S・インザーギ監督との契約延長は間近と語るラツィオSD「新型コロナウイルスから回復したら…」
2021.04.23 17:48 Fri
ラツィオのスポーツ・ディレクター(SD)であるイグリ・ターレ氏が、ヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)やシモーネ・インザーギ監督との契約延長について語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。
欧州ビッグクラブのみで構成されるESL構想が18日に発表され、セリエAからはユベントス、インテル、ミランが参加を表明。しかし、各方面から凄まじい反発が発生したことで、離脱するクラブが続出。既にインテルとミランは脱退を発表しており、ESL構想の首謀者の1人とされるユベントスのアンドレア・アニェッリ会長も、現状ではプロジェクト進行は困難だと認めている。
こうした状況に対して、イタリア『スカイ』に出演したターレSDは、チャンピオンズリーグ(CL)の出場権確保を目指すというコメントのなかで、瓦解したESLにも言及。フットボールから情熱を奪いかねない構想が頓挫したことを喜んだ。
「CLの出場権獲得は我々の将来にとって、特に今の時代には重要なことだ。チームのプレーぶりや決意の強さは、私に大きな自信を与えてくれる。CLはクラブ・ブルージュ戦のラスト10分間の緊張感を除けば、素晴らしい戦いができた。時間がかかるのは理解しているが、我々は長期的な目標を持っており、ミスをすることで学ぶことができる」
「今週は衝撃的で混沌とした1週間だった。フットボールは人々のものであり、情熱そのものだ。このすべてを失ってはならない。しかし、幸いなことにESL構想はすぐに収束した。これから世界のフットボールの未来についていくつかの重要な検討をしなければならず、我々はそれを明確にする必要がある」
「インザーギが戻ってくれば、彼は契約にサインすると既に我々は話してきた。彼はとても快活でエネルギッシュな人だから、今の家で孤立している状況はまるで檻の中のライオンだ。我々は毎日話をしているが、彼は自宅でうまくやっているよ」
欧州ビッグクラブのみで構成されるESL構想が18日に発表され、セリエAからはユベントス、インテル、ミランが参加を表明。しかし、各方面から凄まじい反発が発生したことで、離脱するクラブが続出。既にインテルとミランは脱退を発表しており、ESL構想の首謀者の1人とされるユベントスのアンドレア・アニェッリ会長も、現状ではプロジェクト進行は困難だと認めている。
こうした状況に対して、イタリア『スカイ』に出演したターレSDは、チャンピオンズリーグ(CL)の出場権確保を目指すというコメントのなかで、瓦解したESLにも言及。フットボールから情熱を奪いかねない構想が頓挫したことを喜んだ。
「今週は衝撃的で混沌とした1週間だった。フットボールは人々のものであり、情熱そのものだ。このすべてを失ってはならない。しかし、幸いなことにESL構想はすぐに収束した。これから世界のフットボールの未来についていくつかの重要な検討をしなければならず、我々はそれを明確にする必要がある」
また、ターレSDは現在新型コロナウイルス(COVID-19)への感染により、自宅療養中となっているS・インザーギ監督との契約交渉についてもコメント。チームに復帰次第、サインが行われるはずだと語った。
「インザーギが戻ってくれば、彼は契約にサインすると既に我々は話してきた。彼はとても快活でエネルギッシュな人だから、今の家で孤立している状況はまるで檻の中のライオンだ。我々は毎日話をしているが、彼は自宅でうまくやっているよ」
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