モドリッチ1G1Aと躍動!今大会初勝利を挙げたクロアチアが決勝トーナメント進出を決める!《ユーロ2020》

ユーロ2020グループD最終節のクロアチア代表vsスコットランド代表が22日にスコットランドのハムデン・パークで行われ、3-1でクロアチアが勝利した。

今大会初勝利を目指す3位のクロアチア代表(1分け1敗)は、18日のチェコ代表戦から先発を4人変更。レビッチやクラマリッチ、ブレカロらに代えてペトコビッチやヴラシッチ、ブロゾビッチらを先発で起用。ペトコビッチを最前線に据えた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。

一方、チェコ同様に今大会初勝利を目指す4位のスコットランドは、ゴールレスドローに終わった18日のイングランド代表戦の先発から新型コロナの陽性反応が見つかったギルモアをアームストロングした以外は同じ先発メンバーを起用した。
決勝トーナメント進出には勝利が絶対条件となる両者の一戦は、立ち上がりから一進一退の攻防が続く。そんな中、先にスコアを動かしたのはクロアチアだった。17分、モドリッチのパスを右サイドで受けたユラノビッチのクロスをファーサイドでペリシッチが落とすと、中央のヴラシッチがゴール左隅にシュートを流し込んだ。

先制を許したスコットランドは、24分に反撃。敵陣でモドリッチからボールを奪ったロバートソンがアームストロングとのワンツーでボックス左へ侵入。折り返しをゴール前のダイクスが落とすと、最後はJ・マッギンがダイレクトシュートを放ったが、これはGKリヴァコビッチの好セーブに阻まれた。スコットランドは33分にアクシデント。プレー中に足を痛めたハンリーがプレー続行不可能となり、マッケンナが緊急投入した。その後、ややクロアチアに押し込まれる時間が続いたが42分、ロバートソンの左クロスのこぼれ球をボックス手前で拾ったC・マクレガーがペナルティアーク内から右足一閃。このミドルシュートがゴール左下に突き刺さった。

同点で迎えた後半、先にゴールに迫ったのはクロアチアだった。56分、モドリッチのロングパスで抜け出したペリシッチがGKとの一対一を迎えたが、シュートはGKマーシャルの体を張ったブロックに防がれた。

後半の主導権を握るクロアチアは、百戦錬磨の主将が勝ち越し弾を奪う。62分、左サイドをオーバーラップしたグヴァルディオルの折り返しをペトコビッチがつなぐと、コバチッチが落としを最後はペナルティアーク内に走り込んだモドリッチが右足アウトサイドでのシュートをゴール左に突き刺した。

モドリッチのゴラッソで勝ち越したクロアチアは、70分にペトコビッチとグヴァルディオルを下げてクラマリッチとパシャリッチを、76分にヴラシッチを下げてイバンシッツを投入。

すると、直後の77分に追加点。モドリッチの左CKからニアに走り込んだペリシッチがヘディングシュートで合わせると、左ポストの内側を叩き、そのままゴールマウスに吸い込まれた。

試合終盤にかけてスコットランドの猛攻を受けたクロアチアだが、集中した守りでこれをシャットアウト。3-1で今大会初勝利を飾ったクロアチアが、2位で決勝トーナメント進出を決めた。