【ラ・リーガ第7節プレビュー】レアル・マドリーvsビジャレアルの強豪対決! 負傷の久保は今季初欠場…
2021.09.25 13:00 Sat
ミッドウィーク開催となった第6節ではマドリード勢とセビージャが順当に勝利も、バルセロナが昨季の4強で唯一勝ち点を取りこぼす一節となった。
来週にチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)とビッグクラブにとっては過密日程が続く中での開催となる今節は、ラ・リーガ4連勝で首位に立つレアル・マドリーと、前節ようやく今季初白星を手にしたビジャレアルの強豪対決に注目したい。
レアル・マドリーは前節、昇格組マジョルカをホームで迎え撃つと、数人の主力を温存した中で古巣対戦となったFWアセンシオのトリプレーテ、FWベンゼマのドブレーテの活躍などで、6-1の圧勝を飾った。初先発でアンカーを務めたMFカマヴィンガ、今季から本格的にインテリオールでのプレーにチャレンジするアセンシオが好パフォーマンスを見せるなど、実り多き試合となった。
28日にCLシェリフ戦を控える中、今節ではMFモドリッチやMFカゼミロらの先発復帰が見込まれるが、堅守を誇る相手に対しては、それぞれ8ゴール、5ゴールと早くもハイレベルなピチーチ争いを見せるベンゼマとFWヴィニシウスの活躍が求められるところ。また、徐々に状態を上げているMFアザールにも目に見える結果がほしいところだ。
対するビジャレアルはリーグ開幕から4戦連続ドローと勝ち切れない状況が続いていたが、前節のエルチェ戦では今季最多の4ゴールを奪い、待望の初白星を挙げた。ただ、筋肉系の問題で離脱中のエースFWジェラール・モレノ、長期離脱中のFWチュクウェゼに加え、エルチェ戦ではFWジェレミ・ピノが負傷しており、今節の欠場が濃厚だ。したがって、敵地での首位チームとの一戦ではDFパウ・トーレスを中心とする堅守をベースに、カウンターからFWアルカセルやFWダンジュマの決定力に賭けるというような試合展開が想定される。なお、こちらは来週ミッドウィークに昨季EL決勝の再現となるマンチェスター・ユナイテッド戦を控えており、割り切ったターンオーバーの可能性もありそうだ。
前節、カディスを相手に敵地でゴールレスドローに終わり、公式戦3試合未勝利と泥沼の状況が続くバルセロナ。週明けにCLベンフィカ戦を控える中、近年苦手とするレバンテ相手に4戦ぶりの白星を目指す。カディス戦では後半半ばのMFフレンキー・デ・ヨングの退場が響いたものの、11人の状況でも低調なプレーに終始し、チーム状態は最悪とも言える。ただ、元々の戦力不足に加え、度重なる負傷者の影響でターンオーバーが困難なチームは、DFピケや一部ベテランを除きカディス戦とほぼ同じメンバーで難敵相手の勝利を目指すことになる。なお、解任間近とも伝えられるクーマン監督はカディス戦で退席処分を受けており、レバンテ戦では指揮を執ることができない。
また、自身初のサンティアゴ・ベルナベウでチームが1-6の大敗を喫した上、自身もヒザの負傷によって前半のみの出場に終わったマジョルカのMF久保建英は、中3日でオサスナと対戦する。3戦未勝利という状況もあり、チームの4戦ぶりの勝利に貢献したい久保だったが、離脱期間は1カ月程度と見込まれており、今季初めての欠場となる。
その他のカードでは、前節にいずれも3ゴールを挙げて勝利を収めた3位のレアル・ソシエダ、セビージャの2チームに注目。ソシエダは前節、伏兵エルストンドのドブレーテの活躍でグラナダを振り切って3-2の勝利。公式戦3試合ぶりの白星を挙げた。週明けにELモナコ戦を控える中、ホームできっちりエルチェを叩きたい。
一方、セビージャは公式戦3試合連続ドローと勝ち切れない試合が続いたが、前節は難敵バレンシアを相手にFWラファ・ミルの加入後初ゴールなどで3-1の快勝。ソシエダ同様に週明けにCLヴォルフスブルク戦を控える中、プレー強度が高い昇格組エスパニョールとのタフな試合をモノにしたい。
また、新加入のFWファルカオの2試合連続ゴールの活躍で一気に上位へジャンプアップしたラージョの3連勝が懸かるカディスとの一戦も要注目だ。
《ラ・リーガ第7節》
▽9/25(土)
《21:00》
アラベス vs アトレティコ・マドリー
《23:15》
バレンシア vs アスレティック・ビルバオ
《25:30》
セビージャ vs エスパニョール
《28:00》
レアル・マドリー vs ビジャレアル
▽9/26(日)
《21:00》
マジョルカ vs オサスナ
《23:15》
バルセロナ vs レバンテ
《25:30》
ラージョ vs カディス
レアル・ソシエダ vs エルチェ
《28:00》
ベティス vs ヘタフェ
▽9/27(月)
《28:00》
