【ラ・リーガ注目プレビュー】王者アトレティコが指揮官更迭迫るバルセロナを迎え撃つ強豪対決!

2021.10.02 13:15 Sat
twitterfacebookhatenalinegplus
photo
Getty Images
ラ・リーガ第8節、アトレティコ・マドリーvsバルセロナが、日本時間2日28:00にワンダ・メトロポリターノでキックオフされる。クーマン解任秒読み段階に入った崖っぷちのブラウグラナが、昨季王者ロヒブランコスのホームに乗り込む注目のビッグマッチだ。昨シーズンに7年ぶり11回目のプリメーラ制覇を成し遂げたアトレティコは、多くの主力の引き抜きの噂があった中、チェルシーへ旅立ったMFサウールを除く主力の慰留に成功。さらに、MFデ・パウル、FWマテウス・クーニャ、移籍市場最終日には今回の対戦相手から元エースFWグリーズマンが電撃復帰し、今季優勝争いの最有力候補に挙がると共にCLでも優勝候補の一角に名を連ねている。

ただ、開幕連勝スタートを飾ったところまでは良かったものの、以降は今季の目玉となるべき攻撃陣の機能不全によって取りこぼしが顕著に。前節のアラベス戦では開幕全敗だった最下位相手に大金星を献上し、今季の初黒星を喫した。それでも、泥沼のバルセロナとは異なり、直近のCLミラン戦では今季のチームの特徴となっている試合終了間際の驚異的な勝負強さを発揮し、グリーズマンの待望の復帰後初ゴールに、CL26試合ぶりとなるFWルイス・スアレスのアウェイゴールによって劇的な2-1の逆転勝利を飾り、今後の復調へのキッカケを手にしている。

一方、今夏にエースFWメッシの電撃退団に揺れたバルセロナ。深刻な財政難の影響もあり、国内、ヨーロッパの王座奪還を期待させるような目立った補強はなく、難しい状況でのシーズンスタートとなった。負傷者続出の中、開幕3試合では2勝1分けとまずまずのスタートを切ったが、チャンピオンズリーグ(CL)初戦のバイエルン戦で屈辱の惨敗を喫すると、格下グラナダ、カディス相手には、かつての黄金期を知るクレには到底受け入れられない醜い戦いぶりで連続ドロー。

この間に2試合のベンチ入り禁止処分を科されたクーマン監督の不在により、レバンテ戦では暫定指揮官スロイデルの下で3-0の快勝を収めたが、クーマン監督が復帰した直近のベンフィカ戦では0-3の惨敗を喫し、クラブ史上初のCLグループステージ連敗スタートという不名誉な記録を樹立。クラブはインターナショナルマッチウィークの期間にもオランダ人指揮官の解任に動く構えだ。自身は引き続きスタンド観戦となる中、バルセロナでのラストマッチと目される一戦で意地を見せられるか…。

なお、バルセロナとシメオネ率いるアトレティコと言えば、これまでのラ・リーガでバルセロナが17戦無敗(11勝6分け)という圧倒的な戦績を残していた。だが、昨季のカンプ・ノウでの通算18度目の対戦でアトレティコが待望の初白星を挙げると、ワンダ・メトロポリターノでの直近の対戦でも0-0のドローに持ち込んでいる。そのため、シメオネ監督としてはホーム未勝利が続いているとはいえ、余計な重圧を感じることなく戦えるはずだ

◆アトレティコ・マドリー◆
【3-5-2】
▽アトレティコ・マドリー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:オブラク
DF:サビッチ、ヒメネス、エルモソ
MF:マルコス・ジョレンテ、コケ、カラスコ
MF:デ・パウル、レマル
FW:フェリックス、スアレス

負傷者:DFトリッピアー、FWマテウス・クーニャ
出場停止者:MFコンドグビア

累積警告のコンドグビアが出場停止となる。負傷者に関してはFWマテウス・クーニャが唯一の欠場者となるが、筋肉系のトラブルを抱えるDFトリッピアーの状態も懸念されるところだ。

システムに関しては昨季に引き続き守備時[4-4-2]、攻撃時[3-5-2(3-4-2-1)]の可変式を採用している。直近のミラン戦ではほぼ[4-4-2]の形でスタートしたが、今回は[3-5-2]の形で臨む見込みだ。

スタメンに関しては選手層に厚みが加わったことで、シメオネ監督はここまで多くの組み合わせを試しているが、今回の一戦では前述の11人を予想。ただ、トリッピアーやFWアンヘル・コレア、グリーズマンらがスタメン入りする可能性も考えられる。

◆バルセロナ◆
【4-3-3】
▽バルセロナ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:テア・シュテーゲン
DF:デスト、アラウホ、ピケ、ジョルディ・アルバ
MF:セルジ・ロベルト、ブスケッツ、F・デ・ヨング
FW:ガビ、デパイ、コウチーニョ

負傷者:DFバルデ、MFペドリ、FWアグエロ、デンベレ、ブラースヴァイト
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはアグエロ、デンベレ、ブラースヴァイトのストライカー3人に加え、直前に筋肉系の負傷が発覚したペドリが欠場となる。一方、負傷明けのジョルディ・アルバが遠征メンバー入りを果たしている。

今季は[4-3-3(4-3-1-2)]と[3-5-2]を併用しているが、いずれも惨敗したCL2試合で採用した3バックではなく4バックの採用が見込まれる。スタメンに関しては多くの可能性を有している中で前述の11人を予想。ただ、サイドバックにDFミンゲサ、中盤にMFガビ、前線にFWルーク・デ・ヨング、FWアンス・ファティが起用される可能性も十分にある。

