【ELプレビュー】ユナイテッド&アーセナルは先勝なるか? 4強懸けた注目の初戦!
2021.04.08 19:00 Thu
ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグが8日に開催される。ベスト4進出を懸けた4つのビッグマッチの見どころを紹介していく。
◆準々決勝1stレグ◆
▽4/8(木)
《28:00》
グラナダ vs マンチェスター・ユナイテッド
アーセナル vs スラビア・プラハ
アヤックス vs ローマ
ディナモ・ザグレブ vs ビジャレアル
★ユナイテッドがスペイン勢連破狙う

2016-17シーズン以来2度目のEL制覇を目指すマンチェスター・ユナイテッドは、ヨーロッパのコンペティション初出場ながら快進撃を見せるグラナダを相手に4強進出を目指す。
パリ・サンジェルマン、RBライプツィヒに屈してチャンピオンズリーグ(CL)から敗退したユナイテッドは、今大会に決勝トーナメントから参戦。ラウンド32ではレアル・ソシエダに格の違いを見せつけると、前ラウンドではミランとの優勝候補同士の白熱の2試合を見事に制して、優勝候補筆頭に相応しい勝ち上がりを見せた。
ミラン戦後はFAカップでレスター・シティに完敗し準々決勝敗退となったが、直近のリーグ戦ではブライトンとの接戦を2-1で勝ち切ってバウンスバックに成功。絶好調のマンチェスター・シティを前に逆転でのリーグ制覇は難しいものの、2位の座を守っている。
一方、今大会初出場ながらもグループステージを2位通過したグラナダは、ラウンド32で優勝候補ナポリを撃破する番狂わせを起こした。さらに、EL常連のノルウェー王者モルデとの前ラウンドもFWソルダード、FWモリーナのベテランストライカー揃い踏みの活躍で勝ち切ってベスト8進出を果たしている。
リーグ戦ではバルセロナやレアル・マドリー、アトレティコ・マドリーというメガクラブと対戦しており、格上との対戦は慣れているが、ユナイテッドの前線のスピードとフィジカルへの対応が今大会2度目の番狂わせを起こすカギになりそうだ。
★崖っぷちのガナーズがバウンスバック図る

ユナイテッドと同様に優勝候補に挙がる一昨季のファイナリストであるアーセナルは、チェコ王者のスラビア・プラハを相手にベスト4進出を目指す。
グループステージを唯一の全勝で突破したチームは強豪対決となったベンフィカとのラウンド32を劇的な逆転で突破。さらに、昨季の対戦で敗れたオリンピアコスとの前ラウンドでは、ホーム開催の2ndレグで今大会初黒星を喫するも、敵地での1stレグでの3-1のアドバンテージを生かして逃げ切り、順当に準々決勝の舞台にたどり着いた。
ELでは安定した戦いぶりを見せるアーセナルだが、プレミアリーグではトップ4圏内と10ポイント差の10位に低迷しており、逆転での来季CL出場権獲得は絶望的に。そのため、来季に向けて今大会の重要度が非常に高まっている。直近のリバプール戦での0-3の完敗によって公式戦3戦未勝利とチーム状態は下降気味だが、今回のホームゲームでバウンスバックを図る。DFダビド・ルイスやDFティアニー、MFウーデゴールと一部主力を負傷で欠くことになるが、FWサカ、MFスミス・ロウ、MFジャカの戦列復帰は追い風となるはずだ。
一方、対戦相手のスラビア・プラハはグループステージを2位通過も、決勝トーナメントではレスター・シティ、レンジャーズと格上と思われたイギリス勢2チームを続けて撃破。今大会の台風の目となりつつある。
アーセナルとのタレント差は歴然も、チェコ代表の数選手を軸に組織的且つ攻守両面で戦える選手が揃っている。また、首位を快走する国内リーグで見せている勝負強さが自信喪失気味の相手との戦いにおいて優位性をもたらすはずだ。
なお、今回の初戦は出場停止で欠場となるが、前ラウンドのレンジャーズ戦で人種差別発言疑惑がかけられたスラビア・プラハDFクデラが揉めた相手のMFグレン・カマラは元アーセナルユースということもあり、その一件がアーセナル陣営に新たなモチベーションを与える可能性もありそうだ。
★今ラウンド屈指の好カード

前述の優勝候補2チームが比較的与しやすい相手との対戦となったことで、今ラウンド屈指の好カードとなったのが、アヤックスvsローマによる名門対決。