セルタ vs グラナダ
来週にチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)とビッグクラブにとっては過密日程が続く中での開催となる今節は、ラ・リーガ4連勝で首位に立つレアル・マドリーと、前節ようやく今季初白星を手にしたビジャレアルの強豪対決に注目したい。
レアル・マドリーは前節、昇格組マジョルカをホームで迎え撃つと、数人の主力を温存した中で古巣対戦となったFWアセンシオのトリプレーテ、FWベンゼマのドブレーテの活躍などで、6-1の圧勝を飾った。初先発でアンカーを務めたMFカマヴィンガ、今季から本格的にインテリオールでのプレーにチャレンジするアセンシオが好パフォーマンスを見せるなど、実り多き試合となった。
対するビジャレアルはリーグ開幕から4戦連続ドローと勝ち切れない状況が続いていたが、前節のエルチェ戦では今季最多の4ゴールを奪い、待望の初白星を挙げた。ただ、筋肉系の問題で離脱中のエースFWジェラール・モレノ、長期離脱中のFWチュクウェゼに加え、エルチェ戦ではFWジェレミ・ピノが負傷しており、今節の欠場が濃厚だ。したがって、敵地での首位チームとの一戦ではDFパウ・トーレスを中心とする堅守をベースに、カウンターからFWアルカセルやFWダンジュマの決定力に賭けるというような試合展開が想定される。なお、こちらは来週ミッドウィークに昨季EL決勝の再現となるマンチェスター・ユナイテッド戦を控えており、割り切ったターンオーバーの可能性もありそうだ。
レアル・マドリーの取りこぼしを期待しつつ、連勝を狙うアトレティコ・マドリーは開幕5戦全敗の最下位アラベスと敵地で戦う。前節は開幕全敗のヘタフェ相手に大苦戦を強いられたが、相手の退場によって数的優位を得た後半半ば過ぎから猛攻を仕掛けると、FWルイス・スアレスの見事なドブレーテの活躍によって後半アディショナルタイムでの劇的な逆転勝利を収めた。28日に重要なCLミラン戦を控えていることもあり、対戦相手との力量差を考えれば、大幅なターンオーバーも見込まれる。そういった中、FWマテウス・クーニャやMFデ・パウルといった新加入組の活躍に期待したい。
前節、カディスを相手に敵地でゴールレスドローに終わり、公式戦3試合未勝利と泥沼の状況が続くバルセロナ。週明けにCLベンフィカ戦を控える中、近年苦手とするレバンテ相手に4戦ぶりの白星を目指す。カディス戦では後半半ばのMFフレンキー・デ・ヨングの退場が響いたものの、11人の状況でも低調なプレーに終始し、チーム状態は最悪とも言える。ただ、元々の戦力不足に加え、度重なる負傷者の影響でターンオーバーが困難なチームは、DFピケや一部ベテランを除きカディス戦とほぼ同じメンバーで難敵相手の勝利を目指すことになる。なお、解任間近とも伝えられるクーマン監督はカディス戦で退席処分を受けており、レバンテ戦では指揮を執ることができない。
また、自身初のサンティアゴ・ベルナベウでチームが1-6の大敗を喫した上、自身もヒザの負傷によって前半のみの出場に終わったマジョルカのMF久保建英は、中3日でオサスナと対戦する。3戦未勝利という状況もあり、チームの4戦ぶりの勝利に貢献したい久保だったが、離脱期間は1カ月程度と見込まれており、今季初めての欠場となる。
その他のカードでは、前節にいずれも3ゴールを挙げて勝利を収めた3位のレアル・ソシエダ、セビージャの2チームに注目。ソシエダは前節、伏兵エルストンドのドブレーテの活躍でグラナダを振り切って3-2の勝利。公式戦3試合ぶりの白星を挙げた。週明けにELモナコ戦を控える中、ホームできっちりエルチェを叩きたい。
一方、セビージャは公式戦3試合連続ドローと勝ち切れない試合が続いたが、前節は難敵バレンシアを相手にFWラファ・ミルの加入後初ゴールなどで3-1の快勝。ソシエダ同様に週明けにCLヴォルフスブルク戦を控える中、プレー強度が高い昇格組エスパニョールとのタフな試合をモノにしたい。
また、新加入のFWファルカオの2試合連続ゴールの活躍で一気に上位へジャンプアップしたラージョの3連勝が懸かるカディスとの一戦も要注目だ。
《ラ・リーガ第7節》
▽9/25(土)
《21:00》
アラベス vs アトレティコ・マドリー
《23:15》
バレンシア vs アスレティック・ビルバオ
《25:30》
セビージャ vs エスパニョール
《28:00》
レアル・マドリー vs ビジャレアル
▽9/26(日)
《21:00》
マジョルカ vs オサスナ
《23:15》
バルセロナ vs レバンテ
《25:30》
ラージョ vs カディス
レアル・ソシエダ vs エルチェ
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