【ELプレビュー】ユナイテッド&アーセナルは先勝なるか? 4強懸けた注目の初戦!
2021.04.08 19:00 Thu
ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグが8日に開催される。ベスト4進出を懸けた4つのビッグマッチの見どころを紹介していく。
◆準々決勝1stレグ◆
▽4/8(木)
《28:00》
グラナダ vs マンチェスター・ユナイテッド
アーセナル vs スラビア・プラハ
アヤックス vs ローマ
ディナモ・ザグレブ vs ビジャレアル
★ユナイテッドがスペイン勢連破狙う

2016-17シーズン以来2度目のEL制覇を目指すマンチェスター・ユナイテッドは、ヨーロッパのコンペティション初出場ながら快進撃を見せるグラナダを相手に4強進出を目指す。
パリ・サンジェルマン、RBライプツィヒに屈してチャンピオンズリーグ(CL)から敗退したユナイテッドは、今大会に決勝トーナメントから参戦。ラウンド32ではレアル・ソシエダに格の違いを見せつけると、前ラウンドではミランとの優勝候補同士の白熱の2試合を見事に制して、優勝候補筆頭に相応しい勝ち上がりを見せた。
ミラン戦後はFAカップでレスター・シティに完敗し準々決勝敗退となったが、直近のリーグ戦ではブライトンとの接戦を2-1で勝ち切ってバウンスバックに成功。絶好調のマンチェスター・シティを前に逆転でのリーグ制覇は難しいものの、2位の座を守っている。
一方、今大会初出場ながらもグループステージを2位通過したグラナダは、ラウンド32で優勝候補ナポリを撃破する番狂わせを起こした。さらに、EL常連のノルウェー王者モルデとの前ラウンドもFWソルダード、FWモリーナのベテランストライカー揃い踏みの活躍で勝ち切ってベスト8進出を果たしている。
リーグ戦ではバルセロナやレアル・マドリー、アトレティコ・マドリーというメガクラブと対戦しており、格上との対戦は慣れているが、ユナイテッドの前線のスピードとフィジカルへの対応が今大会2度目の番狂わせを起こすカギになりそうだ。
★崖っぷちのガナーズがバウンスバック図る

ユナイテッドと同様に優勝候補に挙がる一昨季のファイナリストであるアーセナルは、チェコ王者のスラビア・プラハを相手にベスト4進出を目指す。
グループステージを唯一の全勝で突破したチームは強豪対決となったベンフィカとのラウンド32を劇的な逆転で突破。さらに、昨季の対戦で敗れたオリンピアコスとの前ラウンドでは、ホーム開催の2ndレグで今大会初黒星を喫するも、敵地での1stレグでの3-1のアドバンテージを生かして逃げ切り、順当に準々決勝の舞台にたどり着いた。
ELでは安定した戦いぶりを見せるアーセナルだが、プレミアリーグではトップ4圏内と10ポイント差の10位に低迷しており、逆転での来季CL出場権獲得は絶望的に。そのため、来季に向けて今大会の重要度が非常に高まっている。直近のリバプール戦での0-3の完敗によって公式戦3戦未勝利とチーム状態は下降気味だが、今回のホームゲームでバウンスバックを図る。DFダビド・ルイスやDFティアニー、MFウーデゴールと一部主力を負傷で欠くことになるが、FWサカ、MFスミス・ロウ、MFジャカの戦列復帰は追い風となるはずだ。
一方、対戦相手のスラビア・プラハはグループステージを2位通過も、決勝トーナメントではレスター・シティ、レンジャーズと格上と思われたイギリス勢2チームを続けて撃破。今大会の台風の目となりつつある。
アーセナルとのタレント差は歴然も、チェコ代表の数選手を軸に組織的且つ攻守両面で戦える選手が揃っている。また、首位を快走する国内リーグで見せている勝負強さが自信喪失気味の相手との戦いにおいて優位性をもたらすはずだ。
なお、今回の初戦は出場停止で欠場となるが、前ラウンドのレンジャーズ戦で人種差別発言疑惑がかけられたスラビア・プラハDFクデラが揉めた相手のMFグレン・カマラは元アーセナルユースということもあり、その一件がアーセナル陣営に新たなモチベーションを与える可能性もありそうだ。
★今ラウンド屈指の好カード

前述の優勝候補2チームが比較的与しやすい相手との対戦となったことで、今ラウンド屈指の好カードとなったのが、アヤックスvsローマによる名門対決。
CLグループステージでリバプール、アタランタに屈したアヤックスは今大会に決勝トーナメントから参戦。ラウンド32ではフランスリーグで首位に立つリール、ラウンド16ではスイス王者のヤング・ボーイズをいずれも連勝で撃破し、準優勝した2016-17シーズン以来のベスト8進出を果たした。また、首位を快走する国内リーグを含め、チームは昨年12月初旬のアタランタ戦の敗戦以降、公式戦24試合無敗(21勝3分け)と抜群の安定感を誇っている。
今回の一戦に向けてはディフェンスリーダーのDFブリントの長期離脱に加え、守護神オナナ(ドーピング違反)、古巣対戦のGKステケレンブルフ(ヒザの負傷)の不在によって若手GKスヘルペンのスクランブル起用を余儀なくされる守備に若干の不安を残す。そのため、FWタディッチ、FWネレスを中心とする自慢の攻撃陣の活躍が先勝のカギを握ることになりそうだ。
一方、グループステージからの参戦となったローマはグループAを危なげなく首位で通過すると、決勝トーナメントではフォンセカ監督の古巣であるブラガ、シャフタールを相手にいずれも連勝を飾り、準々決勝へ駒を進めた。
ただ、国内リーグにおいては直近3戦未勝利でトップ4圏外の7位に低迷。また、勝ち点的には逆転でのトップ4フィニッシュのチャンスは十分にあるものの、上位相手の戦績が6敗3分けと強豪対決における勝負弱さを露呈している。
MFザニオーロやMFムヒタリアン、DFスモーリングら一部主力を欠くも、FWジェコやMFペッレグリーニ、FWペドロといったタレントの質ではアヤックスに劣っていないが、今回の強豪対決をモノにする上では勝負の際を制する勝負強さが求められる。
★D・ザグレブの勢いか、エメリの経験か

クロアチア王者のディナモ・ザグレブと、今大会に無類の強さを見せるスペイン勢のビジャレアルが対峙する一戦では、ホームチームの勢いと、セビージャ時代にEL3連覇に導いたエメリ監督の経験が真っ向からぶつかり合う展開になりそうだ。
東欧屈指の名門であるディナモ・ザグレブだが、近年はCLの戦いを含めてグループステージを突破できない状況が続いたが、今シーズンは見事な快進撃を見せている。
CSKAモスクワ、フェイエノールトと同居したグループKを無敗で首位通過すると、ラウンド32ではCL敗退組のFCクラスノダールを2連勝で撃破。そして、前ラウンドでは優勝候補の一角に挙がっていたトッテナムを相手に初戦を0-2で落とすも、ホームでの2ndレグは汚職問題でマミッチ前監督が電撃辞任した中、FWオルシッチの圧巻のハットトリックによって延長戦の末に優勝候補を逆転で撃破した。タレントの質では対戦相手に劣るも、スパーズ戦で見せた組織的な守備、泥臭いプレーを見せながら少ないチャンスを絶好調のオルシッチがモノにしたい。
一方、今大会の勝ち方を知り抜く智将が率いるビジャレアルはディナモ・ザグレブ同様にグループステージを無敗の首位で通過すると、決勝トーナメントではいずれもCL敗退組のレッドブル・ザルツブルク、ディナモ・キエフを危なげなく全勝で退けてベスト8進出を決めた。
さらに、国内リーグでは一時8戦未勝利と勝ち切れない低迷期に陥っていたが、直近のグラナダ戦をエースFWジェラール・モレノの圧巻のハットトリックによって3-0で快勝し、目下3連勝中。前半戦は負傷者の多さに悩まされるも、ここに来て主力が続々と復帰しており、対戦相手の長所を消すことに長けたスペイン人指揮官はより手腕を発揮し易い状況だ。
◆準々決勝1stレグ◆
▽4/8(木)
《28:00》
グラナダ vs マンチェスター・ユナイテッド
アーセナル vs スラビア・プラハ
アヤックス vs ローマ
ディナモ・ザグレブ vs ビジャレアル
★ユナイテッドがスペイン勢連破狙う

Getty Images
2016-17シーズン以来2度目のEL制覇を目指すマンチェスター・ユナイテッドは、ヨーロッパのコンペティション初出場ながら快進撃を見せるグラナダを相手に4強進出を目指す。
ミラン戦後はFAカップでレスター・シティに完敗し準々決勝敗退となったが、直近のリーグ戦ではブライトンとの接戦を2-1で勝ち切ってバウンスバックに成功。絶好調のマンチェスター・シティを前に逆転でのリーグ制覇は難しいものの、2位の座を守っている。
今週末にトッテナムとのビッグマッチを控える中、敵地で戦う今回の一戦では幾つかのポジションでターンオーバーを敢行する可能性も想定されるが、ソシエダに比べて力が劣る相手に対して取りこぼす可能性は低いと思われる。
一方、今大会初出場ながらもグループステージを2位通過したグラナダは、ラウンド32で優勝候補ナポリを撃破する番狂わせを起こした。さらに、EL常連のノルウェー王者モルデとの前ラウンドもFWソルダード、FWモリーナのベテランストライカー揃い踏みの活躍で勝ち切ってベスト8進出を果たしている。