CLグループステージでリバプール、アタランタに屈したアヤックスは今大会に決勝トーナメントから参戦。ラウンド32ではフランスリーグで首位に立つリール、ラウンド16ではスイス王者のヤング・ボーイズをいずれも連勝で撃破し、準優勝した2016-17シーズン以来のベスト8進出を果たした。また、首位を快走する国内リーグを含め、チームは昨年12月初旬のアタランタ戦の敗戦以降、公式戦24試合無敗(21勝3分け)と抜群の安定感を誇っている。
今回の一戦に向けてはディフェンスリーダーのDFブリントの長期離脱に加え、守護神オナナ(ドーピング違反)、古巣対戦のGKステケレンブルフ(ヒザの負傷)の不在によって若手GKスヘルペンのスクランブル起用を余儀なくされる守備に若干の不安を残す。そのため、FWタディッチ、FWネレスを中心とする自慢の攻撃陣の活躍が先勝のカギを握ることになりそうだ。
一方、グループステージからの参戦となったローマはグループAを危なげなく首位で通過すると、決勝トーナメントではフォンセカ監督の古巣であるブラガ、シャフタールを相手にいずれも連勝を飾り、準々決勝へ駒を進めた。
ただ、国内リーグにおいては直近3戦未勝利でトップ4圏外の7位に低迷。また、勝ち点的には逆転でのトップ4フィニッシュのチャンスは十分にあるものの、上位相手の戦績が6敗3分けと強豪対決における勝負弱さを露呈している。
MFザニオーロやMFムヒタリアン、DFスモーリングら一部主力を欠くも、FWジェコやMFペッレグリーニ、FWペドロといったタレントの質ではアヤックスに劣っていないが、今回の強豪対決をモノにする上では勝負の際を制する勝負強さが求められる。
★D・ザグレブの勢いか、エメリの経験か

クロアチア王者のディナモ・ザグレブと、今大会に無類の強さを見せるスペイン勢のビジャレアルが対峙する一戦では、ホームチームの勢いと、セビージャ時代にEL3連覇に導いたエメリ監督の経験が真っ向からぶつかり合う展開になりそうだ。
東欧屈指の名門であるディナモ・ザグレブだが、近年はCLの戦いを含めてグループステージを突破できない状況が続いたが、今シーズンは見事な快進撃を見せている。
CSKAモスクワ、フェイエノールトと同居したグループKを無敗で首位通過すると、ラウンド32ではCL敗退組のFCクラスノダールを2連勝で撃破。そして、前ラウンドでは優勝候補の一角に挙がっていたトッテナムを相手に初戦を0-2で落とすも、ホームでの2ndレグは汚職問題でマミッチ前監督が電撃辞任した中、FWオルシッチの圧巻のハットトリックによって延長戦の末に優勝候補を逆転で撃破した。タレントの質では対戦相手に劣るも、スパーズ戦で見せた組織的な守備、泥臭いプレーを見せながら少ないチャンスを絶好調のオルシッチがモノにしたい。
一方、今大会の勝ち方を知り抜く智将が率いるビジャレアルはディナモ・ザグレブ同様にグループステージを無敗の首位で通過すると、決勝トーナメントではいずれもCL敗退組のレッドブル・ザルツブルク、ディナモ・キエフを危なげなく全勝で退けてベスト8進出を決めた。
さらに、国内リーグでは一時8戦未勝利と勝ち切れない低迷期に陥っていたが、直近のグラナダ戦をエースFWジェラール・モレノの圧巻のハットトリックによって3-0で快勝し、目下3連勝中。前半戦は負傷者の多さに悩まされるも、ここに来て主力が続々と復帰しており、対戦相手の長所を消すことに長けたスペイン人指揮官はより手腕を発揮し易い状況だ。
◆準々決勝1stレグ◆
▽4/8(木)
《28:00》
グラナダ vs マンチェスター・ユナイテッド
アーセナル vs スラビア・プラハ
アヤックス vs ローマ
ディナモ・ザグレブ vs ビジャレアル
★ユナイテッドがスペイン勢連破狙う

Getty Images
2016-17シーズン以来2度目のEL制覇を目指すマンチェスター・ユナイテッドは、ヨーロッパのコンペティション初出場ながら快進撃を見せるグラナダを相手に4強進出を目指す。
ミラン戦後はFAカップでレスター・シティに完敗し準々決勝敗退となったが、直近のリーグ戦ではブライトンとの接戦を2-1で勝ち切ってバウンスバックに成功。絶好調のマンチェスター・シティを前に逆転でのリーグ制覇は難しいものの、2位の座を守っている。
