チェルシーがトゥヘル体制15試合目にして初黒星!チアゴ・シウバ退場が響き、堅守崩壊の5失点でまさかの大敗《プレミアリーグ》

2021.04.03 22:25 Sat
Getty Images
チェルシーは3日、プレミアリーグ第30節でWBAと対戦し、2-5で敗れた。
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インターナショナルブレイクが明け、2週間ぶりの再開となるリーグ戦。中断前にFAカップを戦ったチェルシーにとっては半月ぶりのリーグ戦となる。この一戦ではカンテが代表で負傷して欠場となった一方、チアゴ・シウバが2カ月ぶりに復帰。リーグ戦では8試合ぶりの出場となった。ファーストシュートはWBA。3分、ゴール前に入ったディアニェの落としをマテウス・ペレイラがシュート。マテウス・ペレイラはさらに、5分のFKでも直接ゴールを狙ったが、ここは壁にぶつかった。一方、チェルシーのシュートは12分、ジョルジーニョのロングフィードからマルコス・アロンソがボックス左に侵入。シュートを打ったが、GKに止められた。
WBAの積極的なプレスに、なかなか形が作れないチェルシー。何度かカウンターでチャンスになりかけるが、パスミスが連続してゴールまで運べない。それでも27分、ボックス手前でプリシッチが倒されてFKを獲得すると、マルコス・アロンソが直接狙ったシュートはGKが弾いて右ポストを弾いたところを、いち早く反応していたプリシッチが押し込んで先制に成功した。

幸先よく先制したチェルシーだったが、30分に予想外の事態に。自陣でジョルジーニョとコバチッチのパスミスでボールを奪われると、シュートブロックに入ったチアゴ・シウバの足に絡まれる形で相手が転倒。開始5分にイエローカードを受けていたチアゴ・シウバには、これで2枚目のイエローカードが提示され、復帰戦でまさかの退場を命じられてしまった。
これで数的有利となったWBAだが、こちらにもアクシデント。24分にダラ・オシェイの負傷で途中投入されていたイバノビッチが、37分に負傷し交代を余儀なくされることに。古巣戦はわずか13分で終わってしまった。

それでもこの流れを掴んだのはWBAだった。前半アディショナルタイムの47分、GKジョンストンが自陣からロングボールを供給すると、ディフェンスラインを上げかけていたチェルシーの裏を取ったマテウス・ペレイラが単独でゴール前に侵入。そのままループシュートを流し込み、同点に追いついた。

さらにその2分後には、自陣でボールを回すチェルシーに圧力をかけてパスミスを誘発。拾ったマテウス・ペレイラがボックス右へ侵入し、左足でゴール右にシュートを突き刺して逆転に成功した。

トゥヘル体制で初めて2失点を喫したチェルシーは、チアゴ・シウバの退場直後のツィエクとクリステンセンの交代に続いて、後半からプリシッチを下げてマウントを投入。それでも数的不利は隠せず、61分にはマテウス・ペレイラにあわやハットトリックを許すシーンも。

すると63分、初黒星が近づく3失点目を喫してしまう。WBAは自陣中央でボールを収めて右サイドへ展開。ファーロングがクロスを上げると、カバーしきれていないボックス中央に走り込んだカラム・ロビンソンが見事なボレーシュートを突き刺した。

さらにその5分後の68分、カウンターを発動させたWBAはシンプルな攻撃で左サイドから攻め込むと、ボックス左に侵入したタウンゼントのヒールパスをマテウス・ペレイラが折り返す。ここに2列目から走り込んだディアニェがダイレクトで流し込み、4点目を決めた。

敗戦濃厚となったチェルシーは71分、マルコス・アロンソのクロスを収めたヴェルナーのラストパスをマウントが押し込んで2点差に。

しかし、後半アディショナルタイムに再びカラム・ロビンソンにゴールを許し大量5失点。まさかの大敗で、7日に控えるチャンピオンズリーグのポルト戦に臨むことになった。

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