CL優勝弾のハヴァーツ「何と言ったら良いのか…」 はっちゃけ過ぎてFワード連発のひと幕も

2021.05.30 10:55 Sun
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チェルシーのドイツ代表MFカイ・ハヴァーツが喜びを爆発させた。

29日にポルトガルで行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝のマンチェスター・シティ戦を1-0の勝利で飾り、9季ぶり2度目の欧州制覇を成し遂げたチェルシー。今年1月のトーマス・トゥヘル体制発足からまだ半年も経っていないが、プレミアリーグ王者シティとのイングランド勢対決を制して、ビッグイヤーを獲得した。

そんなチェルシーを優勝に導くゴールを決めたのがハヴァーツだ。42分、イングランド代表MFメイソン・マウントの縦パスをバイタルエリア中央で相手最終ライン中央のスペースを突きながら受けると、ブラジル代表GKエデルソンと一対一の構図に。そのエデルソンの素早く寄せも冷静に交わして、無人のゴールに流し込んだ。

チェルシー加入後のCL初ゴールが優勝を決める一発となったハヴァーツは試合後、イギリス『BT Sport』のフラッシュインタビューに応対。喜びの心境を語った。

「何と言ったら良いのかわからないね。信じられないような気持ちだ。長い間、待ちわびたよ。今はとにかく家族、両親、祖母、ガールフレンドに感謝したい。何と言って良いのかわからない。この瞬間を15年間も待ち、そして今、それがやってきた」

そこまで至って冷静さを保ったハヴァーツだが、主将のスペイン代表DFセサル・アスピリクエタがインタビュー中に乱入してきて、「彼は冷静だっただけじゃなく、狂ったように走った! だからこそ、彼はこの瞬間に値する」と活躍を称えると、様相が変わる。

インタビュー側が次にクラブ史上最高額の移籍金で加入した選手である点を問うと、ハヴァーツは「正直、今はそんなことなんてどうでも良い。僕らはクソCLを制したんだ! 今はただ祝うだけだ」と放送禁止用語を連発して返答。隣の主将も笑って反応した。

なお、ハヴァーツはその後、ツイッターを更新。「汚い言葉を使ってごめん」と綴り、行き過ぎた言動だったと謝罪した。

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レーティング:トッテナム 0-3 チェルシー《プレミアリーグ》