★注目選手
◆アトレティコ・マドリー:FWアントワーヌ・グリーズマン
Getty Images

アトレティコの注目プレーヤーは古巣初対戦となるグリーズマン。2019年夏にアトレティコからバルセロナへ電撃移籍を果たしたものの、昨季のコパ・デル・レイを除き期待された主要タイトルを獲得できず、今夏志半ばでカタルーニャの地を去ることになった。だが、かつて寵愛を受けたマドリードの地では前述の移籍の経緯、奇しくも退団後にクラブがラ・リーガのタイトルを獲得したこともあり、ファンからの拒否反応も強い。

そういった中、ピッチ上でできるだけ早く結果を残したいところだったが、昨季からスタイルを変更したチームへの適応への苦戦、自然とボールが集まっていた前回の在籍時とチーム内での立ち位置が変更した影響もあり、初ゴールはおろか、ほとんど決定機にも絡めない“空気”の状況がしばらく続いた。それでも、直近のミラン戦では敗色濃厚だった状況を変える見事なダイレクトボレーで貴重な同点ゴールを挙げ、失地回復のキッカケを手にしている。

初の古巣対戦で大きな注目を集まる中、事前の報道ではベンチスタートが濃厚だが、ロヒブランコスの一員として再び認められる上では古巣相手にチームを勝利に導く決定的な仕事が求められるところだ。

◆バルセロナ:MFフレンキー・デ・ヨング
Getty Images

バルセロナの注目プレーヤーは中盤のバトルでカギを握るフレンキー・デ・ヨング。本来であれば、古巣凱旋のFWアグエロやFWデパイら新加入組にスポットライトを当てたいところだったが、苦境のチームにおいて孤軍奮闘の活躍が光るキーマンを注目プレーヤーとする。

2019年夏のバルセロナ加入以降、その卓越したアスリート能力と戦術眼を武器に、本職のインテリオールに加え、アンカー、センターバック、トップ下など様々な形で起用が続く24歳のオランダ代表MF。その間にチームが苦境に陥る中、直近のベンフィカ戦では節目のクラブ通算100試合出場を達成した。そのベンフィカ戦では試合途中に3バックの中央にポジションを下げて、同胞指揮官に持ち味を消される消化不良のプレーを強いられただけに、今回の一戦を仕切り直しの一戦としたい。

現時点ではインテリオールでの起用が見込まれており、相棒ペドリを負傷で欠く中、コケやデ・パウル、レマルら相手の屈強な中盤とのマッチアップにおいていつも以上の奮闘が求められるところ。攻撃では相手のプレスをいなすパス捌きに、ベンフィカ戦での前半にも見せたようなゴール前への果敢な飛び出し。守備では相手の鋭いカウンターの起点を潰す、八面六臂の活躍が期待されるところだ。オランダ代表とバルセロナで指導を受けた恩師とも言えるクーマン監督のラストマッチと目される一戦で白星を捧げることはできるか…。