今週末にトッテナムとのビッグマッチを控える中、敵地で戦う今回の一戦では幾つかのポジションでターンオーバーを敢行する可能性も想定されるが、ソシエダに比べて力が劣る相手に対して取りこぼす可能性は低いと思われる。
一方、今大会初出場ながらもグループステージを2位通過したグラナダは、ラウンド32で優勝候補ナポリを撃破する番狂わせを起こした。さらに、EL常連のノルウェー王者モルデとの前ラウンドもFWソルダード、FWモリーナのベテランストライカー揃い踏みの活躍で勝ち切ってベスト8進出を果たしている。
リーグ戦ではバルセロナやレアル・マドリー、アトレティコ・マドリーというメガクラブと対戦しており、格上との対戦は慣れているが、ユナイテッドの前線のスピードとフィジカルへの対応が今大会2度目の番狂わせを起こすカギになりそうだ。
★崖っぷちのガナーズがバウンスバック図る

Getty Images
ユナイテッドと同様に優勝候補に挙がる一昨季のファイナリストであるアーセナルは、チェコ王者のスラビア・プラハを相手にベスト4進出を目指す。
グループステージを唯一の全勝で突破したチームは強豪対決となったベンフィカとのラウンド32を劇的な逆転で突破。さらに、昨季の対戦で敗れたオリンピアコスとの前ラウンドでは、ホーム開催の2ndレグで今大会初黒星を喫するも、敵地での1stレグでの3-1のアドバンテージを生かして逃げ切り、順当に準々決勝の舞台にたどり着いた。
ELでは安定した戦いぶりを見せるアーセナルだが、プレミアリーグではトップ4圏内と10ポイント差の10位に低迷しており、逆転での来季CL出場権獲得は絶望的に。そのため、来季に向けて今大会の重要度が非常に高まっている。直近のリバプール戦での0-3の完敗によって公式戦3戦未勝利とチーム状態は下降気味だが、今回のホームゲームでバウンスバックを図る。DFダビド・ルイスやDFティアニー、MFウーデゴールと一部主力を負傷で欠くことになるが、FWサカ、MFスミス・ロウ、MFジャカの戦列復帰は追い風となるはずだ。
一方、対戦相手のスラビア・プラハはグループステージを2位通過も、決勝トーナメントではレスター・シティ、レンジャーズと格上と思われたイギリス勢2チームを続けて撃破。今大会の台風の目となりつつある。
アーセナルとのタレント差は歴然も、チェコ代表の数選手を軸に組織的且つ攻守両面で戦える選手が揃っている。また、首位を快走する国内リーグで見せている勝負強さが自信喪失気味の相手との戦いにおいて優位性をもたらすはずだ。
なお、今回の初戦は出場停止で欠場となるが、前ラウンドのレンジャーズ戦で人種差別発言疑惑がかけられたスラビア・プラハDFクデラが揉めた相手のMFグレン・カマラは元アーセナルユースということもあり、その一件がアーセナル陣営に新たなモチベーションを与える可能性もありそうだ。
★今ラウンド屈指の好カード

Getty Images
前述の優勝候補2チームが比較的与しやすい相手との対戦となったことで、今ラウンド屈指の好カードとなったのが、アヤックスvsローマによる名門対決。
CLグループステージでリバプール、アタランタに屈したアヤックスは今大会に決勝トーナメントから参戦。ラウンド32ではフランスリーグで首位に立つリール、ラウンド16ではスイス王者のヤング・ボーイズをいずれも連勝で撃破し、準優勝した2016-17シーズン以来のベスト8進出を果たした。また、首位を快走する国内リーグを含め、チームは昨年12月初旬のアタランタ戦の敗戦以降、公式戦24試合無敗(21勝3分け)と抜群の安定感を誇っている。
今回の一戦に向けてはディフェンスリーダーのDFブリントの長期離脱に加え、守護神オナナ(ドーピング違反)、古巣対戦のGKステケレンブルフ(ヒザの負傷)の不在によって若手GKスヘルペンのスクランブル起用を余儀なくされる守備に若干の不安を残す。そのため、FWタディッチ、FWネレスを中心とする自慢の攻撃陣の活躍が先勝のカギを握ることになりそうだ。
一方、グループステージからの参戦となったローマはグループAを危なげなく首位で通過すると、決勝トーナメントではフォンセカ監督の古巣であるブラガ、シャフタールを相手にいずれも連勝を飾り、準々決勝へ駒を進めた。