リーグ戦ではバルセロナやレアル・マドリー、アトレティコ・マドリーというメガクラブと対戦しており、格上との対戦は慣れているが、ユナイテッドの前線のスピードとフィジカルへの対応が今大会2度目の番狂わせを起こすカギになりそうだ。
★崖っぷちのガナーズがバウンスバック図る

Getty Images
ユナイテッドと同様に優勝候補に挙がる一昨季のファイナリストであるアーセナルは、チェコ王者のスラビア・プラハを相手にベスト4進出を目指す。
グループステージを唯一の全勝で突破したチームは強豪対決となったベンフィカとのラウンド32を劇的な逆転で突破。さらに、昨季の対戦で敗れたオリンピアコスとの前ラウンドでは、ホーム開催の2ndレグで今大会初黒星を喫するも、敵地での1stレグでの3-1のアドバンテージを生かして逃げ切り、順当に準々決勝の舞台にたどり着いた。
ELでは安定した戦いぶりを見せるアーセナルだが、プレミアリーグではトップ4圏内と10ポイント差の10位に低迷しており、逆転での来季CL出場権獲得は絶望的に。そのため、来季に向けて今大会の重要度が非常に高まっている。直近のリバプール戦での0-3の完敗によって公式戦3戦未勝利とチーム状態は下降気味だが、今回のホームゲームでバウンスバックを図る。DFダビド・ルイスやDFティアニー、MFウーデゴールと一部主力を負傷で欠くことになるが、FWサカ、MFスミス・ロウ、MFジャカの戦列復帰は追い風となるはずだ。
一方、対戦相手のスラビア・プラハはグループステージを2位通過も、決勝トーナメントではレスター・シティ、レンジャーズと格上と思われたイギリス勢2チームを続けて撃破。今大会の台風の目となりつつある。
アーセナルとのタレント差は歴然も、チェコ代表の数選手を軸に組織的且つ攻守両面で戦える選手が揃っている。また、首位を快走する国内リーグで見せている勝負強さが自信喪失気味の相手との戦いにおいて優位性をもたらすはずだ。
なお、今回の初戦は出場停止で欠場となるが、前ラウンドのレンジャーズ戦で人種差別発言疑惑がかけられたスラビア・プラハDFクデラが揉めた相手のMFグレン・カマラは元アーセナルユースということもあり、その一件がアーセナル陣営に新たなモチベーションを与える可能性もありそうだ。
★今ラウンド屈指の好カード

Getty Images
前述の優勝候補2チームが比較的与しやすい相手との対戦となったことで、今ラウンド屈指の好カードとなったのが、アヤックスvsローマによる名門対決。
CLグループステージでリバプール、アタランタに屈したアヤックスは今大会に決勝トーナメントから参戦。ラウンド32ではフランスリーグで首位に立つリール、ラウンド16ではスイス王者のヤング・ボーイズをいずれも連勝で撃破し、準優勝した2016-17シーズン以来のベスト8進出を果たした。また、首位を快走する国内リーグを含め、チームは昨年12月初旬のアタランタ戦の敗戦以降、公式戦24試合無敗(21勝3分け)と抜群の安定感を誇っている。
今回の一戦に向けてはディフェンスリーダーのDFブリントの長期離脱に加え、守護神オナナ(ドーピング違反)、古巣対戦のGKステケレンブルフ(ヒザの負傷)の不在によって若手GKスヘルペンのスクランブル起用を余儀なくされる守備に若干の不安を残す。そのため、FWタディッチ、FWネレスを中心とする自慢の攻撃陣の活躍が先勝のカギを握ることになりそうだ。
一方、グループステージからの参戦となったローマはグループAを危なげなく首位で通過すると、決勝トーナメントではフォンセカ監督の古巣であるブラガ、シャフタールを相手にいずれも連勝を飾り、準々決勝へ駒を進めた。
ただ、国内リーグにおいては直近3戦未勝利でトップ4圏外の7位に低迷。また、勝ち点的には逆転でのトップ4フィニッシュのチャンスは十分にあるものの、上位相手の戦績が6敗3分けと強豪対決における勝負弱さを露呈している。
MFザニオーロやMFムヒタリアン、DFスモーリングら一部主力を欠くも、FWジェコやMFペッレグリーニ、FWペドロといったタレントの質ではアヤックスに劣っていないが、今回の強豪対決をモノにする上では勝負の際を制する勝負強さが求められる。
★D・ザグレブの勢いか、エメリの経験か

Getty Images
クロアチア王者のディナモ・ザグレブと、今大会に無類の強さを見せるスペイン勢のビジャレアルが対峙する一戦では、ホームチームの勢いと、セビージャ時代にEL3連覇に導いたエメリ監督の経験が真っ向からぶつかり合う展開になりそうだ。