関連ニュース
thumb

【CL決勝プレビュー】因縁の両雄が4年ぶりにファイナルで再戦! リバプールのリベンジか、マドリーの返り討ちか…

チャンピオンズリーグ(CL)決勝、リバプールvsレアル・マドリーが、日本時間28日28:00にパリのスタッド・ドゥ・フランスでキックオフされる。世界屈指のタレントを擁するイングランドとスペインの名門が、4年ぶりにファイナルの舞台で激突する因縁の一戦だ。 2018-19シーズン以来7度目の優勝を目指すリバプールは、戦前に“死の組”と評されたグループBでアトレティコ・マドリー、ミラン、ポルトを相手に実力の差を見せ付けて全勝突破。決勝トーナメントではラウンド16でインテルに苦戦を強いられ、ホームでは今大会唯一となる0-1の敗戦を喫したものの、2戦合計2-1の僅差で突破。以降はベンフィカ、ビジャレアルとアウトサイダーとの連戦を無敗で切り抜け、3年ぶりのファイナル進出を決めた。 マンチェスター・シティとの最終節までもつれ込んだプレミアリーグ優勝争いでは、わずか1ポイント及ばず。2シーズンぶりの優勝はならず。これにより、イングランド史上初のクアドルプルを逃したが、すでにEFLカップ、FAカップを制したチームは、2000-01シーズンにUEFAカップ制覇で達成した“カップ・トレブル”の再現を狙う。 シーズン最終盤に入って負傷者が続出したものの、ウォルバーハンプトンとの最終節では復帰したFWサラーのゴールなどによって3-1の勝利。前述のインテル戦での黒星を最後に、15勝3分けの公式戦18戦無敗という最高の状態で今回の大一番に臨むことになった。 一方、2017-18シーズン以来最多14度目のビッグイヤー獲得を目指すマドリーは、インテルとシャフタール、シェリフと同居したグループDを順当に首位通過。決勝トーナメントではパリ・サンジェルマン(PSG)、チェルシー、マンチェスター・シティという優勝候補3チームと対戦した中、ラウンド16ではエースFWベンゼマによるベルナベウでのハットトリック、チェルシー戦とシティ戦では途中出場のFWロドリゴの値千金の働きに、ベンゼマとFWヴィニシウスの両エースの活躍によって2ラウンド連続で延長戦を制し、劇的な勝ち上がりで4年ぶりのファイナル進出を果たした。 ラ・リーガではバルセロナやアトレティコの躓きもあり、早い段階から独走態勢に入った中、4節を残して2シーズンぶりの優勝を決定。そのため、最終節のベティス戦のゴールレスドローを含め、消化試合となった残り4戦は1勝2分け1敗と振るわないものとなったが、フル稼働が続いた中盤の主力を含め、各自が今回の大一番に万全のコンディションで臨めそうだ。 なお、両チームはこれまで通算8度対戦しており、マドリーが4勝1分け3敗で勝ち越している。直近の対戦は昨シーズンのCL準々決勝でマドリーが2戦合計3-1で勝ち抜けを決めているが、やはり思い起こされるのは2017-18シーズンにウクライナのキーウで行われたファイナル。 DFセルヒオ・ラモス(現PSG)の肩固めによってサラーが負傷交代を強いられた中、GKカリウスの乱調によってベンゼマ、ベイルが後半に決めた3つのゴールによってマドリーが3-1の勝利を収め、通算13度目の優勝を決めている。 ◆リバプール◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220527_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:アリソン DF:アレクサンダー=アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、チアゴ FW:サラー、マネ、ルイス・ディアス 負傷者:DFジョー・ゴメス、MFファビーニョ、チアゴ、FWオリジ コロナ陽性者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはオリジが唯一の欠場者となるが、それ以外の全選手が起用可能な状態だ。 スタメンに関してはファビーニョとチアゴが負傷を抱えているが、直前のトレーニングをこなしており、スタートからの起用が可能と思われる。仮に、スタートから難しい場合はナビ・ケイタやカーティス・ジョーンズが代役を担う。 それ以外ではファン・ダイクの相棒にコナテ、ルイス・ディアスに代わってフィルミノ(ジョタ)を最前線に置き、マネを左に回すオプションも想定される。 ◆レアル・マドリー◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220527_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:クルトワ DF:カルバハル、ミリトン、アラバ、メンディ MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース FW:バルベルデ、ベンゼマ、ヴィニシウス 負傷者:DFアラバ、FWベイル コロナ陽性者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはいずれも遠征メンバー入りを果たしたが、アラバとベイルに欠場の可能性がある。 スタメンに関してはアラバの復帰を前提に前述の11人の起用を予想。アラバが難しい場合はナチョが代役を担う見込みだ。それ以外で変更点があるとすれば、右ウイングにロドリゴ、左のインテリオールにカマヴィンガが入るぐらいか。 ★注目選手 ◆リバプール:FWモハメド・サラー <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220527_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> リベンジに燃えるレッズのエース。今回のファイナルに出場するリバプールの選手で最もマドリーとの再戦を熱望していたエジプト代表FWは、準決勝の段階から「マドリーと戦いたい。彼らには決勝で負けているからね」と、物議を醸すことを承知でエルブランコとの再戦を希望するコメントを残した。 さらに、マドリーのファイナル進出が決まった直後には自身のSNSで「決着をつけなければならないことがある」と、改めて4年前のリベンジを誓った。 そのリベンジを果たしたいセルヒオ・ラモスはすでにチームを離れているが、奇しくも今回のファイナルの会場はロシアへの制裁によってサンクトペテルブルクから因縁の相手がプレーするパリへ変更。元スペイン代表が今回試合会場を訪れるかは不明だが、サラーの中でよりモチベーションが高まっていることは間違いないはずだ。 今シーズンのプレミアリーグ23ゴール14アシストで得点王とアシスト王をダブル受賞したエースは、今大会でも得点ランキング4位の8ゴールときっちり結果を残している。 今回のリベンジマッチではアレクサンダー=アーノルドと共にメンディ、ヴィニシウスとマッチアップするサイドでの攻防で優位性をもたらすと共に、宿敵のゴールネットを揺らしてチームを優勝に導きたい。 ◆レアル・マドリー:FWカリム・ベンゼマ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220527_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> キャリア最高のシーズンを勝利で飾れるか。今シーズン、ここまでキャリアハイなる公式戦45試合44ゴールと圧巻の数字を残し、ラ・リーガ制覇と共に自身初のピチ-チ(ラ・リーガ得点王)を獲得した34歳のフランス代表FW。 大会連覇が期待されるカタール・ワールドカップの戦績次第ではあるものの、仮にCL制覇を成し遂げた場合、自身初のバロンドール受賞に向けて大きな後押しとなるはずだ。 今大会で得点ランキングトップの15ゴールを挙げるエルブランコの主砲は、PSGとの2ndレグ、チェルシーとの1stレグでの2試合連続ハットトリックを含め、5試合連続ゴール中と絶好調。また、昨季の2試合はいずれもノーゴールに終わったものの、対リバプールでは5戦4ゴールと得意としている。 ファビーニョ、ファン・ダイク、アリソンのセンターラインを中心にリバプールの堅守攻略は決して簡単ではないが、ヴィニシウスらと共にチームを勝利に導くエースの仕事を期待したい。 2022.05.28 12:00 Sat
twitterfacebook
thumb