ただ、国内リーグにおいては直近3戦未勝利でトップ4圏外の7位に低迷。また、勝ち点的には逆転でのトップ4フィニッシュのチャンスは十分にあるものの、上位相手の戦績が6敗3分けと強豪対決における勝負弱さを露呈している。
MFザニオーロやMFムヒタリアン、DFスモーリングら一部主力を欠くも、FWジェコやMFペッレグリーニ、FWペドロといったタレントの質ではアヤックスに劣っていないが、今回の強豪対決をモノにする上では勝負の際を制する勝負強さが求められる。
★D・ザグレブの勢いか、エメリの経験か

Getty Images
クロアチア王者のディナモ・ザグレブと、今大会に無類の強さを見せるスペイン勢のビジャレアルが対峙する一戦では、ホームチームの勢いと、セビージャ時代にEL3連覇に導いたエメリ監督の経験が真っ向からぶつかり合う展開になりそうだ。
東欧屈指の名門であるディナモ・ザグレブだが、近年はCLの戦いを含めてグループステージを突破できない状況が続いたが、今シーズンは見事な快進撃を見せている。
CSKAモスクワ、フェイエノールトと同居したグループKを無敗で首位通過すると、ラウンド32ではCL敗退組のFCクラスノダールを2連勝で撃破。そして、前ラウンドでは優勝候補の一角に挙がっていたトッテナムを相手に初戦を0-2で落とすも、ホームでの2ndレグは汚職問題でマミッチ前監督が電撃辞任した中、FWオルシッチの圧巻のハットトリックによって延長戦の末に優勝候補を逆転で撃破した。タレントの質では対戦相手に劣るも、スパーズ戦で見せた組織的な守備、泥臭いプレーを見せながら少ないチャンスを絶好調のオルシッチがモノにしたい。
一方、今大会の勝ち方を知り抜く智将が率いるビジャレアルはディナモ・ザグレブ同様にグループステージを無敗の首位で通過すると、決勝トーナメントではいずれもCL敗退組のレッドブル・ザルツブルク、ディナモ・キエフを危なげなく全勝で退けてベスト8進出を決めた。
さらに、国内リーグでは一時8戦未勝利と勝ち切れない低迷期に陥っていたが、直近のグラナダ戦をエースFWジェラール・モレノの圧巻のハットトリックによって3-0で快勝し、目下3連勝中。前半戦は負傷者の多さに悩まされるも、ここに来て主力が続々と復帰しており、対戦相手の長所を消すことに長けたスペイン人指揮官はより手腕を発揮し易い状況だ。
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
「ワカバヤシだ!」ユナイテッドGKの“帽子姿”に世界中のサポーターから反応
マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンのプレースタイルが話題になっている。 ユナイテッドは18日、プレミアリーグ第32節でバーンリーとホームで対戦。ヘンダーソンはリーグ戦6試合連続先発出場を果たした。 オフサイドにより取り消しとなったものの、開始20秒過ぎに不用意な飛び出しからネットを揺らされたヘンダーソンは、日光が気になったのか、後半からは赤地にクラブのエンブレムが描かれた“帽子”を着用。イングランドで帽子をかぶるGKはほとんどおらず、その珍しい姿は大きな話題を呼んだ。 ヘンダーソンはシェフィールド・ユナイテッド時代にも帽子をかぶってゴールマウスを守ったことがあるが、アメリカ『Bleacher Report』が帽子姿を公開すると、「似合ってないけど可愛い」「帽子をかぶるGKは減った」などの意見が寄せられた。 中でも、「ワカバヤシだ!」「ワカバヤシ・ヘンドー」など、漫画『キャプテン翼』に登場する、帽子がトレードマークのGK若林源三になぞらえる声が多く、そのことに驚く日本人のファンの声もあった。 ヘンダーソンは50分に左CKの場面で相手DFジェームズ・タルコウスキにゴールを許したものの、ユナイテッドは後半だけで3ゴールを記録。リーグ5連勝を達成している。 <span class="paragraph-title">【画像】若林源三を彷彿とさせる“帽子姿”のヘンダーソン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Dean Henderson brought out the cap for the second half <a href="https://t.co/yQrtMpjOPY">pic.twitter.com/yQrtMpjOPY</a></p>— B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1383822300311478273?ref_src=twsrc%5Etfw">April 18, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.04.19 20:30 Mon2
