ESL支援の『JPモルガン』がその選択を後悔「明らかに判断を誤った」
2021.04.23 22:37 Fri
ヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)創設を支援していたアメリカの投資銀行『JPモルガン』が23日にその選択が誤りだったと公に認めた。『ロイター通信』が伝えている。
また、レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長ら主導の下で創設された同リーグにおいて唯一の財政面のパートナーとなっていた。
しかし、ESLは創設発表からわずか2日以内の段階で欧州サッカー連盟(UEFA)や国際サッカー連盟(FIFA)、各国協会、リーグ機構から猛反発を受けた上、所属選手や多くのフットボールファンの不興を買った。
すると、過半数のイングランドのビッグ6を含む過半数以上のクラブが参戦撤退を公のものとし、最終的に現フォーマットでのプロジェクト続行を断念することになった。
こういった動きを受けて同社は、「この取引が広くフットボール界からどのように見られているか、また将来的にどのような影響を与えるかについて、明らかに判断を誤った。我々はこのことから学ぶつもりだ」と、今回の決断が誤りであったことを公に認めることになった。
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『JPモルガン』は今月18日にプロジェクトが公表されたESLにおいて、インフラ整備と新型コロナウイルスの影響による財政的なダメージからの立て直しを図る創設クラブに対して、総額35億ユーロ(約4545億円)の助成金を提供。しかし、ESLは創設発表からわずか2日以内の段階で欧州サッカー連盟(UEFA)や国際サッカー連盟(FIFA)、各国協会、リーグ機構から猛反発を受けた上、所属選手や多くのフットボールファンの不興を買った。
すると、過半数のイングランドのビッグ6を含む過半数以上のクラブが参戦撤退を公のものとし、最終的に現フォーマットでのプロジェクト続行を断念することになった。
そして、今回のプロジェクトで大きな役割を担うことになった『JPモルガン』に対しても、多くのフットボールファンがSNSを中心に、「JPモルガンが関わっている企業や金融商品をボイコットしよう」という不買運動を呼びかける動きを見せていた。
こういった動きを受けて同社は、「この取引が広くフットボール界からどのように見られているか、また将来的にどのような影響を与えるかについて、明らかに判断を誤った。我々はこのことから学ぶつもりだ」と、今回の決断が誤りであったことを公に認めることになった。
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