東欧屈指の名門であるディナモ・ザグレブだが、近年はCLの戦いを含めてグループステージを突破できない状況が続いたが、今シーズンは見事な快進撃を見せている。
CSKAモスクワ、フェイエノールトと同居したグループKを無敗で首位通過すると、ラウンド32ではCL敗退組のFCクラスノダールを2連勝で撃破。そして、前ラウンドでは優勝候補の一角に挙がっていたトッテナムを相手に初戦を0-2で落とすも、ホームでの2ndレグは汚職問題でマミッチ前監督が電撃辞任した中、FWオルシッチの圧巻のハットトリックによって延長戦の末に優勝候補を逆転で撃破した。タレントの質では対戦相手に劣るも、スパーズ戦で見せた組織的な守備、泥臭いプレーを見せながら少ないチャンスを絶好調のオルシッチがモノにしたい。
一方、今大会の勝ち方を知り抜く智将が率いるビジャレアルはディナモ・ザグレブ同様にグループステージを無敗の首位で通過すると、決勝トーナメントではいずれもCL敗退組のレッドブル・ザルツブルク、ディナモ・キエフを危なげなく全勝で退けてベスト8進出を決めた。
さらに、国内リーグでは一時8戦未勝利と勝ち切れない低迷期に陥っていたが、直近のグラナダ戦をエースFWジェラール・モレノの圧巻のハットトリックによって3-0で快勝し、目下3連勝中。前半戦は負傷者の多さに悩まされるも、ここに来て主力が続々と復帰しており、対戦相手の長所を消すことに長けたスペイン人指揮官はより手腕を発揮し易い状況だ。
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」
現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon2
レーティング:マンチェスター・シティ 6-3 マンチェスター・ユナイテッド《プレミアリーグ》
プレミアリーグ第9節、マンチェスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッドが2日にエティハド・スタジアムで行われ、ホームのシティが6-3で快勝した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 ▽マンチェスター・シティ採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20221003_0_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 31 エデルソン 5.5 自身の責任はほぼなかったが、展開を考えれば悔しい3失点。ただ、ディストリビューションやシュートストップはいつも通り安定していた DF 2 ウォーカー 6.0 前半終盤に負傷交代するまで攻守両面でソリッドなパフォーマンスを披露 (→セルヒオ・ゴメス 6.0) 左サイドバックとセントラルMFでプレー。ハーランドの3点目を演出したが、守備強度とポジショニングは要改善 25 アカンジ 7.0 終盤の急造布陣がたたって3失点も、個人としては機動力と読みを利かせた見事な守備にマイボール時も安定したプレーを披露。称賛に値するパフォーマンス 6 アケ 6.5 センターバックと左サイドバックでプレー。ルベン・ディアスらの代役を危なげなくこなした 7 カンセロ 6.0 両サイドバックでプレー。最後は集中力の欠如も見受けられたが、前半の左サイドバックでのパフォーマンスは驚異的だった MF 17 デ・ブライネ 8.0 ハーランドの2ゴールをアシストし、それ以外の3ゴールにも起点として絡んだ。守備面のハードワークに加え、攻撃面では精度、ビジョンが異次元 (→アルバレス 6.0) 初のダービーでゴールに迫るなど、見せ場は作った 8 ギュンドアン 6.5 ロドリ不在をきっちり埋める安定したパフォーマンス。右ポスト直撃の惜しい直接FKもあった (→ラポルテ 5.5) 今季初出場で無難にプレーしたが、終盤の連続失点で少し印象が悪くなった 20 ベルナルド・シウバ 7.5 先制点をアシスト。前半は攻撃的な振る舞いで多くの決定機に絡み、後半はバランサーとして見事なゲームメイクを披露 FW 47 フォーデン 9.5 生え抜きMFとして気迫のこもったプレーを続けてハットトリック達成。