【EL決勝プレビュー】鎌田&長谷部が小野伸二以来の欧州の頂に挑戦! アウトサイダー同士による実力拮抗のファイナル

ヨーロッパリーグ(EL)決勝、フランクフルトvsレンジャーズが、日本時間18日28:00にセビージャのエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンでキックオフされる。前身UEFAカップ時代の1979–80シーズン以来、2度目の大会制覇を目指すフランクフルトと、大会初制覇を目指すレンジャーズによる、アウトサイダー同士のファイナルだ。 昨シーズンのブンデスリーガを5位でフィニッシュし、ELストレートインとなったフランクフルトは、オリンピアコス、フェネルバフチェ、アントワープと同居したグループDを3勝3分けの無敗で首位通過。決勝トーナメントではラウンド16で対戦したベティスを延長戦の末、PK戦突入直前のラストプレーで退け、劇的な形で突破した。 さらに、準々決勝では優勝候補筆頭のバルセロナと対戦すると、ホームでの初戦で1-1のドローに持ち込み、難所カンプ・ノウでの第2戦では3-2の会心の勝利。見事ジャイアントキリングを達成した。 これで完全に勢いに乗ったグラスナー率いるチームは、プレミアリーグの強豪ウェストハムとの対戦となった準決勝でも、敵地での初戦をMF鎌田大地の決勝点で先勝。ホームでの2ndレグでは前半序盤の相手DFの一発退場による数的優位を生かし、FWボレのゴールを最後まで守り切って1-0の完勝。2連勝でのファイナル進出を決めた。 先日に終了したブンデスリーガでは開幕6戦未勝利、シーズン最終盤の8戦未勝利が大きく響きUEFAコンペティション出場圏外の11位でフィニッシュ。来シーズンに再び欧州の舞台で戦うにはこの決勝での勝利が必須となる。だが、仮に勝利できれば前身チャンピオンズカップ時代の1959-60シーズン以来のチャンピオンズリーグ(CL)出場を決められる。 一方、スティーブン・ジェラード前監督の下、昨シーズンのスコティッシュ・プレミアシップで無敗優勝を果たしたレンジャーズは、CL予選3回戦敗退に伴い、EL予選プレーオフでアラシュケルトを破ってグループステージに進出。グループステージではリヨン、スパルタ・プラハ、ブレンビーと同居したグループAを2勝2分け2敗の2位で通過した。 決勝トーナメントのプレーオフではバルセロナと同様に優勝候補に挙げられたドルトムントを2戦合計6-4で破るジャイアントキリングを達成すると、ラウンド16ではツルヴェナ・ズヴェズダ、準々決勝ではブラガというアウトサイダーをいずれも僅差で退けてベスト4進出。 そして、準決勝ではドルトムントと並ぶ優勝候補のRBライプツィヒと対戦。下馬評では圧倒的不利と見られていたが、2戦共にリーグ戦とは異なる5バックという奇策で臨んだ結果、敵地での初戦を0-1で落としたものの、熱狂のアイブロックスで戦った2ndレグではDFタベルニエ、MFグレン・カマラ、MFランドストラムの3ゴールによって3-1で勝ち切り、ゼニトに屈して準優勝に終わった2007–08シーズン以来のファイナル進出を果たした。 国内リーグでは宿敵セルティックに屈して連覇を逃したものの、リーグ2位でCL予選3回戦出場権を確保。さらに、今週末にはスコティッシュ・カップ決勝のハーツ戦を控えており、今タイトルを含めシーズン2冠の可能性を残している状況だ。 なお、両チームは1959-60シーズンのチャンピオンズカップ準決勝で2度対戦。その対戦ではフランクフルトが1stレグを6-1、2ndレグを6-3という圧倒的なスコアで連勝している。半世紀以上ぶりの再戦では果たしてどちらが栄冠を手にするのか…。 ◆フランクフルト◆ 【3-4-2-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220517_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:トラップ DF:トゥーレ、トゥタ、エンディカ MF:クナウフ、ソウ、ローデ、コスティッチ MF:ハウゲ、鎌田大地 FW:ボレ 負傷者:DFヒンテレッガー、エンディカ、ダ・コスタ、MFリンドストローム コロナ陽性者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては遠征に帯同しているものの、ヒンテレッガーが欠場となる。一方で、数週間離脱が続いたリンドストローム、直近のマインツ戦で負傷交代したエンディカに関してはプレー可能なようだ。 スタメンに関しては前述のメンバーの起用が濃厚だ。