中盤補強も目指すユナイテッド、コパ・アメリカで活躍のコロンビア代表MFリオスに注目…約35億円オファー準備か
マンチェスター・ユナイテッドがパウメイラスのコロンビア代表MFリチャード・リオス(24)の獲得に動き出しているようだ。 オランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(23)やU-23フランス代表DFレニー・ヨロ(18)を確保するなど、着々と補強を進めているユナイテッド。中盤の選手との契約も目指し、パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテ(23)が新戦力候補筆頭となっている。 一方、退団へ向かう可能性がある選手も複数。ブラジル代表MFカゼミロ(32)の移籍が取り沙汰されているほか、スコットランド代表MFスコット・マクトミネイ(27)にはフルアムやトッテナム、ガラタサライなどからの関心が浮上。また、フィオレンティーナからレンタルしていたモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)に関しては、2000万ユーロ(約34億2000万円)の買取オプションの行使を見送ることとなった。 ウガルテの獲得だけでは選手層に不安が生じることも考えられるなか、移籍市場に精通するジャーナリストのルディ・ガレッティ氏によると、ユナイテッドはリオスにアプローチ。パウメイラスへの1700万ポンド(約34億5000万円)のオファーも準備しているという。 リオスは2023月10月にコロンビア代表デビューを飾ったばかりのセントラルミッドフィルダー。準優勝に終わったコパ・アメリカ2024では、グループステージから決勝までの6試合全てで先発し、攻守にわたって存在感を発揮した。 一躍その名を世界に広めたMFは、ミランのリストにも加わっているとのこと。しかし、リオスと2026年12月までの契約を交わすパウメイラスは、今夏の売却の意思がないようだ。 2024.07.22 18:42 Mon3
元ユナイテッドSDがFAに復帰…新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任
元マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)、ダン・アシュワース氏が、イングランドサッカー協会(FA)に復帰することになった。 FAは14日、アシュワース氏が新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任すると発表。同職ではイングランド代表の男女チームと緊密に連携していくことになるという。 昨年12月にユナイテッドのSDをわずか5カ月で退任したアシュワース氏。それ以前にはブライトン&ホーヴ・アルビオン、ニューカッスルで手腕を発揮しており、国内外のクラブからのオファーも想定されていたが、2018年まで6年間に渡って勤務していたFAに復帰することになった。 アシュワース氏は、セント・ジョージズ・パークの再開発を監督し、2028年に開催されるユーロ2028の共催に向け、競技施設とピッチの改善を目指す。 さらに、この新役職は、男子フットボールのテクニカルディレクターであるジョン・マクダーモット氏と緊密に連携するとともに、FAの最高経営責任者(CEO)であるマーク・ブリンガム氏とも連携する。 また、イングランド国内の地元出身のコーチの育成にも携わる予定だという。 2025.05.15 16:30 Thu4
“ジャンピングチョップ事件”いまだ和解なし、ファン・ニステルローイが宿敵との騒動を振り返る
▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon5