アタランタが後半AT弾でラツィオの逃げ切り許さずドロー《セリエA》

セリエA第11節、アタランタvsラツィオが30日に行われ、2-2で引き分けた。

前節サンプドリアに3-1で勝利した5位アタランタ(勝ち点18)は、D・サパタを最前線に、2シャドーにイリチッチとパシャリッチを据える[3-4-2-1]で臨んだ。

対する6位ラツィオ(勝ち点17)は前節フィオレンティーナにウノゼロ勝利。前々節ヴェローナ戦の大敗を払拭した中、インモービレ、フェリペ・アンデルソン、ペドロの3トップで臨んだ。
アタランタが押し込む流れで立ち上がった中、ラツィオが最初のチャンスを生かして先制する。18分、カタルディの右サイドからのアーリークロスをインモービレが合わせると、GKムッソにセーブされるもルーズボールをペドロが押し込んだ。

失点後もアタランタがラツィオ陣内で攻めていた中、前半追加タイム1分に追いつく。マルシッチとの競り合いを制してサパタがボックス右に侵入。ゴール左へ蹴り込み、試合を振り出しに戻した。迎えた後半は互角の攻防で立ち上がった中、55分にラツィオに決定機。ロングフィードに抜け出したボックス中央のインモービレがGKと一対一となったが、シュートはムッソに止められた。

好機を作りきれないアタランタは59分にマリノフスキーを、67分にムリエルを投入。

しかし74分、ラツィオが勝ち越しに成功する。ペドロが持ち上がって左サイドのバシッチへ。バシッチが中に折り返し、最後はインモービレが蹴り込んだ。

さらに82分、ラツィオに3点目のチャンス。インモービレのスルーパスでボックス左に進入したモロがGKとの一対一となったが、再三の好守を見せるムッソに止められた。

すると試合終了間際の追加タイム4分、アタランタが同点に追いつく。右サイドからのマリノフスキーのインスウィングクロスをデミラルが頭で逸らし、ファーサイドのデ・ルーンがボレーで蹴り込んだ。

直後にタイムアップとなり、アタランタがラツィオの逃げ切りを許さずドローに持ち込んでいる。