サラーのPL100点目などでリバプールが快勝! 一方、18歳エリオットが足首に重傷…《プレミアリーグ》
2021.09.13 02:31 Mon
プレミアリーグ第4節、リーズ・ユナイテッドvsリバプールが12日にエランド・ロードで行われ、アウェイのリバプールが0-3で勝利した。なお、リバプールのFW南野拓実は負傷の影響によってベンチ外となった。
リバプールはインターナショナルマッチウィーク前に行われた前節、退場者を出したチェルシーと1-1のドローに終わって開幕からの連勝がストップ。来週ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)初戦のミラン戦を控える中、曲者リーズを相手に2戦ぶりの白星を目指した。
チェルシー戦からは先発2人を変更。ヘンダーソンに替わってチアゴが今季初スタメンを飾り、負傷のフィルミノに替わってジョタが3トップの中央に入った。
立ち上がりから球際の戦いが強調される展開となった中、ホームチームが先に決定機を作り出す。開始5分、右サイドに張ったハフィーニャや斜めの正確なフィードが通る。ボックス付近まで運んでDF2枚を引き付けたハフィーニャが後方からのランニングで遅れてサポートに入ったロドリゴに短い横パス。ロドリゴがすかさず右足を振り抜くが、強烈なシュートはGKアリソンの正面を突いた。
いきなり肝を冷やしたリバプールだが、以降はサラーやマネの個の優位性でマンマークをかい潜り、守備の際には相手のお株を奪う強度の高いプレーでボールを奪い返し、カウンターの形からフィニッシュまで持ち込んでいく。15分にはボックス手前でボールを受けたサラーの浮き球パスに反応したジョタがボックス中央で胸トラップから右足のボレーシュートを放つが、ややパワーを欠いたシュートはGKメリエのセーブに遭う。
サラーのプレミアリーグ通算100点目となるメモリアルゴールで均衡を破ったリバプールは、先制点のキッカケとなった後方からの勇敢な持ち出しを起点に畳みかける攻めを見せる。
25分過ぎにはボックス内で仕掛けたジョタのマイナスの折り返しからマネ、波状攻撃からエリオットの連続シュートと際どいシーンを続けて創出していく。
一方、守勢が続くリーズは30分過ぎにディエゴ・ジョレンテが筋肉系のトラブルに見舞われ、プレー続行不可能に。ストライクの緊急投入を余儀なくされた。その後は徐々にサイドへの対角フィードを起点にカウンターを繰り出していくが、最後の場面で精度を欠く場面が散見。42分には左サイド深くでロドリゴが上げた浮き球のクロスを、大外でフリーのエイリングがボレーで合わすが、これはうまくボールをミートし切れず。
迎えた後半、ロドリゴに替えてロバーツを投入したリーズがアグレッシブな入りを見せたが、前半に引き続きリバプールが先にゴールをこじ開ける。
直前に得たカウンターチャンスはボックス内で相手守備を引き付けたマネからのプレゼントパスをサラーが仕留め切れなかったが、このプレーで左CKを獲得。そして、アレクサンダー=アーノルドが右足アウトスウィングで上げたクロスをファン・ダイクが頭で合わすと、そのこぼれ球に反応したゴール前のファビーニョが冷静にゴールへ蹴り込み、50分の追加点とした。
ファビーニョの2シーズンぶりのゴールによってリードを2点に広げたリバプールだが、その数分後に大きなアクシデントに見舞われる。58分、カウンターの場面で右サイドを持ち上がったエリオットに対してDFストライクが後方からスライディングタックル。この際に左足首を巻き込まれる形となったエリオットは足首があらぬ方向に曲がってしまい、すぐに事態の深刻さに気付いたサラーがすぐさまメディカルスタッフを呼び込んだ。
そして、主審はラフプレーのストライクにレッドカードを掲示すると共に、担架でピッチを後にした18歳MFにはアウェイサポーターだけでなくホームサポーターからも励ましの拍手が送られることになった。
このアクシデントを受け、リバプールはヘンダーソンを投入。数的不利を背負ったリーズはハリソンを下げて、マンチェスター・ユナイテッドから新加入のダニエル・ジェームズをデビューさせる。
再開後数分はエリオットの負傷退場による動揺が見受けられたが、時間の経過と共に中断前同様の激しい展開が戻ってくる。数的優位のリバプールが押し込む展開が続くが、前半同様に最後の精度を欠くマネが再三の決定機を決め切れず、トドメの3点目を奪い切れない。
そのため、劣勢のリーズもハフィーニャやバンフォードの個人技を生かしたカウンターで幾度か惜しい場面を創出。83分にはハーフウェイライン付近でボールを奪ったバンフォードがGKアリソンの前目の立ち位置を見てロングシュートを枠に飛ばすが、これは必死に戻ったアリソンの好守に阻まれた。
その後、リバプールは83分にジョタを下げてオックスレイド=チェンバレンを投入し、試合を締めにかかる。8分が加えられたアディショナルタイムにはヘンダーソンの右クロスを収めたチアゴのお膳立てから、マネが鋭い反転シュートを突き刺し、ダメ押しの3点目とした。
新星エリオットの負傷交代という痛恨のアクシデントに見舞われるも、難敵リーズに完勝したリバプールは、“死の組”に組み込まれたCLのミランとの初戦に向けて弾みを付けることに成功した。
リバプールはインターナショナルマッチウィーク前に行われた前節、退場者を出したチェルシーと1-1のドローに終わって開幕からの連勝がストップ。来週ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)初戦のミラン戦を控える中、曲者リーズを相手に2戦ぶりの白星を目指した。
チェルシー戦からは先発2人を変更。ヘンダーソンに替わってチアゴが今季初スタメンを飾り、負傷のフィルミノに替わってジョタが3トップの中央に入った。
いきなり肝を冷やしたリバプールだが、以降はサラーやマネの個の優位性でマンマークをかい潜り、守備の際には相手のお株を奪う強度の高いプレーでボールを奪い返し、カウンターの形からフィニッシュまで持ち込んでいく。15分にはボックス手前でボールを受けたサラーの浮き球パスに反応したジョタがボックス中央で胸トラップから右足のボレーシュートを放つが、ややパワーを欠いたシュートはGKメリエのセーブに遭う。
しかし、徐々に良い形の崩しが増え始めたアウェイチームは20分にゴールをこじ開ける。最後尾のマティプが果敢な持ち出しで相手陣内にボールを運びボックス手前のサラーに縦パスを当ててボールを受け直し、右サイドで背後を狙うアレクサンダー=アーノルドに展開。そして、イングランド代表DFからの高精度のマイナスのクロスを、ゴール前に飛び込んだサラーが左足ワンタッチで合わせた。
サラーのプレミアリーグ通算100点目となるメモリアルゴールで均衡を破ったリバプールは、先制点のキッカケとなった後方からの勇敢な持ち出しを起点に畳みかける攻めを見せる。
25分過ぎにはボックス内で仕掛けたジョタのマイナスの折り返しからマネ、波状攻撃からエリオットの連続シュートと際どいシーンを続けて創出していく。
一方、守勢が続くリーズは30分過ぎにディエゴ・ジョレンテが筋肉系のトラブルに見舞われ、プレー続行不可能に。ストライクの緊急投入を余儀なくされた。その後は徐々にサイドへの対角フィードを起点にカウンターを繰り出していくが、最後の場面で精度を欠く場面が散見。42分には左サイド深くでロドリゴが上げた浮き球のクロスを、大外でフリーのエイリングがボレーで合わすが、これはうまくボールをミートし切れず。
迎えた後半、ロドリゴに替えてロバーツを投入したリーズがアグレッシブな入りを見せたが、前半に引き続きリバプールが先にゴールをこじ開ける。
直前に得たカウンターチャンスはボックス内で相手守備を引き付けたマネからのプレゼントパスをサラーが仕留め切れなかったが、このプレーで左CKを獲得。そして、アレクサンダー=アーノルドが右足アウトスウィングで上げたクロスをファン・ダイクが頭で合わすと、そのこぼれ球に反応したゴール前のファビーニョが冷静にゴールへ蹴り込み、50分の追加点とした。
ファビーニョの2シーズンぶりのゴールによってリードを2点に広げたリバプールだが、その数分後に大きなアクシデントに見舞われる。58分、カウンターの場面で右サイドを持ち上がったエリオットに対してDFストライクが後方からスライディングタックル。この際に左足首を巻き込まれる形となったエリオットは足首があらぬ方向に曲がってしまい、すぐに事態の深刻さに気付いたサラーがすぐさまメディカルスタッフを呼び込んだ。
そして、主審はラフプレーのストライクにレッドカードを掲示すると共に、担架でピッチを後にした18歳MFにはアウェイサポーターだけでなくホームサポーターからも励ましの拍手が送られることになった。
このアクシデントを受け、リバプールはヘンダーソンを投入。数的不利を背負ったリーズはハリソンを下げて、マンチェスター・ユナイテッドから新加入のダニエル・ジェームズをデビューさせる。
再開後数分はエリオットの負傷退場による動揺が見受けられたが、時間の経過と共に中断前同様の激しい展開が戻ってくる。数的優位のリバプールが押し込む展開が続くが、前半同様に最後の精度を欠くマネが再三の決定機を決め切れず、トドメの3点目を奪い切れない。
そのため、劣勢のリーズもハフィーニャやバンフォードの個人技を生かしたカウンターで幾度か惜しい場面を創出。83分にはハーフウェイライン付近でボールを奪ったバンフォードがGKアリソンの前目の立ち位置を見てロングシュートを枠に飛ばすが、これは必死に戻ったアリソンの好守に阻まれた。
その後、リバプールは83分にジョタを下げてオックスレイド=チェンバレンを投入し、試合を締めにかかる。8分が加えられたアディショナルタイムにはヘンダーソンの右クロスを収めたチアゴのお膳立てから、マネが鋭い反転シュートを突き刺し、ダメ押しの3点目とした。
新星エリオットの負傷交代という痛恨のアクシデントに見舞われるも、難敵リーズに完勝したリバプールは、“死の組”に組み込まれたCLのミランとの初戦に向けて弾みを付けることに成功した。
リバプールの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
リバプールの人気記事ランキング
1
「そういうのが最終的にチームを強くする」 “クローザー”遠藤航をリバプール指揮官が重要視
先週末のプレミアリーグでもポイントでの出場に終わったリバプールMF遠藤航だが、指揮官の口から称賛の声が挙がる。 アルネ・スロット新体制の今季、ここまでオランダ代表MFライアン・グラフェンベルフやイングランド代表MFカーティス・ジョーンズにも押され、序列を落とす遠藤。24日に行われたサウサンプトンとのプレミア第12節でもベンチからスタートした。 この試合も3-2の90分から出場となり、後半アディショナルタイム8分を含め、約10分ほどのプレーだった日本代表キャプテンだが、しっかりとクローザーとしての役割を遂行。オランダ人指揮官も『LFCTV』で賛辞の言葉を送る。 「さっきマッカ(アレクシス・マク・アリスター)とルチョ(ルイス・ディアス)についてを話したが、ワタ・エンドウも出場した。おそらく10分ほどだっただろうがね。だが、彼はその10分間、ボールを奪う回数と頑張りで重要な役割を果たしてくれた。そういうのが最終的にチームを強くするし、そういうのが我々に必要なことだ」 遠藤からすれば、よりプレータイムを求めたいところだろうが、指揮官はクローザーとしての役割で高く買っているようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】遠藤航は終盤出場! リバプールが競り勝つ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Fb13J9HO1Co";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.25 13:05 Mon2
「彼の試合をよく観ていた」遠藤航がプレミア公式YouTubeに出演! 憧れの選手はリバプールの大先輩「MFとCBの両方をこなせた」
リバプールの日本代表MF遠藤航が若かりし頃に影響を受けた選手について語った。 2023年8月にシュツットガルトからリバプールへ移籍した遠藤。プレミアリーグ初挑戦ながら、加入初年度は公式戦44試合に出場。 そんな日本代表のキャプテンはプレミアリーグYouTubeチャンネルの『Uncut』に出演。チームメイトの能力について語るなか、自らの憧れの選手としてリバプールの先輩でもある元アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノ氏の名前を挙げた。 「彼は6番(セントラルMF)としてだけでなく、ディフェンダーとしてもプレーしました」 「背は高くないけど、ミッドフィルダーとセンターバックの両方をこなせました。僕は子供の頃ディフェンダーでしたが、背の高いセンターバックではなかったので、彼の試合をよく観ていました」 「(リバプールでマスチェラーノと同じポジションでプレーしていることは)夢が叶ったようなものです。子どもの頃、プレミアリーグの試合をよく観ていて、プレミアリーグの選手になりたいといつも夢見ていました。想像もできなかったことだけど、とても嬉しいし、夢が叶いました」 また、プレミアリーグで日本人がプレーする意義についてもコメントした遠藤。次の世代に繋げる意味でも良いことだと主張した。 「日本のサッカーにとってとても良いことだと思います。子どもの時にみんな観ていたと思います」 「今はファンの多くが日本人選手に興味を持っていると思います。昨シーズンは僕がここに来ましたし、たくさんの選手がプレミアリーグに来ています。そしてみんな良いプレーをしています。日本のサッカーにとってとても良いことだと思います」 アルネ・スロット監督が新たに就任した今シーズンのリバプールは、現在プレミアリーグ首位。今季は熾烈なポジション争いでプレータイムを減らしている遠藤だが、ここ最近ではクローザー役として絶好調のチームを黒子として支えている。 <span class="paragraph-title">【動画】遠藤航がリバプールの選手について語る!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="3bw-qOXbcA4";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.22 21:45 Fri3
アヤックスの多才な逸材DFに強豪3クラブが関心か…現行契約は今季限り
アヤックスのオランダ代表DFデヴィン・レンシュ(21)にビッグクラブが関心を強めているようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 今シーズン限りでアヤックスとの契約が終了する21歳DFに関してはクラブが契約延長のオファーを掲示しているものの、現時点では来夏フリーでステップアップを目指すことが既定路線となっている。 そして、現在同選手に対しては右サイドバックのバックアッパーを探すバルセロナ、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの去就が不透明なリバプール、サイドバックの選手層が手薄なトッテナムの3クラブが関心を示しているようだ。 レンシュはスリナムにもルーツを持つ右サイドバック。オランダ屈指の名門アヤックスのアカデミーで育ち、2020年11月にファーストチーム昇格。これまで公式戦150試合近くに出場している。また、アンダー世代での代表歴も多く、U-21オランダ代表ではキャプテンも務めていたエリート。 179㎝と上背はないものの、それを補って余りあるアスリート能力、アヤックス仕込みの優れたパスセンスを有する万能型DFは両足を遜色なく操り、センターバックや左サイドバックもこなす多才さが最大の特長だ。 2024.11.25 07:30 Mon4
レアルFWヴィニシウスが左ハムストリング負傷…全治3週間、CLリバプール戦で不在に
レアル・マドリーは25日、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールの負傷を報告した。 クラブのメディカルサービスが検査した結果、左足の大腿二頭筋の負傷と診断。マドリーは経過観察中と伝えているが、スペイン『アス』によると、3〜4週間の離脱が見込まれている。 ヴィニシウスは24日に行われたラ・リーガ第14節のレガネス戦にフル出場。フランス代表FWキリアン・ムバッペの先制点をアシストした。 今後3週間はエースを欠くことになったマドリー。『アス』は27日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節のリバプール戦から12月14日に行われるラ・リーガ第17節のラージョ・バジェカーノ戦まで6試合ほどの不在を予想している。 12月18日にドーハで行われるインターコンチネンタルカップ決勝が復帰目標。マドリーは欧州王者として新設の大会に臨む。 ヴィニシウスはクラブの発表を引用する形で、Xにメッセージを投稿。「狂気のカレンダーだ。回復する!」と過密日程に言及した。 <span class="paragraph-title">【動画】レガネス戦では鋭い抜け出しからムバッペの先制点アシスト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="MvKbkYg3w3s";var video_start = 146;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.25 22:03 Mon5