変更点があるとすれば、エンディカ、ローデ、ハウゲの位置に長谷部誠、ヤキッチ、リンドストローム(アヘ)辺りを起用するのみか。 ◆レンジャーズ◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220517_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:マクレガー DF:タベルニエ、ゴールドソン、バッシー、バリシッチ MF:グレン・カマラ、ランドストラム、ジャック FW:ケント、アリボ、ライト 負傷者:DFヘランデル、FWモレロス、ルーフェ コロナ陽性者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはヘランデル、モレロスの2選手に加え、軽傷を抱えるルーフェの出場が危ぶまれている。 システムに関しては国内リーグで[4-2-3-1]、[4-3-3]をメインシステムとして使ってきたが、前ラウンドのライプツィヒ戦ではいずれも守備的な[5-3-2]、[3-4-2-1]の布陣を採用。フランクフルトを格上と見て5バック(3バック)を継続するのか、より戦い慣れた4バックで臨むのか、ファン・ブロンクホルスト監督の選択に注目が集まる。 スタメンに関しては4バックでメンバーを予想したが、3バックの場合はDFバログンの起用も考えられる。それ以外ではアルフィールドやサカラ、ラムジー辺りの起用も想定される。 ★注目選手 ◆フランクフルト:MF鎌田大地 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220517_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 長谷部と共に小野伸二以来の欧州の頂に挑戦。フランクフルトの中心選手と言えば、守護神トラップ、MFコスティッチ、エンディカ、ボレらの名前が真っ先に挙がるが、殊ELの戦いにおいて筆頭に挙がるのは通算22試合11ゴール3アシストの圧巻の数字を残す25歳の日本代表MFだ。 今シーズンのリーグ戦では4ゴール3アシストと、5ゴール14アシストを記録した昨シーズンから数字を落としたが、今季のELでは12試合で5ゴール1アシストを記録。“EL男”として健在ぶりを発揮している。 とりわけ、ベティス、バルセロナ、ウェストハムといずれも格上の相手と対戦した決勝トーナメントではベティス戦、ウェストハム戦のゴールという決定的な仕事以上に、バルセロナ戦での2試合を筆頭に攻撃の組み立て、チャンスメークの局面での存在感が際立つ。 卓越したポジショニング、プレー判断、正確なパスで推進力のある両ウイングバック、動き出しの鋭さ、ディフェンスラインとの駆け引きに優れるボレを巧く操り、緩急のある仕掛けで自ら局面打開と、その引き出しの多さでやや縦志向が顕著なフランクフルトの攻撃に彩りを与えている。 今回のファイナルでレンジャーズが普段通りの戦い方、あるいはライプツィヒ戦の守備的な戦い方を継続するかは不明だが、前者であればカウンターの起点、後者であればアタッキングサードでの崩しの起点として存在感を発揮したい。 フェイエノールトの司令塔として2001-02シーズンのUEFAカップ制覇に貢献した小野以来となる同タイトル獲得なるか…。 ◆レンジャーズ:DFジェームズ・タベルニエ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220517_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 変幻自在の右足がタイトルをもたらすか。各ポジションに好タレントを擁するスコットランド屈指の名門だが、やはり重要な大一番で最も頼りになるのは30歳の主将DFだ。 ニューカッスルでプロキャリアをスタートした右サイドバックは、イングランド下部カテゴリーへの複数レンタル移籍、ウィガンを経て2015年にレンジャーズへ完全移籍で加入。以降は右サイドバックながら卓越した右足のキック精度を武器に、プレーキッカーとして存在感を放ち、公式戦345試合83ゴール107アシストと驚異的なスタッツを叩き出している。 今シーズンのELでも13試合7ゴール2アシストと決定的な仕事が際立つ。この決勝ではサイドバックかウイングバックで役割は変わってくるが、その推進力のある仕掛け、高精度のクロス、接戦でものを言うプレースキックでチームにELのタイトルをもたらしたい。 2022.05.18 12:00 Wed
twitterfacebook
thumb