ハーランドと共に攻守両面で異次元のパフォーマンスで赤い悪魔を蹂躙 (→マフレズ 5.5) 試合展開的に自身が目立つ状況ではなかったが、最低限の仕事をこなした 9 ハーランド 10.0 初のダービーでハットトリック&2アシストという驚愕のパフォーマンス 10 グリーリッシュ 8.0 ゴールやアシストが付かなかったことが気の毒なぐらいのハイパフォーマンス。持ち味の仕掛けで相手守備陣に脅威を与え続けた (→パーマー 5.5) あわよくば決定的な仕事を果たそうと積極的なチャレンジを見せた 監督 グアルディオラ 7.0 過密日程を意識してか積極的な交代策で試合終盤は隙を見せたが、好調のユナイテッドに格の違いを見せつける完勝に導く ▽マンチェスター・ユナイテッド採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20221003_0_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 1 デ・ヘア 4.5 自身の責任は決して大きくなかったが、看過できない屈辱の6失点… DF 20 ダロト 4.0 開始2分の警告によって以降はグリーリッシュら相手攻撃陣になすすべなく蹂躙された。攻撃面でも効果的なプレーは皆無 19 ヴァラン 4.5 混乱したディフェンスラインを修正できぬまま0-3の状況で負傷交代に (→リンデロフ 4.5) 難しい状況でのスクランブル投入となったが、混乱したディフェンスラインを修正できず 6 リサンドロ・マルティネス 4.5 個人として大きなミスはなく気迫のこもったプレーを90分間続けたが、相手のクオリティの高さに屈した 12 マラシア 4.0 ここまで好パフォーマンスを継続していた中、初めての挫折に。フォーデンを筆頭に相手の攻撃陣に完全に翻弄された (→ショー 5.0) 6失点目ではラインを上げ切れず。攻撃面ではチームに推進力を与えた MF 21 アントニー 5.5 圧巻のゴラッソで意地を見せたが、試合を通しての存在感は希薄だった 39 マクトミネイ 4.5 ゴール前で身体を張ったブロックを見せたが、中盤でのバトルでは攻守両面で完敗 (→カゼミロ 5.0) らしいプレーもいくつかあったが、劣勢のチームを好転させるまでには至らず 8 ブルーノ・フェルナンデス 4.5 ゲームキャプテンとして最後まで戦う姿勢を見せたが、デ・ブライネら相手中盤に対してパスやプレー強度で完全に劣った 14 エリクセン 5.0 前半はチーム同様にほぼ何もできず。2失点目では体格差はあったものの、ハーランドに少しでも制限をかけたかった。ただ、後半は持ち味の繋ぎの部分で盛り返した 25 サンチョ 4.5 古巣対戦も完全に消された。ラッシュフォードと共にカウンターシチュエーションでの打開を期待されたが、ほぼ相手守備者に止められた (→フレッジ 5.5) マルシャルのゴールの起点となる惜しいシュートを放った FW 10 ラッシュフォード 4.5 負傷明けでの先発起用もほぼ何もできぬままピッチを後にした (→マルシャル 6.0) 負傷明けでのプレーとなった中で2ゴールを挙げて意地を見せた 監督 テン・ハグ 4.5 当初のゲームプランが見えないほど前半序盤から圧倒されてリーグ連勝がストップする屈辱の大敗に ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! ハーランド(マンチェスター・シティ) フォーデンもほぼ同じ貢献度だったが、初のダービーで結果が求められた中で驚異的なハットトリックを達成した怪物FWをMOMに選出。シティ加入によってバロンドールへの機運が一気に高まる。 マンチェスター・シティ 6-3 マンチェスター・ユナイテッド 【マンチェスター・シティ】 フォーデン(前8) ハーランド(前34) ハーランド(前37) フォーデン(前44) ハーランド(後19) フォーデン(後28) 【マンチェスター・ユナイテッド】 アントニー(後11) マルシャル(後39) マルシャル(後45[PK]) 2022.10.03 00:10 Mon3
「ボートで来たのか?」C・ロナウドとブルーノの握手拒否騒動の裏側をチームメイトが明かす「彼らの間での冗談」
