ上でのつながりを改善して、より安定したプレーをする余地も残されているね」

「ボールを持ったときの彼はもっと積極的になれるはずだ。そうすれば、我々のリズムにもっと溶け込める。肩の負傷は復帰に向け努力したにもかかわらず、多くの犠牲を払った。攻撃の選手は自由なターンを好むが、彼はまだ100%自由になれていない」

「だから、このようなゴールはとても大きな助けになるだろう。彼やアシストしたカラム(・ハドソン=オドイ)のことを考えると嬉しいね。決定的な働きだった」