ギュンドアンの男気!幼少期を過ごしたクラブにボーナスを寄付

2021.06.09 15:00 Wed
Getty Images
マンチェスター・シティ所属のドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンが、幼少期に在籍していたへスラー06というクラブに金銭面の支援をしたそうだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

へスラー06はギュンドアンの故郷であるゲルゼンキルヒェンで活動するアマチュアクラブで、同選手は1993年から2004年の間、シャルケで過ごした1年を挟んで通算10年間在籍していた。

そのへスラー06は現在、新しい人工芝のピッチを建設している最中で、その費用は65万ユーロ(約8700万円)かかるのだそう。このうちの35万ユーロ(約4700万円)はゲルゼンキルヒェンの自治体が支払うことになっているのだが、30万ユーロ(約4000万円)はクラブ持ち。ギュンドアンはその大部分を、シティから受け取ったボーナスで賄うのだという。
ドイツ代表MFの叔父で代理人を務めるイルハン氏はこのように語っている。

「幼少の期のほとんどをここで過ごしたので、今でもこのクラブと密接な関係にある」
「ピッチが無いために多くの子供たちが加入できない事実を聞き、イルカイはとてもショックを受けていたよ」

2016年夏のシティ加入後、3度のプレミアリーグ優勝を含む8個の主要トロフィーを獲得してきたギュンドアン。今季はチーム最多の13ゴールを挙げて優勝に貢献しており、トータルのボーナスは莫大なものだろう。

しかしながら、男気溢れるギュンドアンの姿勢に、へスラー06のライナー・コーニェツカ会長は「イルカイがいなければ、このプロジェクトを始めることはできなかっただろう」と感謝の意を表している。

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