【プレミア注目プレビュー】トップ4懸けた激戦必至のNLダービー! スパーズが望み繋ぐか、ガナーズが宿敵撃破で6季ぶりのCL切符手にするか

プレミアリーグ第22節延期分、トッテナムvsアーセナルが日本時間12日27:45にトッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフされる。トップ4懸けた激戦必至のノースロンドン・ダービーだ。 現在、5位のトッテナム(勝ち点62)は前節、敵地アンフィールドで行われた2位のリバプールとの上位対決を1-1のドローで終えた。自力でのトップ4フィニッシュへ勝ち点3奪取が必須だったこともあり、結果自体は失望と言える。それでも、シーズン4冠を目指す世界屈指の相手に完全アウェイの状況において、最後まで勝ち点3の可能性を残す粘り強い戦いぶりは称賛に値するものだった。 このドローによって自力でのトップ4フィニッシュの可能性を失ったコンテ率いるチームだが、前回対戦で惨敗した宿敵相手にホームで勝ち点3を取り切り、ひとまず勝ち点差を1ポイントに縮めたい。そして、人事を尽くしつつ残り試合でのニューカッスル、エバートンの援護に期待したいところだ。 一方、4位のアーセナル(勝ち点66)は前節、残留争いに身を置くリーズとホームで対戦。相手GKのミス絡みの先制点を含めFWエンケティアの序盤の2ゴールで好スタートを切ると、前半半ばには相手DFの愚行退場によって数的優位まで手にした。その後は今季リーグ戦で初めてCKから失点を喫したものの、2-1で勝ち切って見事に4連勝を達成。トッテナムに4ポイント差を突けると共に、ここにきて取りこぼしが目立つ3位のチェルシーとの勝ち点差も1ポイントに縮めている。 シーズン最終盤での会心の4連勝によって、6シーズンぶりのCL出場権獲得に大きく近づくガナーズだが、仮に今回のダービーで大敗するようなことがあれば、リーダー不在、若手中心による経験不足も指摘されるチームが残り2試合で勝ち点を取りこぼす可能性は十分にある。したがって、敗戦回避を最優先としながらも、敵地で宿敵に引導を渡すようなパフォーマンスが求められるところだ。 なお、昨年9月末に行われた前回対戦ではホームのアーセナルがMFスミス・ロウ、FWサカの生え抜き2選手のゴールなどで前半に3ゴールを奪う圧倒的な戦いぶりで、ヌーノ前監督率いるトッテナムに3-1のスコアで圧勝。また、コンテ監督はチェルシー時代にアーセナルと公式戦8試合を戦っているが、1勝3分け4敗と苦戦を強いられている。 ◆トッテナム◆ 【3-4-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220511_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ロリス DF:ロメロ、ダイアー、ベン・デイビス MF:エメルソン、ホイビュルク、ベンタンクール、セセニョン FW:クルゼフスキ、ケイン、ソン・フンミン 負傷者:DFタンガンガ、レギロン、ドハーティ、MFスキップ コロナ陽性者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては前述の4選手が引き続き起用できないが、新たな離脱者はいない。 スタメンに関しては善戦した直近のリバプール戦と全く同じメンバーを予想。ただ、コンディション次第ではセセニョン、クルゼフスキがベンチスタートとなり、ダビンソン・サンチェスやルーカス・モウラが代役を担う可能性はあるかもしれない。 ◆アーセナル◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220511_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ラムズデール DF:冨安健洋、ホールディング、ガブリエウ、セドリック MF:エルネニー、ジャカ MF:サカ、ウーデゴール、マルティネッリ FW:エンケティア 負傷者:DFティアニー、ホワイト、MFトーマス、FWサカ コロナ陽性者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはティアニーとトーマスの欠場が確定。また、直近2試合で欠場が続くホワイト、ギリギリのコンディションでのプレーが続くサカに欠場の可能性がある。 システムに関しては[4-2-3-1]の継続が濃厚だが、引き分けが許される勝ち点差、相手がボールを持たされた際に攻めあぐねることを考慮した場合、より守備的な[3-4-2-1]のオプション採用の可能性も十二分にある。 [4-2-3-1]の布陣を前提に前述のスタメンを予想したが、ホワイトが起用可能な場合はホールディングに代わってスタメンに入り、マルティネッリのところにスミス・ロウ、エンケティアに代わってダービーを得意とするラカゼットを起用するプランもありそうだ。 注目の冨安の起用法に関しては、直近のリーズ戦で加入後初めて左サイドバックを務めて好パフォーマンスを披露したが、左のシャドーに入るソン・フンミンへの対応のために右サイドでの起用法を予想。ただ、ホワイトを右サイドバックに置く守備的布陣を採用した場合、再び左に回る可能性もあるかもしれない。 ★注目選手 ◆トッテナム:FWソン・フンミン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220511_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 逆転でのトップ4、得点王へ躍動なるか。今シーズン、相棒のケインが序盤の不振の影響もあってゴールペースを落としている中、直近のリバプール戦の1ゴールでキャリア初のリーグ戦20ゴールの大台に到達した韓国代表FW。とりわけ、シーズン後半戦ではケインに加え、MFクルゼフスキとの新たなホットラインが開通し、アストン・ビラ戦でのハットトリックを含めゴールペースを一気に上げている。 PKなしでの20ゴール到達はすでに快挙と言っていいが、得点ランキングトップのリバプールFWサラーとの得点差はわずかに2ゴールと、逆転での自身初のリーグ得点王にも十分に手が届くところだ。そして、自身のゴール増、即ちチームの勝利に繋がるため、残り3試合でのさらなる爆発が期待されるところだ。 これまでリーグ戦でのノースロンドン・ダービーでは13試合3ゴールとあまり良い数字を残せていないが、その3ゴールは前回対戦を含め直近4試合で挙げられたものだ。前回対戦でうまく封じ込められた冨安との日韓マッチアップも予想される中、チームを勝利に導く決定的な仕事を見せられるか。 ◆アーセナル:FWエディ・エンケティア <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220511_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> シーズン最終盤に覚醒した救世主が再びダービーで輝けるか。かつての主砲オーバメヤンの退団、ラカゼットの不振と躍動する2列目と裏腹に、ここまでチームの足を引っ張ってきたガナーズのストライカー陣。その中で22歳の生え抜きFWも、出場14試合でノーゴールと精彩を欠いた。 しかし、ラカゼットのコンディション不良の影響によってチェルシーとのビッグロンドン・ダービーでスタメンに抜擢されたエンケティアは、アカデミー時代に放出された古巣相手に今季リーグ初ゴールを含む2ゴールを挙げる圧巻の活躍で勝利に貢献。以降、スタメンの座を勝ち取り、好パフォーマンスを見せると、前節は同じくレンタルで在籍した古巣リーズを相手に2ゴールを挙げ、再びチームを勝利に導く大仕事をやってのけた。 一連の活躍でクラブとの新契約交渉、ウェストハムといった強豪クラブからの好条件のオファーと去就が騒がしくなってきているが、自身の価値を高める上でもダービーでの活躍は必須だ。 リバプールの強力攻撃陣をほぼ封じたDFロメロやDFダイアーを筆頭とする相手の守備陣は非常にソリッドだが、ここ最近の活躍で得点以外のプレーでも自信に満ち溢れ、覚醒の気配を色濃く見せる若きストライカーはダービーで再び輝けるか…。 2022.05.12 12:00 Thu
twitterfacebook
thumb

【プレミア注目プレビュー】首位浮上狙うリバプールvsトップ4浮上狙うスパーズ! 上位争いの決定打となり得るビッグマッチ

プレミアリーグ第36節、リバプールvsトッテナムが、日本時間7日27:45にアンフィールドでキックオフされる。それぞれ逆転での首位浮上、トップ4浮上を目指すレッズとスパーズによる、プレミア上位争いの決定打となり得る重要なビッグマッチだ。 現在、首位のマンチェスター・シティと1ポイント差の熾烈な優勝争いに身を置く2位のリバプール(勝ち点82)。その首位チームとの頂上決戦をドローで終えたチームは、以降のリーグ戦を3連勝。過密日程の中、互いに下位相手に取りこぼさず、我慢比べのシーズン最終盤の戦いが続いている。 ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのビジャレアル戦では、ホームチームのアグレッシブな戦いに苦戦を強いられ、前半の2失点によって1stレグで得たアドバンテージをすべて失う思わぬ苦境に。それでも、後半にMFファビーニョ、FWルイス・ディアス、FWマネが挙げた一気呵成の3ゴールによってスペインの強豪を引き離し、終わってみれば2戦合計5-2の順当な勝ち上がりとなった。 これにより、ひとまずプレミアリーグ、FAカップと国内の戦いに集中できるようになったクロップ率いるチームは、シーズン4冠を達成する上で最も困難なプレミアリーグ逆転優勝に向け、重要なトッテナムとのビッグマッチに挑む。現在、シティとの得失点差はわずかにプラス1点と、引き分け以下に終わると、今後首位チームが1敗したとしても追いつけない可能性があり、ホームで是が非でも勝ち点3を獲得したいところだ。 一方、4位のアーセナルと2ポイント差の熾烈なトップ4争いに身を置く5位のトッテナム(勝ち点61)。前節はレスター・シティ相手にFWソン・フンミンの2ゴールの活躍などで3-1の快勝を収め、3試合ぶりの白星を挙げた。ただ、宿敵ガナーズがチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ウェストハムとの強豪3連戦で3連勝を飾ったことで4位浮上はならず。 週明けのミッドウィークには延期分のノースロンドン・ダービーを控えているが、今節で引き分け以下に終わり、翌日にアーセナルがリーズに勝利した場合、たとえ直接対決で勝利しても逆転できず、自力でのCL出場権獲得の可能性を失う。したがって、2010-11シーズンの2-0の勝利以降、7敗3分けと圧倒的に分が悪い鬼門アンフィールドでは勝ち点3を奪いに行く戦いが求められる。 なお、昨年12月にトッテナムホームで行われた前回対戦は打ち合いの展開に、DFロバートソンの一発退場というアクシデントも起きた中、2-2のドローに終わっている。 ◆リバプール◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220506_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:アリソン DF:アレクサンダー=アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、チアゴ FW:サラー、マネ、ルイス・ディアス 負傷者:FWフィルミノ コロナ陽性者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはすでに練習復帰しているフィルミノがマッチフィットネスの問題で欠場濃厚となるが、それ以外の全選手の起用が可能だ。 スタメンに関しては4日前のビジャレアル戦から3選手の変更を予想。コナテとナビ・ケイタに代わってマティプとヘンダーソンのベテランコンビが復帰し、ジョタに代わってルイス・ディアスが両エースとトリデンテを組むことになりそうだ。 ◆トッテナム◆ 【3-4-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220506_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ロリス DF:ロメロ、ダイアー、ベン・デイビス MF:エメルソン、ベンタンクール、ホイビュルク、セセニョン FW:クルゼフスキ、ケイン、ソン・フンミン 負傷者:DFレギロン、ドハーティ、タンガンガ、MFスキップ コロナ陽性者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはドハーティ、タンガンガ、スキップの長期離脱組に加え、そ径部かふくらはぎに問題を抱えるレギロンの欠場が確定している。 スタメンに関しては前述の11人を予想。エメルソンに代えてクルゼフスキを右ウイングバックに置き、ルーカス・モウラを3トップの一角で起用するオプションもあるが、対リバプールという部分でスタートからそのプランを採用する可能性は限りなく低い。 ★注目選手 ◆リバプール:FWルイス・ディアス <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220506_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今冬加入に迫った相手に躍動なるか。今冬の加入以降、リバプールの世界屈指のアタッキングユニットの一角として鮮烈な活躍を続けるコロンビア代表FW。直近のビジャレアル戦ではチームが0-2とされ、2戦合計スコアでイーブンに戻された中、後半からの投入で一気に流れを変え、ゲームチェンジャーとして両エースらを完全にわき役とする強烈な存在感を放った。 そのレッズの新たなアイドルだが、今冬にポルトからリバプールに加入する直前には今回の対戦相手であるトッテナム行きが有力視されていた。実際、トッテナムはポルトに公式オファーを掲示したが、相手サイドの高額な要求に同選手の実力が見合うかという判断で二の足を踏むと、当初今夏の獲得を狙っていたリバプールが前倒しの形でポルトの要求額を呑む形で獲得に成功した。 ある意味トッテナムのアシストによって今冬のマージーサイド行きとなった25歳FWは、20試合4ゴール3アシストという数字以上のインパクトを残しており、今冬のベスト補強との声も挙がっている。 そして、今回の一戦では因縁の相手との対戦において、改めて自身の価値を証明したい。ビジャレアル戦では元トッテナムでアルゼンチン代表DFフォイスを翻弄したが、今回のマッチアップの相手であるアルゼンチン代表DFロメロは一筋縄ではいかない強敵だ。 ◆トッテナム:MFデヤン・クルゼフスキ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220506_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ディアス以上の輝き放てるか。今冬にユベントスから買い取りオプション付きのレンタルで加入したスウェーデン代表MFは、同じくビアンコネロから加入したMFベンタンクールと共に新生スパーズの象徴の一人として絶大な存在感を放つ。 さすがに、加入後数試合は新チーム、プレミアリーグへの適応に苦戦を強いられたが、ここまで14試合の出場で3ゴール8アシストを記録。このアシスト数はリーグ全体で6位タイと、1031分という出場時間を考えれば、驚異的なスタッツと言える。 今やFWケインとFWソン・フンミンの両エースと比肩する攻撃の核と言える“デキ”の愛称で知られる22歳だが、当初クラブのトップターゲットではなく、前述のディアス獲得失敗によってパラティチSDが古巣から慌てて獲得した経緯があった。 ディアスの実力を考えれば、リバプールで見せている活躍をトッテナムでも披露していた可能性は高いが、ソン・フンミンとプレーエリアが被ることもあり、右サイドを主戦場とする左利きのクルゼフスキの獲得と躍動は、トッテナムにとって“怪我の功名”以上のプラスをもたらした印象だ。 同選手自身にディアスへの対抗意識はおそらくないはずだが、今回の一戦ではディアス以上の輝きを放ってチームを勝利に導きたい。 2022.05.07 13:46 Sat
twitterfacebook
thumb

