アザール復帰も攻撃停滞のマドリー、ベティスの堅守に苦しみ痛恨のゴールレスドロー…《ラ・リーガ》
2021.04.25 05:55 Sun
ラ・リーガ第32節、レアル・マドリーvsベティスが24日にアルフレド・ディ・ステファノで行われ、0-0のドローに終わった。
27日にチェルシーとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグを控える中、リーグ連勝を目指す今節は6位のベティス(勝ち点49)をホームで迎え撃った。ジダン監督は前節から先発4人を変更。オドリオソラ、マルセロ、ブランコ、ヴィニシウスに代えてモドリッチとカルバハルが復帰したほか、アセンシオとイスコが起用された。並びも[3-4-3]から本来の[4-3-3]に戻している。
強い雨が降りしきる中でスタートした上位対決は互いに慎重な入りを見せる。試合序盤はベティスが押し込む場面を作るが、マドリーの堅い守備を前になかなかフィニッシュまで持ち込むことができない。
一方、攻守両面で強度の窺えるものの、攻撃のギアが上がり切らないマドリーは、前半半ばを過ぎてようやく決定機を創出。25分、左サイドに流れたベンゼマを起点にボックス内の密集の中でロドリゴがシュート。これは相手DFのブロックに遭うも、こぼれ球を繋いで二次攻撃を仕掛けると、ボックス左でカットインしたベンゼマがニア下に鋭いシュートを飛ばすが、これはGKブラーボの守備範囲。
共に選手交代なしで迎えた後半も守備のソリッドさが強調されるクローズな展開が続く。55分には右サイド深くに侵攻したロドリゴのシュート性のクロスがゴールに向かうが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。
膠着状態を打破したい両ベンチは60分付近にいずれも動く。ホームのマドリーはロドリゴに代えてヴィニシウスを、ベティスはホアキンに代えてルイバルとより個での打開が期待できるアタッカーをピッチへ送り出した。
この選手交代によって若干試合に動きが出始めると、65分にはベティスに絶好機。自陣右サイドからエメルソンとライネスの連携でプレッシャーを掻い潜り、最終ラインの背後を狙うカナレスに縦パスが通る。ここでカナレスはすかさず中央でフリーのボルハ・イグレシアスに折り返しを送ると、GKと一対一のビッグチャンスもファーストタッチが決まらず。GKクルトワの果敢な飛び出しに阻まれた。
守護神の好守で失点を凌いだ直後に相手陣内右サイド深くでのスローインの流れからモドリッチが強烈なミドルシュートで相手GKを急襲するも、前半同様にゴールが遠いマドリー。68分にはカルバハルとイスコを下げてオドリオソラとマルセロを同時投入し、[3-4-3]に布陣を変更。さらに、77分にはアセンシオとモドリッチに代えて切り札のアザールをブランコと共に最後の交代カードとして切った。
その後、アザールとマルセロの左サイドを起点にチャンスクリエイトを試みるマドリーは、試合終了間際にはヴァランとカゼミロを最前線に上げる力業まで見せたが、最後までベティスのゴールをこじ開けることはできなかった。
この結果、ベティスとの上位対決を0-0のドローで終えたマドリーは、今節の結果次第で首位とのポイント差が「5」に広がることに。また、週明けのチェルシー戦に向けても不安を残す結果となった。
PR
首位アトレティコ・マドリーを3ポイント差で追う2位のマドリー(勝ち点70)は、前節カディス相手にエースFWベンゼマのドブレーテを含む全ゴールを演出する見事な活躍によって3-0で快勝。2戦ぶりの白星を手にした。強い雨が降りしきる中でスタートした上位対決は互いに慎重な入りを見せる。試合序盤はベティスが押し込む場面を作るが、マドリーの堅い守備を前になかなかフィニッシュまで持ち込むことができない。
一方、攻守両面で強度の窺えるものの、攻撃のギアが上がり切らないマドリーは、前半半ばを過ぎてようやく決定機を創出。25分、左サイドに流れたベンゼマを起点にボックス内の密集の中でロドリゴがシュート。これは相手DFのブロックに遭うも、こぼれ球を繋いで二次攻撃を仕掛けると、ボックス左でカットインしたベンゼマがニア下に鋭いシュートを飛ばすが、これはGKブラーボの守備範囲。
その後、ベティスはカナレスのミドルシュート、マドリーはイスコのスルーパスに抜け出したベンゼマと互いに惜しい場面を作り出すが、中盤での潰し合いが目立った前半は0-0で終了した。
共に選手交代なしで迎えた後半も守備のソリッドさが強調されるクローズな展開が続く。55分には右サイド深くに侵攻したロドリゴのシュート性のクロスがゴールに向かうが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。
膠着状態を打破したい両ベンチは60分付近にいずれも動く。ホームのマドリーはロドリゴに代えてヴィニシウスを、ベティスはホアキンに代えてルイバルとより個での打開が期待できるアタッカーをピッチへ送り出した。
この選手交代によって若干試合に動きが出始めると、65分にはベティスに絶好機。自陣右サイドからエメルソンとライネスの連携でプレッシャーを掻い潜り、最終ラインの背後を狙うカナレスに縦パスが通る。ここでカナレスはすかさず中央でフリーのボルハ・イグレシアスに折り返しを送ると、GKと一対一のビッグチャンスもファーストタッチが決まらず。GKクルトワの果敢な飛び出しに阻まれた。
守護神の好守で失点を凌いだ直後に相手陣内右サイド深くでのスローインの流れからモドリッチが強烈なミドルシュートで相手GKを急襲するも、前半同様にゴールが遠いマドリー。68分にはカルバハルとイスコを下げてオドリオソラとマルセロを同時投入し、[3-4-3]に布陣を変更。さらに、77分にはアセンシオとモドリッチに代えて切り札のアザールをブランコと共に最後の交代カードとして切った。
その後、アザールとマルセロの左サイドを起点にチャンスクリエイトを試みるマドリーは、試合終了間際にはヴァランとカゼミロを最前線に上げる力業まで見せたが、最後までベティスのゴールをこじ開けることはできなかった。
この結果、ベティスとの上位対決を0-0のドローで終えたマドリーは、今節の結果次第で首位とのポイント差が「5」に広がることに。また、週明けのチェルシー戦に向けても不安を残す結果となった。
PR
|
関連ニュース