プレミアリーグ第5節、トッテナムとチェルシーによる“ロンドン・ダービー”が、19日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのチェルシーが0-3で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。   ▽トッテナム採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210920_0_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 1 ロリス 6.0 いずれの失点もGKとしてはノーチャンスだった。結果的に3失点も再三の好守でチームを鼓舞し続けた   DF 12 エメルソン 5.5 攻撃面では良さを出せなかったが、前半の決定的なシュートブロックや自分の間合いでの対人守備はまずまず。ただ、攻守両面で周囲との連携構築は急務   4 ロメロ 6.0 クロアチアでの隔離を経て前日に合流。後半はさすがにバテていたが、個人としては身体の強さと読みを利かせた好守を見せていた   (→ダビンソン・サンチェス -)   15 E・ダイアー 6.0 不運な形で2失点目に関与。だが、マルコス・アロンソの決定機阻止のゴールカバーや、試合終盤を除きルカク相手に奮闘していた   3 レギロン 5.0 前半のカウンターチャンスはクロスではなくシュートを選択してほしかった。全体的に良く戦っていたが、無謀な縦への仕掛けでボールを失うなど判断面に課題   MF 28 エンドンベレ 5.5 今季プレミアリーグ初出場で及第点の出来。決定的な仕事はできなかったが、粘りの守備と要所で相手を剥がすドリブルでチャンスに絡んだ   (→スキップ 5.0) 難しい時間の投入だった。チームが間延びしていた中、うまくバランスを取れなかった   5 ホイビュルク 6.0 前半は攻守両面で出色のパフォーマンス。ただ、後半は疲労や周囲のパフォーマンス低下に引きずられる形で負担が大きかった   20 デレ・アリ 5.0 中盤で守備に奔走。ただ、セットプレーでチアゴ・シウバに出し抜かれ、攻撃では相手の老獪な守備を前に局面を打開できず   FW 18 ロ・チェルソ 5.0 クロアチアでの隔離を経て前日に合流。前半は幾度か良い形で攻撃に絡んだが、やはりプレースタイルを考えれば、インサイドハーフでのプレーがベター   (→ブライアン・ヒル 5.0) 精力的にプレーに絡もうとしたが、空回りする場面が多かった   10 ケイン 5.0 試合を通して前線の起点役を託されたが、相手の徹底監視に遭ってほぼ見せ場を作れなかった   7 ソン・フンミン 5.0 負傷明けでフル出場。前半は左と最前線を行き来しながらカウンターをけん引。だが、後半はチームと共にトーンダウン   監督 ヌーノ 5.0 前半はアグレッシブな戦いで健闘。ただ、過密日程による全体の運動量低下と手ごまの不足によって、敵将のように流れを変える采配を見せられず。リーグ2戦連続の大敗に…   ▽チェルシー採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210920_0_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 1 ケパ 6.5 メンディの負傷を受けて急遽スタメンも、攻守両面で安定したプレーを見せてクリーンシートに貢献   DF 4 クリステンセン 6.5 頼もしい2人の相棒に支えられてソリッドなプレーを90分間継続   6 チアゴ・シウバ 7.5 前半は守備で読みを利かせた好守を連発。後半はセットプレーで制空権を握り、値千金の決勝点を挙げた   2 リュディガー 7.5 トドメの3点目を記録。前半にレギロンの決定的なクロスをブロックするなど、相手の狙っていたカウンターを見事に封じ切った   MF 28 アスピリクエタ 6.5 攻撃面の貢献はもう少しほしかったが、要所を締める堅実な守備で勝利に貢献   5 ジョルジーニョ 6.0 前半は相手のアグレッシブな守備に苦戦。だが、後半は相手のガス欠やカンテらのサポートもあり、落ち着いたゲームメイクを見せた   8 コバチッチ 6.5 2試合連続ゴールのチャンスを逸したが、試合を通して豊富な運動量と切り替えの速さで相手中盤に主導権を渡さず。試合終盤はカウンターの起点としても機能した   3 マルコス・アロンソ 7.0 先制点をアシストするなど、正確なプレースキックでチャンスに絡む。後半はエメルソン相手に優位性を保って多くの決定機に絡んだ   FW 19 マウント 5.5 勤勉に与えられた役目をこなしたが、コンディションの問題か攻撃時のキレや判断に乱れが見受けられた   (→カンテ 6.5) 幸運な形のゴールは日ごろの善行の賜物か。後半に投入されると、ことごとくデュエルを制してクリーンシートに貢献すると共に攻勢のけん引役に   9 ルカク 6.5 ゴールこそなかったが、確度の高いポストワークでチャンスに絡むと共に、常に相手センターバックを引き付ける役割を担った   29 ハヴァーツ 5.5 試合を通して守備面のハードワークは素晴らしかったが、攻撃面では相手の強度の高い守備に苦戦しなかなか良さを出せなかった   (→ヴェルナー 6.0) ルカクに気を使ってもらっての幾度かの決定機逸はいただけないが、最後に3点目をアシスト   監督 トゥヘル 7.0 前半は相手のプレー強度に苦戦も、後半はカンテの投入や並びの変化で冷静に流れを引き寄せて完勝に導いた   ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! チアゴ・シウバ(チェルシー) リュディガーの活躍も捨てがたいが、百戦錬磨のブラジル人DFをMOMに選出。前半は絶妙なプレーリードで相手のチャンスの芽を摘み取り、後半は安定した配球と強さと巧さを兼ね備えたセットプレーから決勝点を挙げるなど相手ゴールを脅かした。   トッテナム 0-3 チェルシー 【チェルシー】 チアゴ・シウバ(後4) カンテ(後12) リュディガー(後47) 2021.09.20 04:00 Mon
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HTの修正光ったチェルシーが後半の3ゴールでスパーズとのダービーに完勝!《プレミアリーグ》

