武藤が移籍後初ゴール!神戸が清水を下して3位浮上【明治安田J1第30節】

2021.09.24 21:01 Fri
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24日、明治安田生命J1リーグ第30節の清水エスパルスvsヴィッセル神戸がIAIスタジアム日本平で行われ、0-2で神戸が勝利を収めた。

清水は直近のベガルタ仙台戦で、実にリーグ戦9試合ぶりとなる勝利を手にした。しかし、降格圏とはわずか6ポイント差のため、残り9試合で少しでも多く勝ち点を積み上げておきたいところ。
対する神戸は、前節の北海道コンサドーレ札幌戦で3試合ぶりの白星。今節も勝利すれば、得失点差で名古屋グランパスを追い抜いて3位に浮上できる絶好の機会だ。

試合は9分にアウェイチームがいきなり先制する。左サイドに流れてボールを受けた大迫がボックス左に侵入してクロスを上げると、ゴール前に飛び込んだのは武藤。豪快なダイビングヘッドで移籍後初ゴールを決めた。

その後は神戸がボールを保持して試合を進める。両サイドバックを高い位置に上げて、中央で大迫、武藤、中坂のポジションチェンジで相手をかく乱し、空いたスペースにイニエスタが侵入する形で何度か相手ゴールを脅かす。
それでも34分に清水が決定機を迎える。右サイドでボールを受けた西澤がクロスを入れて、チアゴ・サンタナがボックス中央でヘディングシュート。ボールはゴール左下に飛んだものの、GK飯倉のファインセーブに遭い、同点弾とはならなかった。

43分にもホームチームにビッグチャンスが訪れる。右サイドの高い位置に上がった原が低いクロスをゴール前に送ると、ニアサイドに飛び込んだのは再びチアゴ・サンタナ。フリーでシュートを打てたが、ゴール上に外してしまった。

1点差で迎えた後半の立ち上がりは、清水が攻勢に出る。タッチライン際まで張り出したサイドバックをビルドアップの出口に設定し、何度もチアゴ・サンタナにクロスを上げて神戸のゴールに迫っていった。

一方、自陣で耐える時間が長くなった神戸だが、縦横にコンパクトな陣形を保ってスペースを圧縮。クロスにもセンターバックが落ち着いて対応し、危険なシーンはほとんど作らせなかった。

終盤に差し掛かっても、ホームチームの戦術は変わらず、ボックス内のチアゴ・サンタナにクロスを上げることを徹底。タイトにマークされながらも競り勝てるチアゴ・サンタナが猛威を振るい続けるものの、なかなかゴールには至らない。

すると、後半は終始ボールを支配され続けた神戸が87分に追加点。ボックス左に侵入した佐々木がマイナスのクロスを上げ、走り込んだ大﨑がダイレクトで左足を振り抜き、終了間際に突き放すことに成功した。

その後スコアは動くことなく、試合は0-2で終了。勝利した神戸が3位に浮上した。一方の清水は、今季初のリーグ戦連勝を逃している。

清水エスパルス 0-2 ヴィッセル神戸
【神戸】
武藤嘉紀(前9)
大﨑玲央(後42)
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