トゥヘル監督、今季勝ち越すシティとのCL決勝へ 「運を味方につけるために全力を尽くしている」

チェルシーのトーマス・トゥヘル監督はチャンピオンズリーグ(CL)制覇に向けて、運も味方につけたいと考えているようだ。クラブ公式サイトが伝えた。

先の準決勝でレアル・マドリーを倒し、9年ぶりの決勝進出を決めたチェルシー。決勝の相手は今季の公式戦で3度対戦しているマンチェスター・シティだ。

今年1月にホームで行われたプレミアリーグでこそ敗れたチェルシーだが、4月のFAカップ準決勝で勝利。さらに、先日にアウェイで行われたリーグ戦でも勝利した。
トゥヘル監督は2011-12シーズン以来の優勝がかかるCL決勝に向け、公式戦2勝1敗と勝ち越す今季成績を自信に変えたいと語った。

「土曜日の試合前にも言ったが、結果がどうであれ、あまり変わらないし、今もそう思っている。しかし、短期間で2回も彼らを倒した経験は不利にならない」「決勝が特別なものであるのはよく理解しているし、勝つためにどんなに小さな部分でも優位に立って戦う必要がある。すでに勝ったのは自信につながるし、その気持ちと勢いを決勝に持っていきたい」

「目標を成し遂げるため、夢を叶えるためにも全ての大会で全力を尽くす必要があり、全試合が大事。あのまま受け止めるし、不利なことではない。私はこの雰囲気とチームスピリットに満足している」

「常にプレッシャーに晒される環境にあるが、チームは非常に印象的な方法で応えていっている」

また、CL準決勝2ndレグのレアル・マドリー戦から先発5選手を入れ替えても、8日に行われたプレミアリーグ第35節のシティ戦を勝利で飾れたのは選手たちのおかげだと述べ、誰が出ても戦えるチーム状況を喜んだ。

「強いチームである以外に可能性はなく、すべては選手たち次第だ」

「選手はステップアップする必要があり、それが仕事だ。プレーするなら、準備が整っていることを証明する必要があるし、それこそがチェルシーとサインできた理由だ」

「我々やクラブには志があり、選手はできる限り大きな成功を収めたいと思っている。だから、彼らはそのための努力が必要だし、それを実践している。監督として喜ばしいよ」

「勢いと少しの運が必要になる。チームとしても、個人としても、その運を味方につけるために全力を尽くしている」

「今は勢いを掴み、そのために取り組んでいる。まだどの大会でも優勝していないのだから、この流れに乗ってトレーニングに励み、次のチャレンジに挑戦していく必要がある」