ポルトガル代表MFジョアン・マリオが、不協和音が囁かれるFWクリスティアーノ・ロナウドとMFブルーノ・フェルナンデスについて言及した。 カタール・ワールドカップ(W杯)を戦うために合流しているポルトガル代表。本大会ではグループHに入り、ガーナ代表、ウルグアイ代表、韓国代表と同居。初戦は24日にガーナと対戦する。 そんな中、本大会を前にエースのC・ロナウドには問題が。所属のマンチェスター・ユナイテッドやエリク・テン・ハグ監督らへの批判を口にしたインタビューが公開。これが大きな騒動となり、クラブも声明を発表するまでに発展した。 そのC・ロナウドだが、ポルトガルサッカー連盟(FPF)が公開した動画では、チームに合流し、ユナイテッドでもチームメイトのブルーノとロッカールームで挨拶。しかし、2人は握手をしようとしたが、途中でそれをやめていた。 この映像が公開されると、インタビューの件もあり、2人の不仲説が浮上。W杯に向けて一致団結しなければいけない中での騒動が話題となっていた。 しかし、会見に出席したジョアン・マリオはその噂を一蹴。一部を切り取って見ているだけだとし、2人の間に冗談があったと明かした。 「これらの映像が撮られたとき、僕がそこにいられたことは幸運だったよ。彼らが何を引き起こしたのかは理解できるけど、それは彼らの間での冗談だったと言える」 「彼は最後に到着した選手の1人で、クリスティアーノは彼に対してボートで来たのか?と尋ねたんだ(笑)」 「彼らは素晴らしい関係を築いていると思う。チームメイトだ。わずかな切り抜きを見たに過ぎないよ」 遅れて合流してきたブルーノに対して冗談を言ったということ。ただ、C・ロナウドの表情が何とも言えないものとなっており、誤解を招いたという。 2人の本当の仲はさておき、今は国のために集中するとき。ピッチ内では好連携を期待したいところだろう。 <span class="paragraph-title">【動画】クリスティアーノ・ロナウドと握手をしようとしてやめるブルーノ・フェルナンデス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/VesteABandeira?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#VesteABandeira</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/WearTheFlag?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#WearTheFlag</a> <a href="https://t.co/AvgC8M2dWO">pic.twitter.com/AvgC8M2dWO</a></p>— Portugal (@selecaoportugal) <a href="https://twitter.com/selecaoportugal/status/1592289945712209920?ref_src=twsrc%5Etfw">November 14, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.11.16 10:57 Wed4
元ユナイテッドSDがFAに復帰…新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任
元マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)、ダン・アシュワース氏が、イングランドサッカー協会(FA)に復帰することになった。 FAは14日、アシュワース氏が新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任すると発表。同職ではイングランド代表の男女チームと緊密に連携していくことになるという。 昨年12月にユナイテッドのSDをわずか5カ月で退任したアシュワース氏。それ以前にはブライトン&ホーヴ・アルビオン、ニューカッスルで手腕を発揮しており、国内外のクラブからのオファーも想定されていたが、2018年まで6年間に渡って勤務していたFAに復帰することになった。 アシュワース氏は、セント・ジョージズ・パークの再開発を監督し、2028年に開催されるユーロ2028の共催に向け、競技施設とピッチの改善を目指す。 さらに、この新役職は、男子フットボールのテクニカルディレクターであるジョン・マクダーモット氏と緊密に連携するとともに、FAの最高経営責任者(CEO)であるマーク・ブリンガム氏とも連携する。 また、イングランド国内の地元出身のコーチの育成にも携わる予定だという。 2025.05.15 16:30 Thu5