【CLプレビュー】シティのゲーム支配かマドリーの勝負強さか? 至高の打ち合い制するのは…《レアル・マドリーvsマンチェスター・シティ》

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、レアル・マドリーvsマンチェスター・シティが、日本時間4日28:00にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。初戦ではまさに世界最高の舞台というスペクタクルな攻防を繰り広げた両雄による、ファイナル進出を懸けた激戦必至の大一番だ。 先月27日にシティ・オブ・マンチェスターで行われた1stレグはホームのシティが4-3のスコアで先勝した。立ち上がりから攻守両面で圧倒したグアルディオラ率いるチームは開始10分過ぎまでにMFデ・ブライネ、FWガブリエウ・ジェズスのゴールで2点を奪取。以降も再三の決定機を作り出したが、終始劣勢のマドリーも前半30分過ぎにFWベンゼマの圧倒的な個の力で1点を返して前半終了を迎えた。 後半は立ち上がりにMFフォーデン、FWヴィニシウスと自慢の若手がゴールを奪い合った中、やや試合が落ち着き始めた半ば過ぎの74分にMFベルナルド・シウバが決めた鮮烈な一撃でシティがリードを2点に広げた。だが、マドリーもやや幸運な形で得たPKをベンゼマが見事なパネンカで決め切り、至高の打ち合いとなった第1ラウンドは1点差での決着となった。 MFカゼミロの不在やDFアラバの負傷交代の影響もあり、守備対応、ボール保持の部分で大苦戦を強いられたアンチェロッティ率いるチーム。それでも、両エースの驚異的な決定力に助けられ、90分のパフォーマンスを考えれば、望外と言える1点差負けでベルナベウでのリターンレグに臨むことになった。 先週末のラ・リーガでは引き分け以上で自力での優勝を決められる状況の中、今回の一戦を睨んでGKクルトワ、MFモドリッチ、FWロドリゴを除くスタメン全員を入れ替えてエスパニョールと対戦。前半は急造布陣の影響でどこかチグハグな場面が目立ったものの、ロドリゴのドブレーテで2点を先行。後半は徐々に主力をピッチへ送り込むと、FWアセンシオ、ベンゼマが得点を重ねて4-0の快勝。ホームで2シーズンぶり35度目のラ・リーガ制覇を成し遂げた。主力の温存に加えてリーグ優勝という最高の結果を手にしたエルブランコは、逆転でのファイナル進出へ大きな弾みを付けている。 一方、試合内容では間違いなく相手を凌駕したシティだが、決定力不足や幾つかの守備面のエラーが3失点に繋がる不運もあり、先勝に成功したものの釈然としない形で初戦を終えた。 それでも、先週末のプレミアリーグでは残留争いに身を置くリーズ・ユナイテッドとのタフなアウェイゲームに4-0で完勝。マドリーとは異なり、1ポイント差で追走するリバプールとの熾烈な優勝争いが続く中、デ・ブライネ、ベルナルド・シウバ、マフレズを除く主力をスタートから起用する形となったが、セットプレーからMFロドリ、DFアケが決めたゴールによって後半早い時間帯に勝負を決められたため、消耗を最小限に抑えられた印象だ。また、サスペンション明けのDFカンセロと負傷明けのDFウォーカーの復帰が見込まれており、こちらも良い状態で敵地へ乗り込んできた。 ◆レアル・マドリー◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220503_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:クルトワ DF:カルバハル、ミリトン、ナチョ、メンディ MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース FW:バルベルデ、ベンゼマ、ヴィニシウス 負傷者:DFアラバ、FWアザール、ベイル コロナ陽性者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはアザールとベイルが招集外となり欠場が確定。アラバに関しては招集メンバーに入ったものの、指揮官が前日会見で起用できないと語っており、プレーする可能性は限りなく低い。 スタメンは前回対戦から2選手の変更を予想。前述のアラバとロドリゴに代えて、ナチョと負傷明けのカゼミロが復帰する見込み。これに伴い、初戦でインテリオールを務めたバルベルデが右ウイングに入るはずだ。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220503_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:エデルソン DF:ウォーカー、ルベン・ディアス、ラポルテ、カンセロ MF:ベルナルド・シウバ、ロドリ、デ・ブライネ FW:マフレズ、ガブリエウ・ジェズス、フォーデン 負傷者:DFストーンズ コロナ陽性者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者は1stレグで負傷交代したストーンズが欠場となる一方、ウォーカーがトレーニングに復帰し起用可能だ。 スタメンに関しては負傷明け、サスペンション明けのウォーカーとカンセロがストーンズ、ジンチェンコに代わって復帰する可能性が高い。それ以外のポジションでは1stレグと同じメンバー、立ち位置を予想。ウォーカーの状態次第でジンチェンコを左サイドバック、中盤から前ではギュンドアン、スターリング辺りにチャンスがあるかもしれない。 ★注目選手 ◆レアル・マドリー:FWカリム・ベンゼマ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220503_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> パリ・サンジェルマン、チェルシー戦に続きベルナベウに歓喜もたらせるか。シティとの1stレグの2ゴールによってバイエルンFWレヴァンドフスキ(13ゴール)を抜き、今シーズンのCL得点ランキングトップの14ゴールに到達したフランス代表FWは、2013-14シーズンに元同僚クリスティアーノ・ロナウドが記録した1シーズンの最多ゴール記録(17ゴール)も視界に捉える。 直近のエスパニョール戦でも途中出場から1ゴールを記録し、今季公式戦42試合42ゴールと、キャリアハイを大幅に更新する絶好調のバロンドール最有力候補は、今回の大一番でもチームをファイナルに導くエースの仕事が期待されるところ。 34歳の万能型FWは今シーズンのCLで出場したホーム4試合すべてでゴールを挙げており、ラウンド16のPSG戦では圧巻のレモンターダを演出するハットトリック、準々決勝のチェルシー戦では延長戦で勝敗を決める決勝点を奪取。 その2試合ではチーム全体が苦しい戦いを強いられた中、モドリッチと共にゲームの流れを大きく変える決定的な仕事を果たしており、このシティ戦でも百戦錬磨のベテラン2選手が輝きを放てるかが逆転突破のカギを握る。 ◆マンチェスター・シティ:MFケビン・デ・ブライネ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220503_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> マドリード勢連破へ再び引導渡せるか。シーズン終盤に入って好調を維持するベルギー代表MFが今回の大一番のキーマンだ。ホームでの1stレグでは決勝点を含め、攻守両面で驚異的なタスクをこなし続けたベルナルド・シウバにマン・オブ・ザ・マッチを譲ったが、マドリーの守備陣に最も脅威を与えたのは間違いなくシチズンズの背番号17だった。 開始直後の先制点もさることながら、優れたプレービジョン、高精度のキックを生かしたチャンスメークでマフレズやフォーデンらの再三のビッグチャンスを創出。さらに、球際での強さ、質の高いフリーランニング、プレーの連続性も秀逸だった。 今回の一戦ではカゼミロの復帰、マドリー側の守備面の修正によって1stレグほど自由にプレーできない可能性が高いが、その中でも初戦同様に多くの決定機を演出したい。 前ラウンドのアトレティコ・マドリー戦では両チームを通じて2戦合計唯一のゴールを挙げてチームを突破に導いており、今度はマドリー相手に引導を渡すゴールを奪えるか。 2022.05.04 12:00 Wed
twitterfacebook
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly