シュヴィルツォクの加入後初ゴールで名古屋が神戸を破る! 唯一JFLのV大分はジャイキリならず《天皇杯》

2021.08.18 21:56 Wed
©︎JFA
18日、第101回天皇杯ラウンド16の7試合と3回戦のガンバ大阪vs松本山雅FCが各地で行われた。

昭和電工ドーム大分で行われたヴェルスパ大分vsジュビロ磐田は接戦に。ラウンド16に残った中で唯一のアマチュアクラブとなったV大分は、序盤から細かいパスワークで磐田を翻弄する。しかしゴールは決まらず、試合は延長戦に突入する。

延長前半に入り、先制したのは磐田。藤原が右サイドからGK渡辺とDFラインの間にグラウンダーのクロスを送ると、ファーサイドでファビアン・ゴンザレスがフリーで合わせて先制した。
ジャイアントキリングが期待されたV大分だったが、延長戦の末に惜しくも0-1で敗れている。

京都サンガF.C.と浦和レッズが相まみえたたけびしスタジアム京都では、江坂や酒井ら新戦力が加入後初めて天皇杯出場となった浦和がいきなり試合を動かす。
15分、左サイドからのCKにニアサイドで岩波が合わせると、GK清水に弾かれたボールは京都DFに当たってゴールイン。やや幸運な形での先制となった。
その後は京都の猛攻に遭うも、守備陣が集中したディフェンスを見せた浦和。ラストプレーでイスマイラに際どいシュートを放たれたが、サイドネットに外れ、なんとかベスト8へと駒を進めている。

豊田スタジアムで開催された名古屋グランパスとヴィッセル神戸の試合は、劇的な幕切れになった。

両者一進一退の攻防が続くと、ホームチームはマテウスとシュヴィルツォクを投入。すると徐々に名古屋のシュートが増え始める。

ゴールレスドローで迎えた終盤。このまま延長戦に突入かと思われた89分、名古屋が待望のゴールをゲット。スルーパスに抜け出した前田がクロスを送ると、ボックス右に走り込んだシュヴィルツォクが落ち着いて流し込んだ。

その後は慌てずに試合を締めた名古屋が8強進出を決めている。

鹿島アントラーズvsV・ファーレン長崎は、大雨が降りしきるトランスコスモススタジアム長崎で開催された。

リーグ戦ここ3試合で負けなしの長崎は幸先の良いスタートを切る。7分にウェリントン・ハットがサイドチェンジを受けると、右サイドからアーリークロス。これに反応した毎熊がボックス左で頭で合わせ、先制に成功した。

1-0でハーフタイムに入ると、悪天候によって試合は一時中断。再開後、鹿島がすぐに同点に追いつく。右サイドからの低いクロスにアルトゥール・カイキがボックス右で合わせて試合を振り出しに戻した。

そして60分、鹿島がレオ・シルバの左からのクロスにボックス中央でエヴェラウドが頭で合わせて逆転に成功。さらに74分にはFKをボックス左で合わせた林のゴールによりスコアを3-1にして、きっちりと試合を終わらせている。

IAIスタジアム日本平では川崎フロンターレと清水エスパルスが激突。

55分、スルーパスに抜け出した脇坂がボックス内で立田に倒されて川崎のPKの判定に。これをキッカーを務めた小林が落ち着いて決め、先制に成功した。

リードされた清水だが7分後に追いつく。GK永井が左サイドにロングボールを送ると、ヘディングでのパスを受けた後藤がタメを作ってクロス。これに中山がボックス右でフリーで合わせて試合を振り出しに戻した。

失点を許した川崎は69分にエースのレアンドロ・ダミアンを投入。するとその5分後、左サイドの旗手のクロスをファーサイドで頭で合わせて勝ち越し弾。監督の期待に応え、準々決勝進出へと導いている。

また、パナソニック スタジアム 吹田で行われた3回戦のガンバ大阪vs松本山雅FCの試合は延長戦に突入。G大阪が95分の柳澤、100分の井手口のゴールによって2-0で勝利している。4回戦では湘南ベルマーレと9月22日に対戦する。

■天皇杯ラウンド16
▽8月18日(水)
川崎フロンターレ 2-1 清水エスパルス【75】
【川崎】
小林悠(後12)
レアンドロ・ダミアン(後29)
【清水】
中山克広(後19)

ヴェルスパ大分 0-1 ジュビロ磐田【76】
【V大分】
【磐田】
ファビアン・ゴンザレス(延前11)

セレッソ大阪 1-0 サガン鳥栖【77】
【C大阪】
加藤陸次樹

鹿島アントラーズ 3-1 V・ファーレン長崎【78】
【鹿島】
アルトゥール・カイキ(後5)
エヴェラウド(後15)
林尚輝(後29)
【長崎】
毎熊 晟矢(前7)

京都サンガF.C. 0-1 浦和レッズ【80】
【浦和】
岩波拓也(前15)

名古屋グランパス 1-0 ヴィッセル神戸【81】
【名古屋】
シュヴィルツォク(後44)

ザスパクサツ群馬 1-2 大分トリニータ【82】
【群馬】
白石智之(前13)
【大分】
渡邉新太(前18)
小林成豪(延前6)

■天皇杯3回戦
▽8月18日(水)
ガンバ大阪 2-0 松本山雅FC 【67】
【G大阪】
柳澤亘(延前5)
井手口陽介(延前10)

天皇杯の関連記事

11日、第105回天皇杯の都道府県代表決定戦が各地で行われ、47都道府県代表が出揃った。 これまで19都県の代表が決定していた中、11日には28道府県の代表決定戦が全国各地で行われた。 J3クラブも参加する中、J3クラブ同士の対戦となった栃木県では、栃木SCが栃木シティ相手に0-2で勝利し5年連続25回目の 2025.05.11 21:40 Sun
10日、第105回天皇杯の都道府県代表決定戦が1都7県で行われた。 今回代表チームが決定したのは、東京都、茨城県、千葉県、新潟県、愛知県、岐阜県、兵庫県、奈良県となった。 岐阜ではJ3のFC岐阜とセカンドチームに当たるFC岐阜SECONDが対戦。親子対決となった中、3-0でFC岐阜が勝利し5年連続19回目の 2025.05.10 22:53 Sat
日本サッカー協会(JFA)は7日、天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会に関して、今大会の放送情報を発表した。 今大会もNHKと「スカパー!」にて放送、配信が決定。1回戦は3カードが放送されることとなる。 1回戦は「スカパー!」のみの放送、配信となり、水戸ホーリーホックvs神奈川県代表、RB大宮 2025.05.08 17:40 Thu
4日、第105回天皇杯の都道府県代表決定戦が2県で行われた。 今回代表チームが決定したのは、徳島県と佐賀県の2県。徳島では「2025年度 第30回徳島県サッカー選手権大会 決勝 兼 天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会 徳島県代表決定戦」が行われ、N.J.とFC徳島が対戦し、1-7でFC徳島が勝利し 2025.05.04 22:25 Sun
27日、第105回天皇杯の都道府県代表決定戦が3県で行われた。 今回代表チームが決定したのは、埼玉県、山梨県、鳥取県の3県。埼玉県では、「2025 年度 彩の国カップ 第 30 回埼玉県サッカー選手権大会 決勝」が埼玉スタジアム2002で行われ、アヴェントゥーラ川口と東京国際大学が対戦し、0-2で東京国際大学が勝 2025.04.28 08:30 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly