シティの2季ぶり7度目の優勝決定! レスターが先発10人変更のユナイテッドに15戦ぶりの黒星与える!《プレミアリーグ》
2021.05.12 04:04 Wed
プレミアリーグ第36節、マンチェスター・ユナイテッドvsレスター・シティが11日にオールド・トラフォードで行われ、アウェイのレスターが1-2で勝利した。
現在2位のユナイテッド(勝ち点70)は前節、アストン・ビラとのアウェイゲームを3-1の逆転勝利。今シーズンの4位以内を確定し来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権確保に成功した。ただ、首位のマンチェスター・シティが前節のチェルシー戦で不覚を取り自力優勝のチャンスをフイにしたため、今回のレスター戦では再び宿敵の優勝が懸かる一戦となることに。
さらに、一部サポーターの過激な抗議活動によって開催延期となった第34節のリバプール戦の代替日程が13日に組み込まれたことで、ビラ戦から5日間でリーグ戦3試合をこなす殺人的な超過密日程を強いられた。
これを受け、戦前に大幅なターンオーバーの可能性を予告していたスールシャール監督は、グリーンウッドを除く先発10人を変更。GKにデ・ヘア、4バックはブランドン・ウィリアムズ、バイリー、トゥアンゼベ、テレス。中盤はマティッチとファン・デ・ベークの2センターに、2列目はトップ下にマタ、両ウイングにいずれもプレミアデビューのティーンエイジャー、アマド・ディアロとエランガ。最前線にグリーンウッドが入った。
一方、一時はトップ4フィニッシュを確実視されていたレスター(勝ち点63)だが、終盤戦において取りこぼしが目立ち始めると、前節はニューカッスルに2-4の惨敗を喫し、1月末以来となる4位転落となった。今週末にチェルシーとのFAカップ決勝を控える中、“ビッグ6”とのリーグ3連戦の初陣に向けてはリカルド・ペレイラとマディソンに代えて、トーマスとアジョセ・ペレスを起用した以外、同じメンバーを継続した。
そして、10分には右サイドで数的優位を作り出し、イヘアナチョの落としを受けたオルブライトンが入れ替わりの動きで右サイドのスペースに飛び出したティーレマンスが絶妙なクロスを供給。これにファーサイドで反応したトーマスが左足インサイドを使った見事なダイレクトボレーをゴール右上隅に突き刺し、待望のプレミアリーグ初ゴールとした。
急造の布陣で臨んだ中でいきなり失点を喫する苦しい入りとなったユナイテッドだったが、すぐさま反発力を見せる。15分、自陣中央の低い位置まで下りてボールを受けたマタが相手のハイラインの背後へ絶妙なフィードを供給。これに反応したアマド・ディアロがDFトーマスとの競り合いを制してボックス右でキープ。サポートに入ったグリーンウッドにマイナスのパスを繋ぐと、グリーンウッドは巧みな右への持ち出しでDFソユンクをかわして右足のグラウンダーシュート。DFフォファナの股間を抜けたボールがゴール左隅に決まった。
グリーンウッドの2試合連続ゴールですぐさま試合を振り出しに戻したユナイテッドは、このタイミングで攻守の立ち位置を修正。マイボール時はマティッチを最終ラインに落として気の利くマタとグリーンウッドもボールの循環をスムーズにする立ち位置を取り、序盤の不安定なビルドアップを改善。ただ、より高い位置で突破や抜け出しが期待されたデビュー組の2選手がレスターの守備に潰されてフィニッシュまで持ち込めない。
一方、時間の経過と共に相手守備にアジャストされて攻撃が手詰まりとなったレスター。遅攻では相手のスライドを揺さぶり切れず、カウンターチャンスも2トップがうまくケアされて八方ふさがりの状態に。前半終了間際にはエンディディの仕掛けによって好位置でFKを獲得するが、ティーレマンスのシュートは壁にブロックされた。