プレミアリーグ第5節、トッテナムとチェルシーによる“ロンドン・ダービー”が、19日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのチェルシーが0-3で勝利した。   ヌーノ新監督の下、開幕3試合連続クリーンシートで3連勝という最高のスタートを切ったトッテナム。しかし、前節のクリスタル・パレス戦では低調な内容で0-3の完敗を喫した。さらに、数人の主力を起用してバウンスバックを図ったヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のスタッド・レンヌ戦では振るわない内容でのドローと早くも失速気配漂う中、優勝候補とのダービーを迎えた。前節のパレス戦からは先発4人を変更。負傷のルーカス・モウラと出場停止のタンガンガに加え、ウィンクスとスキップがベンチスタートとなり、隔離明けのロメロ、ロ・チェルソのアルゼンチン代表コンビと、負傷明けのソン・フンミンがエンドンベレと共にスタメンに入った。   一方、プレミアリーグ開幕から公式戦4勝1分けの無敗を継続するチェルシーは、ここまで流れの中では無失点と、昨季同様に守備の安定感が際立つ。さらに、新エースストライカー候補のFWルカクはここまで4戦4ゴールを記録。前節のアストン・ビラ戦、チャンピオンズリーグ(CL)初戦のゼニト戦(1-0)でも決勝点を挙げるエースの仕事を見せている。EFLカップのビラ戦を挟んでマンチェスター・シティとの今季初対決を控える中、敵地でのダービーに向けては、ゼニト戦から先発3人を変更。負傷の守護神メンディの代役にケパが入ったほか、リース・ジェームズとツィエクに替わってチアゴ・シウバ、ハヴァーツが起用された。   トッテナムの歴代最多得点記録保持者であり、チェルシーにも在籍したイングランドのレジェンドストライカーのジミー・グリーブス氏(享年81)の逝去という突然の訃報が舞い込んだ中で行われた今回のダービー。   試合はホームサポーターの盛大な後押しを武器にトッテナムが前から激しい圧力をかけて押し込む入りを見せる。キックオフから数分ではセットプレーの二次攻撃やケインの直接FKで相手ゴールに迫る。   以降はチェルシーが徐々にボールの主導権を奪い返して試合はより拮抗。15分にはチェルシーのロングカウンターが発動し、自慢の3トップが3対2の数的優位で相手ボックス付近まで運ぶ。ボックス右のルカクから中央のマウントへ短く折り返されると、ここでマウントが右足を振り抜くが、ここはDFエメルソンの身体を張ったシュートブロックに阻まれた。   その後は互いに強度の高い相手の守備を要所で剥がし、大きく局面を変える縦に速い攻めから先制点に迫っていく。20分にはデレ・アリがうまく潰れた形からトッテナムのカウンターが発動。ボックス左までフルスプリントで運んだレギロンがロ・チェルソへのラストパスを選択するが、これはDFリュディガーの見事なブロックに遭う。さらに、33分にはエンドンベレ、ロ・チェルソ、ソン・フンミンと中央できれいにパスが繋がり、韓国代表FWに絶好機も、ここはGKケパの勇敢な飛び出しに阻まれた。   一方、よりボールを動かして攻撃に手数をかけるチェルシーは、ルカクの確度が高いポストワークを軸に意表を突いて攻撃参加したクリステンセンのミドルシュート、マルコス・アロンソのクロスにハヴァーツが飛び込むなど、こちらも際どい場面を創出する。   前半終盤にかけてはトッテナムがボール保持率を高めていくが、チェルシーもチアゴ・シウバやジョルジーニョを軸に穴を作らせず。やや膠着状態に陥った中でハーフタイムに突入した。   迎えた後半、先に動いたのはチェルシー。マウントを下げてカンテを投入し、ジョルジーニョをアンカーに配した中盤逆三角形の[3-5-2]の布陣にシフト。そして、キックオフ直後にはチアゴ・シウバのロングフィードに反応したマルコス・アロンソが、ボックス左角度のないところから見事な左足のダイレクトボレーシュートを放ち、この試合最初の枠内シュートを放つ。   そして、良いリズムでの入りに成功したアウェイチームは直後に先制点を奪う。49分、左CKの場面でキッカーのマルコス・アロンソが左足アウトスウィングで入れた浮き球のボールを、ボックス外から勢いを持ってゴール前に入ってきたチアゴ・シウバがデレ・アリらに競り勝って見事なヘディングシュートをゴール右隅へ流し込んだ。   後半早い時間帯の先制点によって勢いづくチェルシーは、布陣変更に対応し切れない相手の隙を突いて畳みかける攻めを見せる。53分にはカウンターから左サイドのアスピリクエタからのクロスを、ファーに詰めたマルコス・アロンソがゴール至近距離からシュート。だが、これはDFダイアーの決死のゴールカバーに阻まれる。   それでも、57分には再びカウンターからの流れで相手を押し込んでボックス手前中央でコバチッチから横パスを受けたフリーのカンテが右足のミドルシュートを放つ。これがゴール前のDFダイアーに当たって大きくコースが変わると、右ポストの内側を叩いて逆のサイドネットに決まった。   セットプレーと不運な形での連続失点によって2点のビハインドを背負うことになったトッテナムは、62分にロ・チェルソとエンドンベレの今季リーグ戦初先発組を下げてブライアン・ヒルとスキップを同時投入。この交代で中盤の配置に変化を加えた中、64分には中央で仕掛けたケインが味方をオトリに後半最初の枠内シュートを放つ。以降もリスクを冒してゴールを奪いに行くが、守備時に[5-3-2]の堅固な守備ブロックを敷くアウェイチームの堅守を前に攻めあぐねる状況が続く。   一方、危なげなくゲームをコントロールするチェルシーは強引な相手の仕掛けを冷静に撥ね返しながらカウンターでトドメの3点目を狙う。70分にはハヴァーツを下げてヴェルナーを投入し、カウンターの脅威を増していく。75分にはマルコス・アロンソのCKをチアゴ・シウバがドンピシャのヘッド、81分にはボックス左に抜け出したヴェルナーと続けて決定機を迎えるが、ここはGKロリスのビッグセーブに阻まれる。   その後、相手の攻勢を防ぐのが精いっぱいで全く攻撃に出られないトッテナムに対して、まだまだ元気なチェルシーは試合終盤にかけても果敢にゴールを狙う。そして、試合終了間際の92分には右CKの二次攻撃からボックス右でヴェルナーが折り返したボールを、中央のリュディガーが抑えの利いた右足のボレーで合わせ、勝利を決定づける3点目とした。   そして、試合はこのままタイムアップを迎え、前半はダービーらしい互角の展開も後半45分間に地力の差を見せつけたチェルシーが敵地で3-0の快勝。開幕からの無敗を継続し、次節王者シティとのビッグマッチを首位で迎えることになった。 一方、ダービーに力負けのトッテナムはリーグ連敗で次節アーセナルとのノースロンドン・ダービーに臨む。 2021.09.20 02:33 Mon
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2人のストライカーを比較するトゥヘル「2人のプレースタイルは全く異なる」

チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が2人のストライカーを比較し、称賛した。クラブ公式サイトが伝えている。 19日にプレミアリーグ第5節のトッテナム戦を控えたチェルシー。現在、公式戦5試合負けなしと好調を維持するクラブはこのロンドン・ダービーを制すと、勝ち点が13となり、暫定首位のリバプールと再び肩を並べる。 そんなチェルシーは今夏の市場でインテルからベルギー代表FWロメル・ルカクを再獲得。より逞しくなり、帰ってきたストライカーの活躍もあり、チームは好調を維持している。 試合に先駆けた会見に出席したトゥヘル監督はそのルカクとマンチェスター・シティ行きが取り沙汰されながら、最終的にトッテナム残留を決意したイングランド代表FWハリー・ケインを比較。「2人は全く違う」と語り、両選手を称えた。 「ロメルはもう少し高い位置でプレーし、フィジカルも強い。一方、ハリー・ケインは10番のポジションやポケットに入っていて、ターンしたり、アシストするのが好きな選手だ。彼はアクションを起こすという点に長けていて、彼の周りにはソン・フンミンのように優れたパフォーマンスを発揮し、決定的な役割を果たす選手もいる。彼がボールを持てば、世界で最も危険な選手の1人として攻撃を終わらせることができる」 「2人のプレースタイルは全く異なるが、1つだけ大きな共通点がある。それは2人とも決定的なゴールを決めることができるということだ。彼らは点を取ることが大好きで、プレーすると、だいたい点を取るし、そのためにアップしているのだからね」 「2人とも5歳か6歳でサッカーを始めたときから持っていた感覚だと思う。彼らはゴールを決めるために生まれてきたのであって、もしゴールを決められなければ、彼らは十分に満足できないだろう」 またトゥヘル監督は、ルカクがチームにもたらす影響についても満足していると語った。 「彼らはドレッシングルームや雰囲気、周りの若い選手に影響を与えるが、それは彼らがどのように行動し、どのようにトレーニングするかという点でお手本になるからだ。彼がどのようにプレッシャーを対処するか、ドレッシングルームでどのように仲間と話すか、これらすべてが大きな効果をもたらし、若い選手たちの肩の荷を下ろしてくれることを願う。それが彼を迎え入れたことを嬉しく思う理由でもあるよ」 2021.09.19 18:15 Sun
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【プレミア注目プレビュー】満身創痍スパーズvs盤石ブルーズ! 史上初“ネットゼロ”にも注目のダービー

プレミアリーグ第5節、トッテナムとチェルシーによる“ロンドン・ダービー”が、日本時間19日24:30にトッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフされる。離脱者の多さで早くも失速の気配漂うスパーズと、盤石のブルーズが対峙する今季最初のダービーだ。 ヌーノ新監督の下、開幕3試合連続クリーンシートで3連勝という最高のスタートを切ったトッテナム。しかし、崩しのアイデア、ボールの循環、ゲームコントロールと明確な課題が見え始めていた中、前節のクリスタル・パレス戦では多くの離脱者、後半序盤のDFタンガンガの退場というエクスキューズはあったものの、低調な内容で0-3の完敗を喫した。 数人の主力を起用してバウンスバックを図ったヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のスタッド・レンヌ戦では追いついての2-2のドローと、連敗を回避してのドローという結果自体は悪くなかったが、前述の課題解決の糸口を掴むことができなかった。新チームとしての真価が試される今回のダービーでは、マンチェスター・シティとの開幕戦のように敗色濃厚という下馬評を覆すことができるか…。 一方、プレミアリーグ開幕から公式戦4勝1分けの無敗を継続するチェルシーは、リバプール戦でのPKによる1失点を除き、流れの中ではここまで無失点と、昨季同様に守備の安定感が際立つ。さらに、新エースストライカー候補のFWルカクはここまで4戦4ゴールを記録。リーグ前節のアストン・ビラ戦(3-0)、チャンピオンズリーグ(CL)初戦のゼニト戦(1-0)はいずれも難しい試合展開だったものの、苦しい時間帯にゴールを奪う、まさにエースの仕事ぶりを果たしている。 EFLカップのビラ戦を挟んでシティとの今季初対決を控える中、手負いのトッテナムを敵地できっちりと叩いて昨季リーグ王者との大一番に弾みを付けたいところだ。 なお、昨シーズンの3度の公式戦での対戦は1勝1敗1分けの全くの五分。今夏に行われたプレシーズンマッチでも2-2のドローに終わっている。また、トッテナムの新指揮官として初めてダービーに臨むヌーノ監督は、ウォルバーハンプトン時代にチェルシーと6度対戦し、2勝2敗2分けとこちらも五分の成績を収めている。 ちなみに、今回のダービーはトッテナムとイギリス『スカイ』の協力の下、トップレベルのフットボールで史上初となる“カーボン・ニュートラル(ネットゼロ)”を掲げたゲームとなる。 地球温暖化の観点から脱炭素化の取り組みが進む中、今回の試合では「二酸化炭素の排出を全体としてゼロにする」という目標の下、試合開催時の動力、スタジアムを訪れる両クラブとファンの当日の移動を、公共交通機関や自転車、バイオ燃料を用いた自動車などに変更するほか、スタジアムで提供する食事を持続可能な方法で調達された、植物性のものに限定する。また、試合中やウォームアップ時などの給水の際にはペットボトルではなく、トッテナムが特別に用意した容器を使用することになる。さらに、廃棄物の埋め立てをゼロとすべく、ゴミの分別の徹底を観客に啓発していく。 ただ、この試みで二酸化炭素の排出をゼロにすることはできないため、後日測定された排出量分を東アフリカの植林プロジェクトを支援することで、最終的にゼロにするとのことだ。 ◆トッテナム◆ 【4-3-3】 ▽トッテナム予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210918_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ロリス DF:エメルソン、D・サンチェス、ロドン、レギロン MF:ホイビュルク、スキップ、エンドンベレ FW:デレ・アリ、ケイン、ブライアン・ヒル 負傷者:DFダイアー、MFセセニョン、FWベルフワイン、ソン・フンミン、ルーカス・モウラ 出場停止者:DFタンガンガ(1/1) パレス戦で退場したタンガンガが出場停止となる。負傷者に関してはベルフワイン、ソン・フンミン、ルーカス・モウラのアタッカー3人に加え、パレス戦で負傷退場のダイアーに欠場の可能性がある。 また、カタール・ワールドカップ(W杯)南米予選参戦によってクロアチアでの隔離措置を取っていたDFロメロとMFロ・チェルソのアルゼンチン代表コンビ、コロンビア代表DFダビンソン・サンチェスに関しては、18日にイギリスに入国したばかりで、コンディション面に大きな不安を残す。 スタメンに関しては負傷者、合流間もない3選手のマッチフィットネス含め予想は困難だが、前述の11人の起用を予想する。