オランダはスコットランドとドロー! 初ゴール2発献上もデパイ2発でドローに持ち込む《国際親善試合》
2021.06.03 05:53 Thu
国際親善試合のオランダ代表vsスコットランド代表が2日に行われ、2-2のドローに終わった。
ユーロ2020に向けた最後の準備期間での最初のテストマッチ。
今大会の優勝候補のひとつに挙がるオランダは、今回の一戦でデ・ブール体制で初となる[3-5-2]の布陣を採用。これがA代表デビューとなる19歳DFティンバーをデ・フライ、デ・リフトと共に最終ラインで起用した一方、中盤はフレンキー・デ・ヨング、デ・ルーン、ワイナルドゥムと主力が並び、2トップにはデパイとヴェグホルストが並んだ。
一方、23年ぶりの国際大会に臨むスコットランドは、ティアニー、ロバートソン、クーパー、アームストロングらプレミアリーグでプレーする主力がスタメンに並んだ。
共に[3-5-2]の布陣で臨んだ中、人に付く形の守備を採用したスコットランドが相手にボールを持たせながらうまくゲームをコントロールする。そして、11分にはオランダのGKからのリスタートに強い圧力をかけて低い位置まで下りたデパイからボールを奪ったセンターバックのヘンドリーがボックス手前から見事な右足のミドルシュートを枠の左隅に突き刺し、嬉しい代表初ゴールとした。
エースが自身のミスを帳消しにする同点ゴールを挙げたオランダは、ここから落ち着きを取り戻して試合の主導権を握る。センターバックの持ち出しを使って相手の守備陣形を崩しながら、より深い位置まで侵攻していく。だが、スコットランドの堅守を前にフィニッシュの数は増えていかない。
その後、30分過ぎにデ・ヨングとワイナルドゥムを下げてクラーセン、グラフェンベルフを投入したホームチームは、幾度かチャンスを作りかけたが、前半を1-1のイーブンで折り返した。
後半も引き続きオランダがボールの主導権を握ったものの、前半同様にアタッキングサードでのプレー精度を欠き、なかなか効果的にフィニッシュまで持ち込めない。
すると、前半から粘り強い戦いを続けていたスコットランドが選手交代で流れを変えた。64分、自陣深くのロングカウンターの場面でうまくタメを作ったクリスティを追い越してショートパスを受けたロバートソンが高精度のクロスを入れると、直前の3枚替えで投入されたニスベットがファーに飛び込んで見事なワンタッチシュートを流し込み、ヘンドリーに続く代表初ゴールとした。
一瞬の隙を突かれて再び追う展開となったオランダは69分にティンバー、ワインダル、ヴェグホルストを下げてベルフハイス、ファン・アーンホルト、プロメスを一気に投入。並びを本来の[4-3-3]の形に戻した。77分にはセットプレーの流れからプロメスのミドルシュートがDFにディフレクトし、枠の右隅に向かうが、これはGKの好守に阻まれた。
その後、DFデ・フライを下げて長身FWのルーク・デ・ヨングを投入し、リスクを冒して攻めに出たオランダは最後の最後にエースが魅せる。89分、ボックス手前左の好位置で得たFKをキッカーのデパイが右足で直接狙うと、鋭いシュートがゴール右隅の完璧なコースに決まった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ヘンドリー、ニスベットに初ゴールを献上も、デパイの2ゴールで追いついたオランダが2-2のドローに持ち込んだ。
オランダ 2-2 スコットランド
【オランダ】
デパイ(前17)
デパイ(後44)
【スコットランド】
ヘンドリー(前11)
ニスベット(後19)
ユーロ2020に向けた最後の準備期間での最初のテストマッチ。
今大会の優勝候補のひとつに挙がるオランダは、今回の一戦でデ・ブール体制で初となる[3-5-2]の布陣を採用。これがA代表デビューとなる19歳DFティンバーをデ・フライ、デ・リフトと共に最終ラインで起用した一方、中盤はフレンキー・デ・ヨング、デ・ルーン、ワイナルドゥムと主力が並び、2トップにはデパイとヴェグホルストが並んだ。
共に[3-5-2]の布陣で臨んだ中、人に付く形の守備を採用したスコットランドが相手にボールを持たせながらうまくゲームをコントロールする。そして、11分にはオランダのGKからのリスタートに強い圧力をかけて低い位置まで下りたデパイからボールを奪ったセンターバックのヘンドリーがボックス手前から見事な右足のミドルシュートを枠の左隅に突き刺し、嬉しい代表初ゴールとした。
ミスからいきなりビハインドを背負ったオランダは新布陣が機能せず、なかなか攻撃のリズムを掴めない。それでも、17分には中盤まで持ち上がったティンバーからの浮き球のフィードに反応したワイナルドゥムがボックス左に抜け出して頭でマイナスに落とす。これをデパイが見事な左足のダイレクトボレーシュートでゴール右隅に流し込んだ。
エースが自身のミスを帳消しにする同点ゴールを挙げたオランダは、ここから落ち着きを取り戻して試合の主導権を握る。センターバックの持ち出しを使って相手の守備陣形を崩しながら、より深い位置まで侵攻していく。だが、スコットランドの堅守を前にフィニッシュの数は増えていかない。
その後、30分過ぎにデ・ヨングとワイナルドゥムを下げてクラーセン、グラフェンベルフを投入したホームチームは、幾度かチャンスを作りかけたが、前半を1-1のイーブンで折り返した。
後半も引き続きオランダがボールの主導権を握ったものの、前半同様にアタッキングサードでのプレー精度を欠き、なかなか効果的にフィニッシュまで持ち込めない。
すると、前半から粘り強い戦いを続けていたスコットランドが選手交代で流れを変えた。64分、自陣深くのロングカウンターの場面でうまくタメを作ったクリスティを追い越してショートパスを受けたロバートソンが高精度のクロスを入れると、直前の3枚替えで投入されたニスベットがファーに飛び込んで見事なワンタッチシュートを流し込み、ヘンドリーに続く代表初ゴールとした。
一瞬の隙を突かれて再び追う展開となったオランダは69分にティンバー、ワインダル、ヴェグホルストを下げてベルフハイス、ファン・アーンホルト、プロメスを一気に投入。並びを本来の[4-3-3]の形に戻した。77分にはセットプレーの流れからプロメスのミドルシュートがDFにディフレクトし、枠の右隅に向かうが、これはGKの好守に阻まれた。
その後、DFデ・フライを下げて長身FWのルーク・デ・ヨングを投入し、リスクを冒して攻めに出たオランダは最後の最後にエースが魅せる。89分、ボックス手前左の好位置で得たFKをキッカーのデパイが右足で直接狙うと、鋭いシュートがゴール右隅の完璧なコースに決まった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ヘンドリー、ニスベットに初ゴールを献上も、デパイの2ゴールで追いついたオランダが2-2のドローに持ち込んだ。
オランダ 2-2 スコットランド
【オランダ】
デパイ(前17)
デパイ(後44)
【スコットランド】
ヘンドリー(前11)
ニスベット(後19)
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