互いに1点ずつを奪い合うも膠着状態が目立った前半を経て試合は後半に突入。立ち上がり数分は拮抗した状況が続いたが、時間の経過と共により勝ち点3が必要なアウェイチームが攻勢を強めていく。59分には右サイドでカスターニュ、ティーレマンス、イヘアナチョとパスが繋がり、ボックス右に侵入したイヘアナチョに絶好機もここはGKデ・ヘアが巧みなポジショニングでシュートコースを消してビッグセーブ。
レスターペースが続く中で65分にはレスターが右CKを得たタイミングで両ベンチが動く。レスターはアジョセ・ペレスに代えて切り札のマディソンを、ユナイテッドはグリーンウッドとエランガに代えてラッシュフォードとカバーニを同時投入。すると、この選手交代が試合を動かすことに。
66分、右CKの場面でキッカーのオルブライトンが右足アウトスウィングでファーを狙った正確なボールを入れると、中央でラッシュフォードのマークを完全に振り切ったソユンクが打点の高いヘディングで豪快にゴールネットを揺らし、値千金の今季リーグ戦初ゴールとした。
結果的にセットプレー直前のタイミングでの選手交代が失点を招いたユナイテッドはすぐさま反撃姿勢を見せるが、レスターの勢いを止められない。中盤での不用意なロストが目立ち相手に引っくり返される場面が目立つ。73分にはイヘアナチョの右クロスをヴァーディが頭で折り返したところにドフリーのティーレマンスに飛び込まれるが、これは相手のシュートミスに救われた。
ホームでシティの優勝決定は許されないユナイテッドは78分、アマド・ディアロを下げて切り札のブルーノ・フェルナンデスを投入。これに対してレスターはヴァーディを下げて守備的MFのチョードリーをピッチに送り出し、逃げ切り態勢に入った。
試合終盤にかけては3人の主力投入で前がかるユナイテッドが攻勢を仕掛けていく。84分にはボックス左でマタが折り返したボールにカバーニが飛び込むが、これはわずかに合わず。さらに、こぼれ球に反応したB・フェルナンデスが右足を振り抜くが、当たり損ねのシュートは枠の右に外れた。
その後も決死の猛攻を見せたホームチームだったが、来季CL出場に向けて気迫の守備を見せるアウェイチームを前に最後までゴールをこじ開けることができず、試合はこのままタイムアップを迎えた。
この結果、ユナイテッドのリーグ戦15試合ぶりの敗戦により、シティの2シーズンぶり7度目のプレミアリーグ優勝が決定。また、苦手オールド・トラフォードで久々の勝利を挙げたレスターが暫定3位に浮上し、週末のFAカップ決勝に弾みを付けた。
現在2位のユナイテッド(勝ち点70)は前節、アストン・ビラとのアウェイゲームを3-1の逆転勝利。今シーズンの4位以内を確定し来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権確保に成功した。ただ、首位のマンチェスター・シティが前節のチェルシー戦で不覚を取り自力優勝のチャンスをフイにしたため、今回のレスター戦では再び宿敵の優勝が懸かる一戦となることに。
さらに、一部サポーターの過激な抗議活動によって開催延期となった第34節のリバプール戦の代替日程が13日に組み込まれたことで、ビラ戦から5日間でリーグ戦3試合をこなす殺人的な超過密日程を強いられた。
一方、一時はトップ4フィニッシュを確実視されていたレスター(勝ち点63)だが、終盤戦において取りこぼしが目立ち始めると、前節はニューカッスルに2-4の惨敗を喫し、1月末以来となる4位転落となった。今週末にチェルシーとのFAカップ決勝を控える中、“ビッグ6”とのリーグ3連戦の初陣に向けてはリカルド・ペレイラとマディソンに代えて、トーマスとアジョセ・ペレスを起用した以外、同じメンバーを継続した。
強い雨が降りしきる中でスタートした上位対越は比較的早い時間帯から動く。この試合、直近の[3-4-1-2]から変則的な[4-4-2]の布陣で臨んだレスターが立ち位置の変化で相手を翻弄し、押し込む入りを見せる。
そして、10分には右サイドで数的優位を作り出し、イヘアナチョの落としを受けたオルブライトンが入れ替わりの動きで右サイドのスペースに飛び出したティーレマンスが絶妙なクロスを供給。これにファーサイドで反応したトーマスが左足インサイドを使った見事なダイレクトボレーをゴール右上隅に突き刺し、待望のプレミアリーグ初ゴールとした。