ホームとはいえ、現時点での完成度で大きく劣ることもあり、より守備的な[3-4-3(3-5-2)]の採用も見込まれる。対ルカクという部分ではアタランタ時代に対戦経験がある、昨季セリエA最終優秀DFのロメロを3バックの中央でぶつけるプランもありか。 ◆チェルシー◆ 【3-4-2-1】 ▽チェルシー予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210918_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:メンディ DF:アスピリクエタ、クリステンセン、リュディガー MF:リース・ジェームズ、ジョルジーニョ、コバチッチ、マルコス・アロンソ MF:ハヴァーツ、マウント FW:ルカク 負傷者:MFプリシッチ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。逆に、リバプール戦の退場でビラ戦を欠場していたリース・ジェームズが復帰する。負傷者に関してはカンテが復帰できる見込みとなっており、足首に問題を抱えるプリシッチを除き全選手が起用可能だ。 各ポジションで質の高いターンオーバーを可能な中、前述の11人をスタメンに予想する。ただ、チアゴ・シウバやカンテ、プレシーズンの前回対戦で2ゴールを挙げたツィエクといった選手たちに出番が巡ってくる可能性も十二分にある。 ★注目選手 ◆トッテナム:FWハリー・ケイン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210918_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> トッテナムの注目プレーヤーは今季プレミアリーグ初ゴールが期待されるエースストライカー。昨季のプレミアリーグでいずれもリーグトップとなる23ゴール14アシストを記録したスパーズが誇る絶対的エース。しかし、クラブレベルでのトロフィー獲得を目指す28歳は、今夏にマンチェスター・シティへの移籍希望を公言。しかし、クラブ側の徹底抗戦に遭い、最終的に残留を決断した。 残留宣言後はECLプレーオフのパソス・デ・フェレイラ戦で2ゴールを挙げる見事な活躍を見せたが、以降の公式戦3試合ではノーゴールと苦戦。ただ、イングランド代表として臨んだ直近の代表戦では3試合連続でゴールを挙げており、コンディション自体に問題はなさそうだ。 ここ数試合のパフォーマンスの問題はチーム全体の攻撃のクオリティの問題だが、熾烈なリーグ戦ではチームの熟成を待っている時間はない。そのため、相棒ソン・フンミンや複数のアタッカー不在の中で臨む今回のダービーではエースの個の力が求められるところ。ダービーを得意とするケインだが、2018年11月の対戦を最後にチェルシー戦では5試合(2試合は負傷欠場)ゴールから遠ざかっている。今回の一戦で約3年ぶりのゴールを奪えるか。 ◆チェルシー:MFマテオ・コバチッチ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210918_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チェルシーの注目プレーヤーは開幕から好調を維持するダイナモ。昨季、ジョルジーニョ、カンテと共にチェルシーの中盤を攻守両面で支えたクロアチア代表は、今季からディナモ・ザグレブ時代に背負った8番に背番号を変更。イングランドでは前指揮官のランパードら攻撃的MFの代名詞とされる新たな番号を背負うことになったコバチッチは、前節のビラ戦で約2年ぶりのゴールを挙げるなど、ここまでのリーグ戦4試合で1ゴール2アシストを記録。早くもチェルシー加入後のキャリアハイ更新が期待される。 昨季はジョルジーニョらと共に中盤のバランサー、ビルドアップ時に3バックからボールを引き出す仕事がメインだったが、チーム全体のビルドアップの質の向上に加え、前線にルカクという屈強なターゲットマンが加入したことで、クサビのパスを差し込んでから前線に飛び出していくプレーが増え始めている。 フィニッシュの精度に大いに伸びしろを残すが、アーセナル戦、ビラ戦で早くも良い関係を築くルカクとの連携を生かしてゴール、アシストという決定的な仕事を果たし、これまでの黒子役からダービーの主役を担いたい。 2021.09.19 12:00 Sun
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トモリがミランでの充実感語る 「今はここで幸せ」

