柿谷弾含む3発の名古屋がホーム先勝、FC東京は希望をつなぐアウェイゴールを奪取《ルヴァンカップ》
2021.10.06 21:20 Wed
YBCルヴァンカッププライムステージ準決勝、名古屋グランパスvsFC東京の第1戦が10月6日に豊田スタジアムで行われ、3-1で名古屋が先勝した。
直近のリーグ戦ではサンフレッチェ広島に惜敗し、公式戦13試合ぶりの黒星を喫した名古屋。その広島戦からはスタメンを4人変更し、長澤やシュヴィルツォクらに代わってキム・ミンテやマテウスらを先発で起用。前田と柿谷が縦関係を築く[4-2-3-1]で臨んだ。
一方、FC東京は2日の川崎フロンターレ戦からスタメンを5人変更。日本代表に招集された長友に代わり、左サイドバックには蓮川が入った。ディエゴ・オリヴェイラと永井を前線に置いた[4-4-2]を基本としながら、守備時にはマテウス対策としてか左サイドハーフの渡邊凌磨が落ちる変則的な[5-3-2]ような形を取った。
まずFC東京は7分に永井がミドルで狙い、名古屋は10分に敵陣中央でFKからマテウスが合わせるボールを送っていく。互いに決定的なシーンを生まれないまま、序盤は推移していった。
比較的静かな立ち上がりとなった中、先に試合を動かしたのは名古屋だった。17分、マテウスが後方からのロングボールに反応し、蓮川と競り合いにながらボックス右へ侵入。相手のクリアが中途半端になってこぼれ球を稲垣へ戻すと、ダイレクトでの折り返しにゴール前で柿谷が合わせてネットを揺らした。
後半の頭は名古屋の時間帯が続き、59分には柿谷がゴール前で絶好機を迎えたが、シュートは力なくGK波多野にキャッチされた。反撃に出たいFC東京だが、攻撃でも守備でもリズムが生まれずに効果的なカウンターを仕掛けらない。
すると次のゴールも名古屋に生まれる。敵陣右の浅い位置でFKを得ると、ガブリエル・シャビエルは柔らかいボールを遠いサイドへ。キム・ミンテが頭で折り返すと、最後はゴール前で木本が粘りながら押し込み、追加点を挙げた。
2点のビハインドとなったFC東京はすぐさま反撃に出る。だが、アーリークロスに合わせた田川の左ボレーは、GKランゲラックの好セーブに阻まれた。さらには、青木、アダイウトンがフィニッシュを迎えるも、名古屋の守備陣は綻びを見せない。
このままでは終われないFC東京は後半のアディショナルタイムに意地を見せる。アダイウトンがワンタッチで森下を振り切ってボックス左へ侵入。ニアを抜いて1点を返し、貴重なアウェイゴールを手にした。
だが、直後には吉田のクロスからマテウスが加点。失点を最小限にとどめ、リードを広げた名古屋が決勝進出へ向けて先勝した。
名古屋グランパス 3-1 FC東京
【名古屋】
柿谷曜一朗(前17)
木本恭生(後24)
マテウス(後49)
【FC東京】
アダイウトン(後48)
直近のリーグ戦ではサンフレッチェ広島に惜敗し、公式戦13試合ぶりの黒星を喫した名古屋。その広島戦からはスタメンを4人変更し、長澤やシュヴィルツォクらに代わってキム・ミンテやマテウスらを先発で起用。前田と柿谷が縦関係を築く[4-2-3-1]で臨んだ。
まずFC東京は7分に永井がミドルで狙い、名古屋は10分に敵陣中央でFKからマテウスが合わせるボールを送っていく。互いに決定的なシーンを生まれないまま、序盤は推移していった。
比較的静かな立ち上がりとなった中、先に試合を動かしたのは名古屋だった。17分、マテウスが後方からのロングボールに反応し、蓮川と競り合いにながらボックス右へ侵入。相手のクリアが中途半端になってこぼれ球を稲垣へ戻すと、ダイレクトでの折り返しにゴール前で柿谷が合わせてネットを揺らした。
名古屋は28分にもマテウスのクロスから相馬が頭で狙う。対するFC東京は38分、ゴール前での粘りから右にはたいて最後は中村拓海が右足のシュート。前半終了間際には古巣対戦となった永井が自慢の快足を生かして単騎で突破し、右足のフィニッシュを放つ。さらにこれで得た左CKから三田のキックに森重が頭で合わせたが、クロスバーを越えた。
後半の頭は名古屋の時間帯が続き、59分には柿谷がゴール前で絶好機を迎えたが、シュートは力なくGK波多野にキャッチされた。反撃に出たいFC東京だが、攻撃でも守備でもリズムが生まれずに効果的なカウンターを仕掛けらない。
すると次のゴールも名古屋に生まれる。敵陣右の浅い位置でFKを得ると、ガブリエル・シャビエルは柔らかいボールを遠いサイドへ。キム・ミンテが頭で折り返すと、最後はゴール前で木本が粘りながら押し込み、追加点を挙げた。
2点のビハインドとなったFC東京はすぐさま反撃に出る。だが、アーリークロスに合わせた田川の左ボレーは、GKランゲラックの好セーブに阻まれた。さらには、青木、アダイウトンがフィニッシュを迎えるも、名古屋の守備陣は綻びを見せない。
このままでは終われないFC東京は後半のアディショナルタイムに意地を見せる。アダイウトンがワンタッチで森下を振り切ってボックス左へ侵入。ニアを抜いて1点を返し、貴重なアウェイゴールを手にした。
だが、直後には吉田のクロスからマテウスが加点。失点を最小限にとどめ、リードを広げた名古屋が決勝進出へ向けて先勝した。
名古屋グランパス 3-1 FC東京
【名古屋】
柿谷曜一朗(前17)
木本恭生(後24)
マテウス(後49)
【FC東京】
アダイウトン(後48)
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