上位勢で明暗! 勝利の3位京都と4位磐田が足踏みの首位新潟と2位琉球に迫る【明治安田J2第9節】

明治安田生命J2リーグ第9節の11試合が21日に各地で行われ、上位勢の明暗が分かれる結果となった。

首位のアルビレックス新潟は10位の栃木SCとの敵地戦に臨み、8分に2戦連発となる矢村のオーバヘッドで先制したが、24分に森のゴールで追いつかれ、56分に大卒ルーキーの面矢にもプロ初ゴールを許して1点ビハインドを強いられる。それでも、後半アディショナルタイム2分に右CKのクロスから千葉が劇的なヘディング弾。勝ち点1獲得の新潟がクラブ記録更新の開幕9戦無敗で今季初黒星を回避した。

2位のFC琉球は9位に位置するFC町田ゼルビアのホームに乗り込み、同じく開幕から無敗を続ける新潟の追走を狙ったが、26分に右サイドのクロスから高橋にヘディングでネットを揺らされると、35分にGKが弾いたボールを長谷川にプッシュされ、0-2に。後半から巻き返そうとしたが、開始5分に中島の折り返しから平戸のゴールが生まれた町田が勝負を手繰り寄せ、琉球が今季初黒星を喫している。
11位に位置する東京ヴェルディとアウェイで対戦した3位の京都サンガF.C.は開始8分にボックス左からのクロスにゴール前のピーター・ウタカが合わせて先制すると、54分に最終ラインからのフィードに反応した宮吉が相手GKとDFの交錯したところを見逃さず、こぼれ球を無人のゴールに流し込み、追加点を手にする。守っても東京Vの攻撃陣を完封した京都が4連勝を成し遂げ、上位追走に成功した。

4位のジュビロ磐田は15位の大宮アルディージャをホームに迎え撃ち、開始6分に中野の恩返し弾を浴び、先制を許したが、11分に大津のゴールで同点。71分にネルミン・ハスキッチの一発で再びリードを許したが、76分にルキアンの5戦連発となるゴールで食いさがると、81分に右サイドのクロスから山田がヘディングシュートを決めて逆転した。そのまま4連勝を成し遂げ、上位戦線に食い込んだ。◆第9節
▽4/21
東京ヴェルディ 0-2 京都サンガF.C.
モンテディオ山形 1-3 V・ファーレン長崎
水戸ホーリーホック 0-1 ジェフユナイテッド千葉
栃木SC 2-2 アルビレックス新潟
ザスパクサツ群馬 1-0 ファジアーノ岡山
FC町田ゼルビア 3-0 FC琉球
ヴァンフォーレ甲府 2-0 SC相模原
ツエーゲン金沢 2-1 ブラウブリッツ秋田
ジュビロ磐田 3-2 大宮アルディージャ
愛媛FC 3-1 松本山雅FC
ギラヴァンツ北九州 0-0 レノファ山口FC