イングランド代表DFフィカヨ・トモリは、ミランでの日々に充実感を覚えているようだ。 チェルシーの下部組織出身のトモリは、2019-20シーズンにトップチームに定着するも、コンスタントな出場機会は得られず、2021年1月にミランへレンタル移籍。半年間でリーグ戦17試合に出場するなど貢献すると、今夏に買い取りオプションが行使され完全移籍に切り替わった。 今シーズンの公式戦ではここまで全試合にフル出場し、ミランの中心選手として活躍するトモリ。『DAZN』のインタビューにおいて古巣チェルシーについて言及した中で、同クラブの下部組織でともにプレーし、今夏にローマに移籍したイングランド代表FWタミー・エイブラハムとのエピソードについても語った。 「(エイブラハムとは)ほぼ毎日会話しているよ。僕たちは7歳のときからチェルシーでプレーし、なんとかトップチームに入ることができたんだ」 「大人になるとトップチームに昇格したいと思うものだけど、それが実現するかどうかはわからない。僕がトップチームで初めてゴールを決めたとき、彼はハットトリックを達成した。メイソン(・マウント)も得点して、最高の日になったね」 また、エイブラハムとともにチェルシーに戻りたいかと問われると、「わからない」とコメント。今はミランで満足していると語った。 「ミランが好きだし、ここにいることが好きなんだ」 「チェルシーでの日々は僕の人生のうち15、6年を占めていた。スタンフォード・ブリッジでプレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)に出場するという夢を実現することができたんだ」 「今、僕はここでとても幸せだよ。CLの舞台に戻ってきて、すべてが上手くいっている。チェルシーのように優勝できることを願っているよ」 2021.09.18 21:24 Sat
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