急造の布陣で臨んだ中でいきなり失点を喫する苦しい入りとなったユナイテッドだったが、すぐさま反発力を見せる。15分、自陣中央の低い位置まで下りてボールを受けたマタが相手のハイラインの背後へ絶妙なフィードを供給。これに反応したアマド・ディアロがDFトーマスとの競り合いを制してボックス右でキープ。サポートに入ったグリーンウッドにマイナスのパスを繋ぐと、グリーンウッドは巧みな右への持ち出しでDFソユンクをかわして右足のグラウンダーシュート。DFフォファナの股間を抜けたボールがゴール左隅に決まった。
グリーンウッドの2試合連続ゴールですぐさま試合を振り出しに戻したユナイテッドは、このタイミングで攻守の立ち位置を修正。マイボール時はマティッチを最終ラインに落として気の利くマタとグリーンウッドもボールの循環をスムーズにする立ち位置を取り、序盤の不安定なビルドアップを改善。ただ、より高い位置で突破や抜け出しが期待されたデビュー組の2選手がレスターの守備に潰されてフィニッシュまで持ち込めない。
一方、時間の経過と共に相手守備にアジャストされて攻撃が手詰まりとなったレスター。遅攻では相手のスライドを揺さぶり切れず、カウンターチャンスも2トップがうまくケアされて八方ふさがりの状態に。前半終了間際にはエンディディの仕掛けによって好位置でFKを獲得するが、ティーレマンスのシュートは壁にブロックされた。
互いに1点ずつを奪い合うも膠着状態が目立った前半を経て試合は後半に突入。立ち上がり数分は拮抗した状況が続いたが、時間の経過と共により勝ち点3が必要なアウェイチームが攻勢を強めていく。59分には右サイドでカスターニュ、ティーレマンス、イヘアナチョとパスが繋がり、ボックス右に侵入したイヘアナチョに絶好機もここはGKデ・ヘアが巧みなポジショニングでシュートコースを消してビッグセーブ。
レスターペースが続く中で65分にはレスターが右CKを得たタイミングで両ベンチが動く。レスターはアジョセ・ペレスに代えて切り札のマディソンを、ユナイテッドはグリーンウッドとエランガに代えてラッシュフォードとカバーニを同時投入。すると、この選手交代が試合を動かすことに。
66分、右CKの場面でキッカーのオルブライトンが右足アウトスウィングでファーを狙った正確なボールを入れると、中央でラッシュフォードのマークを完全に振り切ったソユンクが打点の高いヘディングで豪快にゴールネットを揺らし、値千金の今季リーグ戦初ゴールとした。
結果的にセットプレー直前のタイミングでの選手交代が失点を招いたユナイテッドはすぐさま反撃姿勢を見せるが、レスターの勢いを止められない。中盤での不用意なロストが目立ち相手に引っくり返される場面が目立つ。73分にはイヘアナチョの右クロスをヴァーディが頭で折り返したところにドフリーのティーレマンスに飛び込まれるが、これは相手のシュートミスに救われた。
ホームでシティの優勝決定は許されないユナイテッドは78分、アマド・ディアロを下げて切り札のブルーノ・フェルナンデスを投入。これに対してレスターはヴァーディを下げて守備的MFのチョードリーをピッチに送り出し、逃げ切り態勢に入った。
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その後も決死の猛攻を見せたホームチームだったが、来季CL出場に向けて気迫の守備を見せるアウェイチームを前に最後までゴールをこじ開けることができず、試合はこのままタイムアップを迎えた。
この結果、ユナイテッドのリーグ戦15試合ぶりの敗戦により、シティの2シーズンぶり7度目のプレミアリーグ優勝が決定。また、苦手オールド・トラフォードで久々の勝利を挙げたレスターが暫定3位に浮上し、週末のFAカップ決勝に弾みを付けた。
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