町田戦勝利の磐田が首位返り咲き! 残留争いは混迷極める【明治安田J2第32節】

明治安田生命J2リーグ第32節の7試合が3日に各地で行われた。

2位のジュビロ磐田(勝ち点66)は、6位FC町田ゼルビア(勝ち点55)とアウェイで対戦。1ポイント差で追う首位京都サンガF.C.が2日のV・ファーレン長崎戦で敗れたことにより、この試合の結果次第で首位に返り咲けるチャンスが転がり込んだ。

試合は11分、その磐田が先手を取る。自陣での細かいパス回しから、遠藤が裏のスペースに浮き球のパスを送り、抜け出したルキアンが相手GKと一対一の状況に。冷静にループシュートでゴールネットを揺らし、先制点を挙げた。
リードを得た磐田はさらに攻勢を強める。23分、大津の縦パスを受けたルキアンがボックス手前右でフリーになっていた鈴木にパスを供給。鈴木が中央にグラウンダーのクロスを送ると、クリアを試みた相手DFに当たり、ゴールネットに吸い込まれた。

2点を追う町田はハーフタイムにドゥドゥ、三鬼、岡田の3選手を投入し、反撃に出ると、56分に大きなチャンスが到来。右サイドでボールを運んだ太田が逆サイドへとグラウンダーの鋭いパスを供給する。受けた高江がボックス左から折り返しのボールを送ると、相手DFに当たってゴールに決まった。1点差まで詰め寄った町田だが、その後はなかなか決定的なチャンスには結び付けられず。後半アディショナルタイムには右サイドの三鬼のクロスから中央のドゥドゥがヘディングシュートを狙うが、これも枠を外れた。

試合はこのまま終了し、1-2で磐田が勝利。これでリーグ戦8試合負けなしとなり、京都と入れ替わる形で首位に返り咲いた。対する町田は6試合ぶりの黒星となった。

19位ツエーゲン金沢は4位アルビレックス新潟とホームで対戦。試合は8分に丹羽が先制点を奪取すると、その1点を守り抜き、1-0で14試合ぶりの勝利を手にした。また、順位も18位まで上がり、降格圏脱出を果たしている。

そのほか、17位の大宮アルディージャは14位栃木SCのホームに乗り込み、1-3で勝利。前節のSC相模原戦に続く連勝を飾り、14位まで順位を上げた。

◆第32節
▽10/3(日)
SC相模原 4-4 水戸ホーリーホック
栃木SC 1-3 大宮アルディージャ
ジェフユナイテッド千葉 0-0 松本山雅FC
ツエーゲン金沢 1-0 アルビレックス新潟
レノファ山口FC 1-2 東京ヴェルディ
ギラヴァンツ北九州 2-2 ザスパクサツ群馬
FC町田ゼルビア 1-2 ジュビロ磐田

▽10/2
ブラウブリッツ秋田 0-2 愛媛FC
ヴァンフォーレ甲府 2-0 モンテディオ山形
V・ファーレン長崎 2-0 京都サンガF.C.
FC琉球 1-1 ファジアーノ岡山