【CLプレビュー】史上4度目の対戦! 17戦無敗のマドリーが、アウェイ無敵のチェルシー攻略に挑む《レアル・マドリーvsチェルシー》

2021.04.27 17:00 Tue
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、レアル・マドリーvsチェルシーが日本時間27日28:00にエスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノでキックオフされる。史上4度目の対戦だ。

準々決勝でリバプールと対戦したマドリーは、ホームで行われた1stレグをヴィニシウスの2ゴールなどで3-1で勝利。大きなアドバンテージを持って臨んだアウェイの2ndレグはゴールレスドローで逃げ切り、3連覇した2017-18シーズン以来3シーズンぶりとなる準決勝進出を決めた。

しかし、その後のリーグ戦の成績はイマイチ。リバプール戦直後のヘタフェとのマドリード・ダービーをゴールレスドローで終えると、次節のカディス戦は快勝を収めたものの、チェルシー戦直前のベティス戦も無得点で引き分け。優勝争い真っ只中のラ・リーガで足踏みしてしまう結果となった。
対するチェルシーは準々決勝でポルトと対戦。アウェイの1stレグを0-2で制すと、2ndレグは0-1で落としてしまうものの、プラン通りに第一戦のアドバンテージを生かして、7シーズンぶりのベスト4へ駒を進めた。

国内戦では、FAカップ準決勝でマンチェスター・シティを撃破。その後、リーグ戦で格下のブライトンと引き分けを演じてしまう試合もあったが、直近では来季のCL出場権を争うウェストハムを直接対決で下すなど、トゥヘル監督就任以降の大一番での勝負強さを遺憾無く発揮している。
そんな両チームの対戦は上述したように今回で4度目となる。戦績はチェルシーの2勝1分けで、最も近くに行われた一戦は1998年まで遡り、モナコで行われたUEFAスーパーカップでのその対決は1-0でチェルシーが勝利を収めていた。

先手を取りたいマドリーのイングランド勢に対するホームでの成績は、16試合で9勝6分け1敗と好成績。その1敗は昨シーズンのマンチェスター・シティ戦で喫したものだが、上記のリバプール戦を含めて比較的得意としているようだ。しかし、相手を問わない直近のホーム11試合では5勝2分け4敗と微妙。そのうちの4勝は今大会で記録したものだ。

一方、新型コロナウイルスの影響でポルト戦の両レグが中立地のエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンで行われたことから、この5試合で5度目のスペイン遠征となるチェルシー。スペインでの戦績は21試合で6勝8分け7敗だが、ここ15試合は5勝8分け2敗と悪くない数字。また、グループステージのセビージャ戦を含めてスペイン勢との戦績は過去13試合で4勝8分け1敗となっている。

◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:クルトワ
DF:カルバハル、ヴァラン、ミリトン、ナチョ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース
FW:アセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウス

負傷者:メンディ、セルヒオ・ラモス、バルベルデ、ルーカス・バスケス
出場停止者:なし

出場停止者はいないが、多くの負傷者に悩まされている。とりわけ、好調だったメンディの不在は大きな痛手だ。そのため、ここ数試合の左サイドバックはマルセロやセンターバックが本職のナチョが務めていたが、今回は直近のベティス戦で起用されたナチョを予想する。

その他に関しては、コロナ感染でリバプール戦に2試合を欠場したヴァランや、そのリバプール戦の1stレグで2ゴールを挙げたヴィニシウスの先発は固いと見る。古巣戦となるアザールがスタメンに名を連ねれば、大きなサプライズとなるが果たして。

◆チェルシー◆
【3-4-2-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:メンディ
DF:クリステンセン、チアゴ・シウバ、リュディガー
MF:アスピリクエタ、ジョルジーニョ、カンテ、チルウェル
MF:プリシッチ、マウント
FW:ヴェルナー

負傷者:コバチッチ
出場停止者:なし

元マドリーのコバチッチは太もものケガでメンバー外。それを除けばベストメンバーで敵地に乗り込むことになる。フォーメーションは[3-4-2-1]で間違い無いだろうが、右ウイングバックにはアスピリクエタを予想。直近のウェストハム戦でトゥヘル監督の下では初めてこの位置で起用されたが、元々サイドバックの経験は豊富にあるため何の問題もなく、アウェイでの1stレグという観点から、リース・ジェームズより守備力の高いスペイン人DFの起用を見込む。

★注目選手
◆レアル・マドリー:カリム・ベンゼマ
Getty Images

マドリーの注目プレーヤーは、今季30ゴールにあと3つに迫るベンゼマだ。チームが躓いたヘタフェ戦やベティス戦は不発に終わったものの、その間のカディス戦は2ゴール1アシストの活躍で、しっかりエースストライカーとしての仕事を完遂。以前は公式戦7試合連続ゴールを記録しており、ここ13試合で12得点を挙げている。

問題はそれがチェルシー戦でも通用するかどうか。トゥヘル体制下におけるチェルシーはアウェイ戦10試合負けなしで、その間の失点もわずかに「3」。百戦錬磨のベンゼマでも、そうそうチャンスに絡めないだろう。また、対峙するであろうチアゴ・シウバやリュディガーは経験豊富で一筋縄ではいかない相手。苦戦必至の中、ベンゼマが鉄壁の守備陣をどこまでかく乱できるかが、勝利の鍵となりそうだ。

◆チェルシー:メイソン・マウント
(Getty Images

堅守を武器とする両チームの一戦において、なかなか押し込みながら相手を崩すシーンは期待できない。そういった試合ではカウンターで隙を突くのが定石だ。そのためには、チェルシーではマウントがいかに中盤でマークを躱して攻撃の起点を作れるかにかかってくるだろう。

カンテが中盤に入る分、平均ポジションをやや高く設定することができるため、前線からのプレスも可能だ。また、仮に押し込む展開に持ち込んだ場合、マウント得意のミドルシュートも相手の脅威となる。先のウェストハム戦でも二度ほど強烈なシュートで相手GKを強襲しており、古巣戦となるクルトワも気の抜けない戦いを強いられるはずだ。

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