バイエルンが4発快勝で公式戦3連勝! レヴァンドフスキがリーグ9戦目で早くも10ゴール達成《ブンデスリーガ》

2021.10.24 00:25 Sun
Getty Images
ブンデスリーガ第9節、バイエルンvsホッフェンハイムが23日にアリアンツ・アレーナで行われ、ホームのバイエルンが4-0で圧勝した。

バイエルンは前々節、フランクフルト相手に今季初黒星を喫したものの、前節のレバークーゼン戦を5-1で圧勝し、きっちりリバウンドメンタリティを示した。さらに、ミッドウィーク開催のチャンピオンズリーグ(CL)ではベンフィカとの首位攻防戦を4-0の快勝で飾り、公式戦2連勝中だ。
10位のホッフェンハイムをホームで迎え撃ったこの一戦では古巣対戦のはずだったナーゲルスマン監督が、ベンフィカ戦直前に発覚した新型コロナウイルス感染の影響で不在となり、アシスタントマネージャーのトップメラー氏が引き続きチームを指揮した。その中でベンフィカ戦からは先発3人を変更。ジューレ、コマン、サネに代えてリチャーズ、ミュージアラ、ニャブリを起用した。

立ち上がりからエンジン全開のホームチームが相手陣内でハーフコートゲームを展開していく。開始2分にゴール前に抜け出したレヴァンドフスキに絶好機も、ここはDFとGKを短いドリブルで冷静に外したものの、肝心のチップキックがわずかに枠の左に外れる。
さらに、8分には相手ボックス内でのカウンタープレスからニャブリがゴールネットを揺らすが、今度はボール奪取の場面でミュージアラのファウルを取られてゴールは認められない。

それでも、攻勢を続けるホームチームは16分、左サイドから中央での鮮やかなパスワークをみせ、最後はボックス右でミュージアラからパスを受けたニャブリが再び右足のシュートを流し込み、古巣相手に先制点を奪い切った。
先制以降はバイエルンがややペースを落としたことで、プレスに慣れ始めたホッフェンハイムが徐々に押し返していくが、前半半ば過ぎに圧倒的な個の力で追加点を奪う。

30分、自陣深くに押し込められた中で自陣右サイドのゴールライン際でニャブリが大きくボールを蹴り出すと、ハーフウェイライン付近で競り勝ったレヴァンドフスキが背後へ流したボールに抜け出したミュラーがDFクリス・リチャーズを相手にイーブンボールをマイボールにし、サポートに入った主砲に繋ぐ。すると、レヴァンドフスキがパワフル且つ正確な右足のミドルシュートをゴール右上隅に突き刺し、今季リーグ9戦目にして早くも10ゴールに到達した。

この2点目で試合の主導権を完全に握ったバイエルンは、前半終了間際の43分にもボックス内でレヴァンドフスキに絶好機が訪れるが、ここはGKバウマンの右足を残したビッグセーブに阻まれ、ドッペルパック達成とはならなかった。

迎えた後半、リュカに代えてジューレをハーフタイム明けに投入したバイエルンは、開始早々に決定機を創出。ボックス右のスペースに抜け出したニャブリがすかさず左足を振るが、これはGKバウマンの好守に阻まれる。

連戦の疲れからか、ゲームコントロール優先の試合運びにシフトした中、ハーフタイムの修正で攻守に強度を増したアウェイチームに対して後手を踏む場面が増えるバイエルン。

これを受け、65分過ぎにはミュラーとミュージアラの2列目2人を下げてチュポ=モティング、コマンを、75分過ぎにはニャブリとザビッツァーを下げてトリソ、サネをピッチへ送り込んだ。

すると、82分には連続で得たCKの流れからクラマリッチの不用意なクリアがすぐそばにいたウパメカノの背中に当たってゴール前にこぼれると、これにいち早く反応したチュポ=モティングが冷静にゴールネットへ流し込み、勝利を決定づける3点目とした。

さらに、87分にはウパメカノの縦パスで背後を取ったコマンのゴールでダメのダメを押したバイエルンが、安定したゲームコントロールと勝負所を見極めた4ゴールによって公式戦3連勝を達成した。

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